(16) 移植のための健康診断

 移植に備えての、最終健康診断に行ってきました。いよいよ本番間近です。

 場所は、いつものように、いつもの総合病院。コーディネーターのKさんに案内されて、検査に向かいます。

 毎度毎度のことですが「案内付き」というのは、ホント助かります。

 普通、病気で総合病院で診察を受けたりすると、「◎◎番へ行って下さい」なんて言われたりするけど、ボクにしたら「それってどこなの?ここでいいの?」って感じですモンね。


 さて、まず案内された場所で、最初の検査が「検尿」
 しかも出されたコップが、プラスチック製のビーカーでした。

 信じられます?ビーカーですよ、ビーカー!

 「いくら膀胱のでかい(?)ボクでも、こんなにシッコは出ないぞぉ」

 家を出る前にトイレを済ませていた事もあって、案の定、尿はビーカーの底を潤す程度でした。

 出てくると、400ccの水の一気飲みが待っていました。

 この尿検査は普通の尿検査ではなく、PCP検査
(だっけ?)というそうで、水を飲んだ後、赤い薬の注射が打たれました。それから30分ほど待って、その後15分おきに、また検尿するそうです。
 腎臓の機能を検査するのが目的だそうですが、詳しいことはわかりません。聞いたのかもしれないけど、忘れました。(^^ゞ

 再採尿までの、この30分の待ち時間を利用して、他の検査を行います。

 肺機能検査、心電図検査、レントゲン、採血…
 まるで会社の健康診断みたいです。
 耳に針を刺して止血時間の検査をしたぐらいがちょと違う所かな?

 ひととおり検査を終えて帰ってくると、いよいよ検尿です。

 検査用のトイレにはいると、そこにはやっぱりビーカーが…

 しかし、いざ採尿してみるとその理由がわかりました。

 出るわ出るわ、オシッコが…
 あまりに出過ぎるんで、ビーカーからあふれるんじゃないかと思ったくらい。

 400ccの水を飲んでるわけだから、それがそのまま出てきてるんだろうね。

 「うんうん…人は飲むと飲んだ分だけオシッコで流しちゃううんだナァ…」などと、妙な関心をしながら、2度目の便器に向かうのでありました。

 以上で検査も無事終了。

 コーディネーターのKさんから入院についての説明を受けながら、検査の結果が出てくるのを待ちます。

 ところが、そこは総合病院。
 患者さんが多い日だったこともあり、なかなか結果は出てきません。

 結局、予定より1時間ほど余計に待つことになりました。
 Kさんは待ち時間を恐縮していましたが、心配ご無用です。

 ボクは報道カメラマン。「待つ」ということには慣れています。特技は、いつでもどこでも即座に寝られること。しかも「昼寝」は趣味でもあります。

 おかげさまで、ありがたく病院のベンチで惰眠をむさぼるのでありました。


 診察は今回の摘出手術の執刀医のI先生。心配していた高脂血症も問題ないという事で、結果は移植OK。

 いよいよ手術本番に向けてダッシュ!です。




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