養生塾内容のご紹介
養生塾第1回
今なぜ養生か
1999/04/13
養生塾のねらい
- 健康や病気や身体について確かな判断力・価値観を持っていただくこと
- 感覚を磨き、感性を重んずる
- 内臓の冷えについて理解を深める
- 心と身体の関係を理解する
- いくつかの健康によい方法を理解し、テクニックを身につける
医学の進歩
- 古代医学は聖人の仕事だった
- 近代医学は近代実験科学の方法を用いた
- 不治の病の解決と同時に
- 効果の実証が求められた
- 多くの医師ができる方法
- 医療サービルの均質化
- マニュアル化
現代医学の特徴
- 細分化・検査重視−総合的な判断が難しい・検査に現れないものが無視される
- 自然治癒力を当てにしない−しかし陰ではちゃっかり当てにしている
- 物質の世界−心の世界が除かれる
- 医学が最大の力を発揮する場(集中治療・麻酔)心が抑えられた状態
病気と治療について
- 病気−−健康でないこと
- 健康−−病気でないこと
- <病気とは自覚的他覚的に身体や心の異常があり、それに対し何らかの治療手段があるもの>
- 後遺症欠損治癒
- <治癒とは身体の中の自然治癒力が停止した状態>
薬の効果の証明(二重盲検法)
- 個体差や自然治癒を除外して薬の効果だけを見る
- 擬似薬(プラシーボ)を投与したグループと比較する
- プラシーボ効果
- 現在これ以外の方法はない
- しかし問題点も多い
二重盲検法の問題点
- 個体差を無視して、自然治癒を除外して効果があった−−>薬だけを与えれば良い
- 効果があると証明されたが100%の効果があるわけではない
- 医療も多数決
- 効かない人をどうすれば良いか研究されない−−>切り捨て
養生とは
- 生活上守るべき個人単位の保健衛生法
- 他人がしてくれるのは医療と看護
- 自分自身がする医療と看護−−養生
- イタリアなどにも例があるが東洋的な色彩が強い
- 中国で神仙思想と結びついて発展した
- 自然に帰る
養生とは(つづき)
- 一般に古いというイメージがある
- 医療が簡単に受けられない時
- 医学が進歩していない
- 社会環境が悪い時 −−−−養生が必要
- 現代社会は養生を必要としなくなった
- しかし、新たないくつかの問題が出てきた
新たな問題とは
- 医学の進歩が疾病構造を変えた
- 治せる病気は減り治せない病気が残る
- 生活習慣病
- 社会環境の新たな問題
- 交通の発達・労働の変化−−>運動量の減少
- 情報
- エアコン
- 食べ物の質・量の変化
知っておきたい言葉
- インフォームドコンセント
- QOL
- 代替医療・補完医療
- 癒し healing
- ホリスティック医療・全体医療
メモ
- 神農本草経
- 黄帝内経・素問、霊枢
- 傷寒論−張仲景、
- 導引、按摩、呼吸、安神、調食、房内
- 貝原益軒、養生訓(1713)
養生塾 第2回
病気と健康を考えるための基本的考え方
1999/04/27
新しい価値観を求めて
- 現代医学は自然科学・実験医学として成り立っている
- 内容は科学的に証明された事実
- 漢方医学の効果をどう説明するか
- 非科学的という言葉
- 経験医学として、実感に基づく医学
- 「人体は小宇宙」−自然に学ぶ医学
絶対的価値観
- 「運動は健康に良い」=絶対観
- 「運動が健康に良い時もあるが悪い悪い時もある」=矛盾
- 「この人について運動が良いか悪いか考えてみよう」=相対観
- 相対観−>絶対観−>再び相対観
- 現代医学は絶対観で止まっている
陰陽論(東洋医学の基本)
- ある物に光が当たった時、
- 光が当たっている部分=陽
- 光が当たらない部分 =陰
- いろいろなことを二つに分けて考える方法
- 二つに分けて比較したりバランスを考える−現象の陰陽論
- 二つの力の関係やバランスから物事の変わって行く状況を考える−原理の陰陽論
現象の陰陽論
- 身体の陰陽(東洋医学の一般的な考え方)
- 男=陽 女=陰、左=陽 右= 陰
- 背中=陽 腹=陰、腑=陽 臓=陰
- (陰陽を固定的にする必要があるか疑問)
- 他に養生を考える上で重要なもの
- 精神と肉体、思考と行動、筋肉と内臓、
原理の陰陽論
- ある現象が二つの相反する力によってコントロールされたり、変化している
- 体温=産熱と放熱
- 肥満=食べるカロリーと使うカロリー
- 天気=高気圧と低気圧
- 政治=与党と野党
- 原理の変化より現象の変化は遅れることがある
