雑誌発表記事

以前ミリオン出版「スーパーニュースマガジンGON!」に掲載したカレーの記事よ。読んでネ。


荒挽きカレーがすごいんです(1998/8)

 エスビーの荒挽きカレー。荒挽きスパイスの刺激があたしに合いそうだったなので、発売直後にさっそく買って食べてみたんです。
 ところが、説明書通りに作っても(プラモデルじゃないんだけど)、解凍に失敗したホームフリージングのカレーみたいになっちゃって野菜にも味がしみこまず、コクが全然無いの。何か間違ったかと思ってもう一度作っても結果は同じ、困ったわ。
 テレビCMで「うちのカレーにします」って、お母さん役の人が言ってるけど、大丈夫なのかしら。「やめとけ、やめとけ」っていつも心の中で言ってるわ。
 また作ってダメだったら、作ったカレーをクール宅急便で送りつけようかしら。

レトルトカレー鉄人対決(1998/9)

 コンビニに、フレンチの鉄人坂井宏行シェフの「鉄人カレー&本物ライス」が売ってたの。鉄人のカレーというと、石鍋名誉鉄人がTVCMに出演している大塚の「あ!あれたべよ」が思い浮かぶので、どっちがおいしいのかなと思って、ふと食べくらべしてみちゃった。
 電子レンジでチンして、まずはライスだけ食べてみると、お米の固さが全然違うの。鉄人カレーのライスは山形県産米だからかしら。
 次はカレーを食べてみたんだけど、鉄人カレーが倍くらい高いんで当たり前なんでしょうけど、肉の量も10倍くらい違っているわ。鉄人カレーは「大人の味」って感じだけど、「あ!あれたべよ」はやはりボンカレー。中辛でも充分甘くて、お子ちゃま向けみたい。 確かにボンカレーのCMって、発売当時のTVCM(佐野周二が出演)以外、子ども向けのCMしかやっていないんじゃないのかしら。
 ということで、オトナのあたしの判定は、フレンチの鉄人坂井宏行の鉄人カレーの勝ち!

「生乃カレー」はユルユル?(1998/11)

 かつて「ハヤシもあるでよ」のスナックカレーで一世を風靡したオリエンタルのレトルトカレーなんだけど、今もあるらしいという話を聞いたので、名古屋に行った久須美さんからおみやげに2袋買ってきてもらっちゃった。買ってきてもらったのは「生乃カレー」という濃縮カレーで、水でのばして食べるの。水を400ml入れて5人前のカレーにするんだけど、すんごくユルユル。2袋目は半分の200mlにしたんだけど、まだユルユルなの。でも、「レストラン風本格派」と袋に書いてある通り、レトルトにしてはおいしかったので、今回は許してあげる。

中華風カレーがある「味なカレー」3つの味を比較する(1998/12)

 最近家計が苦しいのに、またスーパーで新製品を見つけてしまったの。それは大塚食品の「味なカレー」というカレー。洋食屋風、中華風、和風の3種類を味見しちゃった。
 今回の目玉はやはり中華風カレーだと思うんだけど、最初から悲惨な目に遭うのは悲しいので、まずは洋食屋風から。見た目は辛そうなのに、ひとくち目は割合甘め。でも、だんだん辛く感じてくるのがなかなか素敵よ。ボンカレーよりは大人向けかしら。
 次にいよいよ問題の中華風。具の内容や切り方がまるでカレー入り八宝菜。でも、意外においしかったわ。ライスよりもカタ焼きそばにかけた方がおいしいかも。
 最後に和風を食べてみたんだけど、これが一番悲惨。まるで野菜の煮物にカレー粉を入れたみたい。ダシの味ばかりで、カレーの味が全然しないの。
 中華風カレーが一番期待できなかったんだけど、割合イケたのは今回の収穫かしら。

世界初のレトルトカレー、大塚ボンカレーを検証する(1999/5)

 ボンカレーは68年2月に発売されたレトルトパウチ食品だ。これはレトルト釜と呼ばれる加圧加熱殺菌装置を使用して製造するのだが、レトルトという技術はNASAが宇宙食製造のため開発した技術で、これを民生用に応用したのはボンカレーが世界初だそうだ。
 現在の商品ラインナップは、ボンカレー、ボンカレーゴールド、ハローキティボンカレー、ボンカレー・グーとなっている。調べてみたら、ボンカレーファイブスター(81年)、ボンカレーカルシウム(92年)など、消えた商品もいくつかあった。「一度発売した製品は絶対やめない」と言われている大塚だが、そうでもないのは意外だった。
 ところで、カレーのCMというもの、カレーを作るシーン、家族や仲間でカレーを食べ るシーンが出てくるのが一般的だ。ボンカレーはレトルト食品なので、調理シーンは出てこないのは理解できるが、なぜか家族関係が他社のカレーに比べて希薄である。佐野周二出演の初CMは独身者の役ゆえ一人で食事、72年の笑福亭仁鶴出演版は「子連れ狼」のパロディだから母は無し。91年の松坂慶子出演版はどう見ても母子家庭だし、ボンカレーグーに関しては、桜井幸子と松岡修造という夫婦にもカップルにも見えない二人が出演と、どうにも奇妙なCMが続いている。
 日本人の個食化を進めたボンカレーだが、ボンカレーのCMが日本の家庭崩壊を映す鏡 である気がしてならない。

●ボンカレー(辛口、中辛、甘口)

 ボンカレーと言えばこの松山容子パッケージ。しかし、発売当初は松山容子が印刷されていないパッケージだったということは知らなかった。このパッケージ写真は、大塚化学のホームページで見ることができる。

●ボンカレーゴールド(辛口、中辛、甘口)

 世界のホームラン王、王貞治もCMに出演していた。確か郷ひろみも出演していたと思うが、このつながりで「あ!あれたべよ」の歌を郷ひろみ(もしくは郷ひろみのそっくりさん)が歌っているのだろうか。
 3つの味とも、今年初め頃にパッケージが変更になった。

●ハローキティボンカレー

 85年発売なので、なかなかのロングセラー。ビーフカレーとハンバーグカレーがあって、どちらもいろいろなおまけが付いている。これも最近パッケージを変更し、最近流行の3Dキティちゃんになっている。

●ボンカレーグー

 タレントの顔写真をパッケージに載せてしまうとは非常に大胆。もしも不祥事が起きた時、商品を回収できるのだろうか。
 桜井幸子の箱はレストラン風、松岡修造は家庭風。ログハウスは二人の顔写真になっているが、もしも子供ができて3人の写真になってしまうと、いろいろ困ると思うが。