(11) 日程調整

 いよいよ、これから日程の調整に入ることになりました。
 …といっても、これはコーディネーターさんのお仕事で、ボクはただ待つだけです。

 広島の放送局で働いているボクとしては、8月6日の原爆の日までは忙しいので、8月中旬以降の手術にして欲しいと思ってはいるのですが…

 どちらにしても、相手の状態が急なのか余裕があるのかが、まったくわからない、というか、教えてもらえないので、ボクは、ただひたすら待つだけです。

 まぁ、コーディネーターに日程の調整は任せようと思っています。


 さて6月末から7月アタマにかけて、1週間ほど東京へ出張してたのですが、この時に広島では豪雨による大きな災害が起こってしまいました。

 当然、会社では緊急取材体制をとり、報道にあたっていたようですが、東京にいるボクは、テレビを見ながらイライラするばかり。

 みんなに申し訳ないコトしたなぁ…などという思いを持ちながら、会社に帰ってきたら、なぜか、みんなが僕のお尻を「じぃーー」っと見ています。

 「尻に何かついてるか?」「僕はそんなシュミはないぞ!」と、ちょっとだけ思いましたが、どうやらそうではないようです。

 しばらくして、ひとりがポツリ…

 『痛かったですか?』


 そうか! どうやら、豪雨災害の時にボクが会社にいなかったのは、骨髄移植手術をしていたからだ…と誤解されていたようなのです。

 あーあ…

 困ったもんだ。どうしよう?
 いちいち説明するのは面倒くさいし…

 どうしよう…
 えっ?そんなこと知らない?
 つ、つめたい… (T_T)

 ところで、ボクの移植っていつになるんでしょうね?



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