二つ考える
- 表と裏を考える−反対側を見る
- 一つのものを二つに分けて考える
- 病気=病気の原因と身体(生命力)の戦い
- 一つのものを反対のものとならべて考える
- 複雑なものを二つに集約して考える
- 損得、リスクとリターン
ルビンの盃
- 白い盃に見える
- 二人の向き合った顔にも見える
- 見方を変えることによってまったく違ったものに見える例
考える方法
- 比較する
- 違いを考える
- 同一性を考える
- バランスを考える
- 関係を考える
- 二つの変化から結果を考える
- 置き換えてみる
- 次元を考える
- 大きな視野を持つ
- 目的と手段を間違えない
- 言葉で判断できないことは感覚で判断する
- 矛盾
現代医学と漢方医学(1)
- 漢方は非科学的である
- 非科学的は「真実でない」と同じ意味ではない
- 現代医学は科学的である
- 科学的意味を理解すること
- 科学的に証明された真実は否定しにくい
- 現代医学に迎合して同じ方法で漢方を科学的にしようとする
現代医学と漢方医学(2)
- 漢方は病気の原因より身体の側から薬を考える
- 漢方は自然治癒力を重んずる
- 現代医学と反対の考え方を持っている−−>両方をうまく使い分けるのが良い
- 漢方を現代医学へ吸収すると良さが失われる
自然の法則
- 二つのまったく反対のものが同じに見えることがある
- 一つの原因がまったく反対の二つの結果を起こす可能性がある
- 一つの問題に二つの対応が考えられるが正しいのは一つである
- 夜明け前がいちばん暗い(陰極まり陽を生ず)
養生塾 第3回
病気と自然治癒力
1999/05/11
現代医学と自然治癒力
- 現代医学は自然科学・実験科学の方法で扱えるものを取り込んだ
- 自然治癒力のうち免疫は研究も進み、大きな成果を上げている
- ホメオスターシス
- 人体の防衛力・自然治癒力はもっと大きく複雑で研究は進んでいない
自然治癒力(1)
- 実際病気を治しているのは自然治癒力である
- 医学の進歩が治りにくい病気を治してきた
- 癌でも自然に治った人は大勢居る
- しかしずっと大勢の人が最先端の医療を受けながら癌で亡くなっている
- 人間は自然治癒力を生かしているのか
自然治癒力(2)
- 人間の自然治癒力は動物のそれと大きな違いはない
- 医学の研究に動物実験が用いられる
- 自然な本能的な生活が自然治癒力を高める
- 動物より進んだ人間の頭脳は自然治癒力の邪魔になる
自然治癒力(3)
- 体力が有り、自然治癒力が強いと病気の症状が強く激しくなる
- 病気の症状には自然治癒力によって起こされるものもある
- 自然治癒力が働くとだんだん症状が軽くなると考えるのは間違いである
- 症状をすべて抑えて良いとは限らない
養生の基本は
- 自然治癒力を高め、これの邪魔をしない
- 食事・運動:精神的なものが3本の柱
- 漢方の教えるその目標
- エネルギー(気)が十分に有り、身体の隅々まで十分めぐること
- 身体の歪みが無いこと
- 胃腸の働きが良い
気とは
- 形が無く働きの有るもの
- エネルギー・機能
- 人間の五感で形が無いもの
- 多種多様なものが含まれる
電気、磁気、空気、雰囲気、」やる気、景気
- その中の一つが人体の中をめぐり、いろいろな働きをしている
- 温め、血の循環、新陳代謝、神経の作用、水の動き、など
- 漢方薬は気に効いている
- 気は心と身体の橋渡し
気を実感しよう
- 長時間正座して足の痺れが切れた状態は気がめぐらない結果を知ることができる
- その回復過程は気がめぐり始めた時の状態を知ることができる
- 冷たい、重い、固いは気が十分めぐっていない症状
- 温かく、軽く、柔らかく、を求めていけば良い
養生塾 第4回
食事と運動の問題
1999/05/25
食事の問題(1)
- かって食事の問題は貧困からの栄養失調であった
- 今は栄養過多、過食、肥満が問題である
- 食事は健康に関する条件の中で一番変えやすい
- 食欲は人間の欲望の中でもっとも重要なものの一つである
食事の問題(2)
- 理想の食事は民族によって異なる
- 永年その風土の中で食べつづけた食事に合う体質のものだけが生き残った
- 日本人の理想の食事は戦前のそれの欠点を改善したもの
- 主食(米)でカロリーを取る
- 塩分が多い
- 動物性蛋白が少ない
理想の食事
- いろいろなものをいろいろな料理法、味つけで食べる
- 旬のものを食べる(野菜、果物)
- 全体を食べる、あまり精製してないもの
- 永年食べてきたものを食べる
- 鳥獣の肉を食べ過ぎない
- 有色野菜、海草を加える
- 農薬、添加物、洗剤の問題
健康食品について
- 食べ物と漢方薬の生薬は同じ物
- 癖の少ないものを常食する
- 癖を生かして薬品とする
- 癖のある物を常食するのは問題が多い
- 食餌療法の基本はその病気に良い食事を続けることでなく、健康に良い、その病気にも良い食事を続けることである
過食の問題
- 胃に負担のかかった状態
- 肥満と同じではない
- 胃の熱と流れのふさがり、のぼせ、頭痛、肩凝り、にきび、背中の歪み
- 量の過多、疲労、精神的負担
- 腹八分目の教訓
食事の問題・その他
- ハングリーの方が成人病の発生が少なく、、治癒力、持久力、生殖力も強い
- 絶食療法
- 食べれること、胃腸が働くことは重要
- 胃腸を冷やす食事は後で…
- おいしいものは少しで満足しよう
運動について
- 人間は動物である
- 筋力をつける
- 持久力(心肺機能をたかめる)
- リラックス
- 動くことによって気がめぐる
- 筋肉を鍛える運動はバランスが肝心
- 前後左右上下のバランス
- 内臓とのバランス
- 運動は短い時間で大きな効果を上げよう
運動量について
- 運動はその人の体力・回復力とマッチしないと害になる
- 最初は欲張らないこと。少な目の量で様子を見て、疲れが翌日にはとれるような量とする
- 同じ量を2-3週間続け調子よければ5%くらい増やす。
- 体を壊したら一旦休み、回復したら70~80%くらいに落として再開する
姿勢と歩き方
- 正しい姿勢は健康に良い姿勢ではない
- 下半身を安定させ、上半身の力を抜く
- 脚の内側の筋肉に力をつける
- 考えないで歩く
- 脚に気持ちをもっていく
- リズムや感触を楽しみながら
ウォーミングアップの勧め
- 夜寝ている間新陳代謝が低下し身体は冷えていきます。
- 朝起きてすぐ軽い全身運動をして身体を目覚めさせ、ウォーミングアップすると仕事がはかどり、健康的に活動できます。
- 特に低血圧の人、朝元気が出ない人にお勧めです。
運動の害
- 疲労・過労
- 運動量が多すぎる
- リラックスを目的とした場合
- 運動中毒
- 脳内ホルモンの分泌
- 内臓の冷え
- スポーツマン心臓
養生塾 第5回
気と心の問題
1999/06/08
現代医学とと心の問題
- 精神と肉体を分けて考える
- 物質中心であるため心を捉えることができない
- 病気の原因究明が科学的証明を要するため、複雑なもの、因果関係チェインに及ばない
- 心身症・心療内科などは医療の一部の分野と考えている
心身一如
- 心と身体は一枚の薄い紙の様に、一方のしみは裏側でもしみになっている
- 身体だけが病気で心に影響を及ぼしていない状態はほとんど考えられない
- 精神的な問題が肉体の側で解決できたり、その反対のこともある
- 精神病−胃の熱、うつ状態−内臓の冷え
- 子宮筋腫−考え事
病は気から
- 一般に気持ちの持ちようで病気が変わると理解されている
- 東洋医学は心と身体を一元的に捉えその働き・媒体・シンボルとしての「気」を考えている
- 病気は「気を病む」、気の流れが異常になること
- 気を通して治療する−東洋医学の特徴
感情と気の流れ
- 怒る時−−−気上がる
- 喜ぶ時−−−気緩し
- 悲しむ時−−気消す
- 恐る時−−−気行らず
- 驚く時−−−気乱れる
- 思う時−−−気結す
気の流れが順調になる心
- 気の流れが順調であれば精神は健全であり、身体は健康である
- 心が喜ぶ時気の流れはのびのびする
- 楽しく、明るく、おおらかで、そして素直な感情を表す心
- 感情の偏りは身体を歪める
- 忘れる、慣れるは心の健康を支える大事な能力である
考える
- 発達した頭脳は人間の最大の武器
- 最大の長所は最大の欠点
- 脳細胞は常にエネルギーを要求する
- 脳細胞は簡単にくたびれない
- 日本の教育は頭を使うことのみを教える
- 社会が複雑になり、情報も増え、知らなければならないことはますます増える
理性と感性
- 日本は知育教育が先行する
- 何事もも理論から入ろうとする
- 理屈が分かるとわかった気になってしまう
- 理屈が分かってもできないことは多い
- 感覚でしか判らないことも多い
- 芸術・コツ・幸福・神
- 女性は感覚的判断に向いている
身体と心
- 身体は現実の時と所に縛られるが心は自由である
- 心が現実から離れるのは良くない
- 心を満たす感動は身体を通してやってくる
- 今これから行動することを考える
- 行動してその結果を心で受け止め次の行動を考える
時間と心
- 人間にとって時間はまったく自由にならないものである
- 時間に追われる、時間と争う時心の負担は大きくなる
- 過去を悔やんでもどうにもならない
- 不確定の未来を考えるのは荷が重すぎる
- 今できること、今すべきことを大事にする
迷いと行動
- 人間に一つの意志が生ずるとまったく同じ大きさの反意志が生ずる
- 両者の大きさがあまり差が無いと迷いを生ずる
- 迷いを解く方法
- 正当な価値観、得る者失うもの
- サイを投げる
頭デッカチ病
- 現代社会は体を使うことが少なく頭を使うことが多い
- エネルギー(気)が上半身に集中する
- 上半身の熱、下半身の冷え、その境目の症状
- 精神的エネルギーの消耗
病気の原因となる心
- 道徳的、倫理的な心
- 几帳面な心
- 理想を追う心
- 勤勉な心
- 熱中する心
- 優し過ぎる心
- 思いやりの心
- 向上心・責任感
- 満足できない心
- 融通のきかない心
- いつも何か考えている心
- 感動しない心
- 視野の狭い心
- 心配する心
- 警戒する心
病気の原因となる心(つづき)
- 欲の深い心
- ケチな心
- 名誉欲・地位欲
- 他人に期待する心
- 他人を信じられない
- 誇り高い心
- 闘争心
- 空想する心
- 許さない心
- 楽しめない心
- 忘れない心
- 納得しない心
- 割り切れない心
- 美人病
- 正義の味方病
- お祭りの後病
どう生きれば良いか
- 健康な生活は怠け者の生活
- 人間として何かを求める生き方は健康に悪い
- ある程度健康を犠牲にしなければ何も手に入らない
- 得る物に見合った代償を払わねばならない
- 生き続けること自体も重要でああ
養生塾 第6回
病気の中の心の問題
1999/06/22
病気になると
- 自分が病気になったの運が悪かった
- 何か悪いことをしてバチが当たった
- あの人と自分は同じことをしてきてなぜ私だけが病気にならなければならないのか
- 家族友人たちが健康で、何でもできてうらやましい
- 昔健康だった時は良かった、何でもできて楽しかった
病気の意味
- 自分の病気は自分が種をまき、自分で育ててきたものだ
- 自分の病気は他人に代わってもらうことはできない、
- 自分から病気を切り離すことはできない
- 自分の病気の中に自分で解決していかなければならない問題がある
身体の歪みと心の関係
- いらいら・怒りっぽい−−身体の両脇の筋肉緊張・首の歪み・ひざの歪み
- 落ち込み−−後ろ首の上部のへこみ
- 考え事が多い−−首が前に引かれる・みぞおちが張る・胃裏のつかえ
- 気力の低下−−背中のへこみ
マインドコントロール(その1)
- 薬物
- 他人からの暗示(催眠)による方法
- 自己催眠、
- 自律訓練法
- 座禅、瞑想
- 条件反射−−キーを作る
- 心の居場所
マインドコントロール(その2)
- 自分の心は自分しか変えれない
- 自分の心を支配している感情は?
- 自分の心は何にこだわってる?
- 一番大事なものを捨ててみよう
- もっと楽しめる心は?
- 簡単には変えられない
- 繰り返して挑戦
- チャンスを生かす
マインドコントロール(その3)
- その人の人生はその人の望むように作られる
- 希望がかなえられる
- 人事尽くして天命を待つ
- 自分の努力できることをしっかりがんばる
- 自分の力の及ばないことはお任せする気持ち
- 人の心の底には神様の心に通ずる場所が有ると
マインドコントロール(その4)
- 人生にはどちらか一つを選択しなければならない分かれ道にたびたび出会う
- 常に自分は正しい判断をしたと信じていくのが良い
- 困難を避けてとおればもっと厳しい同じ困難に向かわなければならなくなる
- 何度も同じ困難に向かうことがある、人生で解かなければならない問題かもしれない
マインドコントロール(その5)
- 人の心の成長はラセン階段のようなものかもしれない。同じ風景を何回も見るが前より高い位置から見なければならない
- 人は生まれたままの心でしんではならない。変わらなければならない
- 大きな病気を治せる心は、身近な人に「人が変わった」と言われるほどでなければならない
悟り
- 修行
- 苦しみを通して悟る
- 一芸を通して悟る
- 道筋はいろいろ
- 考えることでは悟れない?
- 問題を常に意識しているとある日突然ひらめくことがある
癌
- 癌が自然に治った人は少なくない
- 癌は心の病気と考えられる
- 癌の根本的治療は心の改造
- 心の改造を実行できるのに時間がかかる
- 癌の場合それだけの時間の余裕が無い
- もし10年の余裕が有ればもっと多くの人の癌が治るであろう
癌(つづき)
- 癌は最近告知される
- 癌に負けないようがんばるという人が多い
- がんばる気持ちが癌を作る?
- 癌の原因の中で過労も大きい意味がある
- 心の改造は、まず酷使してきた身体にお詫びする気持ちから入らねばならない?
- ホスピスについて
末期癌の痛み
- 生きようとする気持ちが強いほど痛みは大きい
- 生きるのをあきらめると痛みは少ない
- しかし病気に抵抗する力は弱くなり、早く寿命が尽きることになる
- 痛みを辛抱する時はグーでなくパーでこらえよう
死生観
- 誰も死を免れることはできない
- 誰も死を体験していない
- 死病の苦痛を見聞きしている
- 未知のいつ直面するか判らない死に多かれ少なかれ恐怖を感じている
- 宗教の大事な役目がここにある
- 誕生には自分の意志はないが死には何らかの意志が示せる
その時に
- 魂が身体と一緒に居る意味
- 強い
- 磨かれる
- 寿命の続く限り生きる努力をしたい
- しかし、徒な延命治療を望まない
- 一日でも二日でも前に、死の訪れる日をあらかじめ知りたい
養生塾 第7回
東洋医学のアウトライン
1999/07/13
東洋医学
- 印度医学なども有るが一般に古代中国に発する医学を指す
- 世界各地に現代医学以前の医学が有ったはずであるが残っていない
- 民間療法−−−医学でない
- 医学としての体系がある
- 効果的であった
- 現代医学と違う優れた部分
東洋医学(つづき)
- 漢方−−−薬物治療
- 鍼灸−−−物理療法
- 他に食養、推拿、導引などがある
- 基本理論
- 陰陽論
- 気の理論
- 五行説
心身一如
- 東洋医学は心と身体を一元的に捉えその媒体としての「気」を考えている
- 五行の考え方
- 臓腑と喜怒哀楽の感情を同じレベルで分けている
- この考え方は強引で無理に分けてしまっている
- しかしいくつかのヒントを与えてくれる
五行
五行の相生と相克
- 相生関係−−木の働きは火の働きを高める …
- 相克関係−−木の働きは土の働きを弱める …
- 論を進めていくと堂々巡りしてしまう
- 一つを中心に考える−−相生・相克二つの関係が有り、その中に二種の関係がある-四つの陰陽
漢方医学
- 古代」中国医学が日本に入ってきて発展した医学
- 和方、蘭方に対する言葉
- ゲンノショウコ、センブリは和方
- 平安時代またはそれ以前に伝えられた
- 医心方−丹波康頼・日本最古の医学書
- 室町時代−金元医学(後世方派)
- 徳川時代−古い傷寒論医学(古方派)
漢方医学(つづき)
- 古方の攻め殺し後世方の補い殺し
- 折衷派・考証派
- 今はあまり区別はない
- 健保採用の薬も半々くらい
- 特徴
- 生薬を使う
- 単独で使わず処方で使う
- 2000年前の処方が今でも通用する
異病同治と同病異治
- 現代医学は病名が決まれば薬が決まる
- 小柴胡湯−−感冒、肝機能障害、胃腸障害、月経異常など
- 風邪の初期−−桂枝湯、麻黄湯、葛根湯、小青竜湯など
- 現代医学とは異なったレベルで病気を考えている
証
- 漢方薬を使うための診断
- 病名漢方と随証治療
- 基本的には症状の集まり
- 頭痛悪寒後ろ首凝る−−葛根湯
- 口苦く咽渇き上腹部張って苦しい−小柴胡湯
- コンピュータ化
- 漢方には法がある
法
- 漢方には治し方のルールがある
- 随証治療はルールを外れた時の治し方
- 寒あれば温め、熱あれば冷やす、実なれば瀉し、虚あれば補う
- バランスを取り気の流れを良くする
- 邪気を身体の外へ出す
- この考え方は現代医学には無い
陰と陽
- 表裏、寒熱、虚実
- 表−皮膚、筋肉、骨、手足、頭
- 裏−内臓、胃腸
- 寒熱虚実を絶対的に考えることが多い
- 陰病と陽病
- 外から見て熱が有るかどうかで区別する
- 三陰三陽病に分ける
三陽病
- 太陽病−寒気発熱、風邪の初期症状
- 身体の表面を温め気を巡らし汗を出させて邪気を汗とともに追い出す
- 少陽病−口苦く、咽渇き、熱が上がったり下がったりする
- 小柴胡湯等で身体の働きを調和させる邪気は汗または便通とともに排泄される
- 陽明病−便秘して口不味く高い熱続く
- 下剤を使い便通とともに邪気を追い出す
三陰病
- 太陰病、少陰病、厥陰病
- その区別は三陽病ほど重要ではない
- 温め補い気を巡らし陽病へ持っていく
- 現代医学にこのような考え方が無いためこの種の患者さんが非常に多い
- 漢方の独壇場とも言える
気血水
- 気は狭い意味
- 精神的なもの(病は気から )
- 空気、ガス
- お血
- 血液の流れが悪い、悪い血
- 水毒
- 水が溜まる、関節、喘息、浮腫、腹水
鍼灸
- 他に例を見ない特殊療法
- 経穴、経洛
- 14の経絡が体中をめぐりその上に365の経穴がある
- 阿是穴
- 経穴を刺激して治療する
- 本治法と標治法
主な経穴
- 三里
- 合谷
- 三陰交
- 兪穴
- 気海、関元
- 陽関
- 命門
- 湧泉
- 印堂
- 人中
- 迎香
- 百会
- 陽陵泉
- 中ユ
- 肩井
- 水分
養生塾 第8回
現代医学の見落としている病態・内臓の冷え
1999/07/27
内臓の冷え
- 漢方では裏寒という
- 表(体表・皮膚・筋肉・手足・頭)
- 裏(内臓・胃腸)
- 表=陽 裏=陰
- 熱=陽 寒=陰
- 両方とも陰の症状−−陽の症状に隠れて見えにくい
中医学
- 現代中国で伝統医学をこう呼ぶ
- 八綱弁証
- 表裏、
- 寒熱、
- 虚実
- 裏より表を、寒より熱を優先する
- 裏寒は見落とされやすい
現代医学が気づいていない
- 昔は高い熱が恐かった
- 体温計がある
- 表面に近い温度
- 内臓と体表の温度差
- 社会的変化に気づいていない
- 環境・生活習慣・医療
- 検査へ過度の依存
体温調節
- ホメオスターシス
- 空調と同じ−−0.1度の精度
- 上がれば下げる−−汗
- 下がればあげる
- 熱をうしなわないようにする
- 熱を作る−新陳代謝を高める、運動する
- 熱を循環させる
- 血液循環(気の流れ)
体温調節が難しくなると
- 体温は体内の代謝に関係する酵素の作用温度を守る役割
- 守れなくなると比較的重要度の低い部分の温度を放棄する
- 最初は手足・体表
- さらに進むと右下腹
- だんだん心臓に迫る
内臓の冷えの背景
- 病気のため体力が低下した場合
- 陽病から陰病へ
- 薬を永い間服用している場合
- 抗生物質・精神安定剤・睡眠薬・下剤
- 大きな手術の後
- 瀉法
内臓の冷えの背景(つづき)
- 胃腸の力の弱い人
- エネルギー吸収
- 運動不足の人
- 運動を止めてしまった人
- 老人
- 考えることの多い人
現代生活と冷え
- 歩かなくなった
- 運動量の低下
- 工場の機械化
- 家庭内作業の軽減
- 電気冷蔵庫
- 空調の普及
- 気温差のある生活
現代生活と冷え(つづき)
- 食べ物の変化
- 季節感の消失
- 夜更かしが増えた
- 照明の進歩普及
- 高齢化社会
- 情報化社会
内臓の冷えと冷え症
- 冷え症は内臓の冷えの一部
- 冷えを感じない内臓の冷えがある
- 身体の火照り
- 汗が多い
- 咽の渇き
- 陰に隠れている冷えの症状を見つける
内臓の冷えの症状(1)
- 冷えてきた症状
- 寒い・冷たい・眠い
- 熱を作る
- 震え
- 熱の循環を止める
- 手足の冷え
- 腰・背中の痛み
内臓の冷えの症状(2)
- 風邪様症状
- 頭痛
- 発熱
- 咽の痛み
- 鼻水
- 咳
- 倦怠感
- 眠気
- 不眠
- 腹痛
- 下痢
- 便秘
内臓の冷えの症状(3)
- 排尿異常
- 膀胱炎
- むくみ
- ふわふわ感
- 月経異常
- 冷えのぼせ
養生塾 第9回
内臓の冷えとそれに使う主な漢方薬
1999/09/14
体温調節が難しくなると
- 体温は体内の代謝に関係する酵素の作用温度を守る役割
- 守れなくなると比較的重要度の低い部分の温度を放棄する
- 最初は手足・体表、さらに進むと内臓へ、右下腹
- 身体は抵抗するが、冷やしたり過労、体力低下により進行する
重篤な冷えの背景
- 冷えが心臓に近づいた状態
- 病気のため体力が低下した場合
- 病気がかなり進んだ状態
- 冷えの範囲が徐々に拡大して心臓に近づく
- 高齢者の場合
- 不摂生
- 薬を永い間服用している場合
- 漢方薬に注意
重篤に見えない冷え
- 一般には徐々に進行するが急速に進んだり、進行に気づかない時もある
- 考えることが多く体の歪みがある時
- 心臓の少し下に境ができいつも冷えている
- 体力を消耗したところへ冷える
- 温める力が弱り冷えが心臓に迫っても感じない、
- 身体に対する感覚が鈍い
重篤な冷えの症状
- 冷えが身体に侵入した時身体を守る反応が強く起きる
- 冷たい飲食物
- 寒いところで
- 夜中から明け方に起きる症状(これを注意深く見て、早く発見する)
- 胸痛、心下痛、背中の痛み、首の凝り
- 吐き気、胸苦しい、ショック症状、意識消失
重篤な冷えの症状(つづき)
- 暗闇の中のろうそくがまぶしい
- 口が苦い、
- 咽が焼けるように渇く
- 舌が赤い
- 暑いか寒いか判らない
- 胃のつかえ、食べられない
- 軽い場合疲れたのだろうくらいですまされる
重篤な冷えの治療
- 暖かい部屋で(気温が高すぎては良くない)
- 安静
- 温かい飲食物を少しづつ取る
- 温める漢方薬を使う
- 冷たい手足を温めるのは良くない
- 背中の痛みをさするのも良くない
- 風邪薬、点滴、下剤など禁忌
四逆湯
- 回逆湯とも言う
- カンゾウ、カンキョウ、ブシの3味
- 内臓の冷えには欠かせない薬
- 健康保険で使えるエキス剤には無い
- 内臓の中心から温める、気を巡らす
- 他に生薬を加えたり量を加減したりして数種類ある
四逆湯類
- 四逆加人参湯−嘔吐下痢悪寒
- 茯苓四逆湯−煩躁するもの
- 通脈四逆湯−裏寒外熱
- 四逆散はまったく別の薬
甘草乾姜湯
- カンゾウ、カンキョウの2味
- (四逆湯から附子を抜いたもの)
- 内臓を中心から温める、しかし効き目は弱い-軽症の冷え
- 健康保険に無い
- 乾姜−ショウガを石灰汁につけ乾かしたもの
人参湯
- ニンジン、カンキョウ、カンゾウ、ジュツ
- 胃のあたりのひえ、痞え、胃の痛み、下痢
- 前の薬のエキス剤がないため代用する
- 体の中心をあたため体力をあげる
- 冷えによって起こっている痞えがとれ食が進み、手足が暖かくなる
- 害−口が苦い、不味い、食欲低下
真武湯
- 玄武湯ともいう
- ブクリョウ、ジュツ、シャクヤク、ショウキョウ、ブシ
- 下腹が冷え新陳代謝が低下したもの
- 咽の痛み、風邪様症状
- 眠気、腰の痛み
- 下痢、腹痛
真武湯(つづき)
- 右腰から右下腹部につながるこり、右脇腹の緊張、右・側頚部の凝り
- 服用すると下痢が止まり、腰の痛みが消え便通が整う
- 眠気が去り元気が出る、風邪気が取れる
- 夜安眠できる
- 害−暑がる
呉茱萸湯
- ゴシュユ、ニンジン、タイソウ、ショウキョウ
- 呉茱萸−中国原産ミカン科の小喬木ゴシュユの果実、苦く温める力が強い
- 頭痛に使う、肩首の凝りから始まり、ひどいと吐き気嘔吐を起こす
- 女性で生理前後に起こすことがある
- 服用すると首の凝りが取れ気分が良くなる
- 害−苦味がいやになる
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
- トウキ、ケイシ、シャクヤク、カンゾウ、タイソウ、サイシン、モクツウ、ゴシュユ、ショウキョウ
- 右下腹がちくちくする、首が凝る手足が冷える
- 慢性的な冷えによる複雑な病気−手術後遺症、出血
- 害−食欲減退、虫垂炎が悪化する
桂枝湯
- ケイシ、シャクヤク、ショウキョウ、タイソウ、カンゾウ
- 漢方の気を巡らす処方の基本
- 風邪の軽いもの寒気頭痛鼻水
- 葛根湯、小建中湯
- 身体の表面を温め気を巡らす
- 重症の内臓の冷えには使ってはならない
桂枝人参湯
- 人参湯にケイシが入ったもの
- 風邪による下痢
- 前の桂枝湯より胃を温める力が強いのでアレルギー性鼻炎に良く使う
- 小青竜湯より根治的
- 胃腸の冷えが強い人の風邪くすり(しかし風邪でなく冷えだけの時は人参湯が良い)
当帰芍薬散
- トウキ、シャクヤク、センキュウ、ブクリョウ、ジュツ、タクシャ
- 女性の冷性の薬−四物湯、きゅう帰膠艾湯
- 重症の冷えには使ってはならない
- 月経の異常、生理痛、不妊症
- 害−食欲低下、胃痛
養生塾 第10回
症状疾患別養生法
1999/09/28
風邪・感冒
- 現代医学−ビールスによる上気道の炎症
- 漢方−何らかの原因により身体の表面の気のめぐりが滞った状態
- ビールスだけでなく精神的な原因までいろいろ含まれる
- 保温−手足背中など冷たいところを無くす
- 安静−背景に過労があることが多い
- 身体に治させる
漢方の風邪薬
- 桂枝湯
- 葛根湯
- 麻黄湯
- 小青竜湯
- 麻黄附子細辛湯
- 香蘇散
- 桂枝人参湯
- 柴胡桂枝湯
- 小柴胡湯
- 半夏瀉心湯
- 補中益気湯
- 参蘇飲
- 排膿散及湯
病気の初期の発熱
- 発病初期の熱
- 免疫作用を高めるため
- セットポイント説
- 傷寒、中風と温病(夏風邪、寒気が無い)
- 治療法が異なる(発汗と清熱)
- 体温を上げ汗を出させ気のめぐりを邪魔するものを追い出し治す
- 微似汗−だらだら出させていけない
寒気について
- 寒気があるか。ないか重要な問題
- 寒気の無い場合−熱がこもったもの
- がたがた震える寒気−何らかの強い原因がある。熱はもっと高くなる
- 軽い寒気−まず温めて様子を見る。他の症状が軽ければ内臓の冷え
- 悪風−風が当たるといや
- 背中の一点の冷え−冷え+水の症状
解熱剤を使う時期
- 体の防衛反応としての発熱。
- 早すぎてはいけない
- 高熱は脳に悪い影響ともたらす
- 39度を越える場合は注意
- 寒気のある時は下げない
- 寒気が取れ皮膚が湿っていれば下がる
- くびを冷やす
長引いた発熱
- 微熱
- 弱い感染症、内臓の冷えでも起こる
- 弛張熱
- 上がったり下がったりする熱−小柴胡湯
- 稽留熱
- 熱の高い状態が持続する−下剤
頭痛
- 恐いのは脳と関係する頭痛
- 脳圧亢進、脳膜炎、頭骨内出血
- 脳神経症状を注意する−意識、麻痺
- 前−風邪
- 後ろ−気分落ち込み
- 横−いらいら
- うなじの凝り痛み−胃と関係
頭痛(つづき)
- 慢性的な頭痛はくびの歪みから原因を探る
- 人参湯、桂枝人参湯、抑肝散、葛根湯、五苓散
- 生理と関係してくびが凝り頭痛・嘔吐するもの−呉茱萸湯(こめかみ)
- めまいと頭痛−半夏百朮天麻湯(眉毛)
咳
- 初期の咳は止めようとしない方がよい
- 長引いた咳、激しい咳は止める様考える
- 熱の咳−小柴胡湯、半夏瀉心湯
- 水の咳−六君子湯、小青竜湯
- 冷えの咳−人参湯
- 肺の弱り−麦門冬湯、清肺湯
- 気の咳−半夏厚朴湯
喘息
- 漢方に喘息の薬は多い
- 発作を和らげるには麻黄の入ったもの−麻杏甘石、神秘湯
- 発作を起こりにくくするには、水はけを良くして胃腸の働きを高める−六君子湯、半夏瀉心湯、
- 体質を変える−小柴胡湯
アレルギー性鼻炎
- 発作が起こり始めてからでは遅い
- 発作には−小青竜湯、桂枝人参湯、香蘇散、参蘇飲
- 前もって体質の改善
- 胃を温め、水はけを良くして、胃の働きを高める−人参湯、桂枝人参湯
- 慢性的な、潜在的な風邪を治す−風邪薬
胃腸の病気
- 胃は身体の働きの中心
- 胃腸の動きに体中の気の流れが見える
- 多くの慢性的な治りにくい病気を胃腸から治すことができる−胃腸の動きが悪いとなかなか治療がうまくいかない
- 過食−現代人に多い(肥満の有無は関係ない)
- 食事の量だけでなく精神的なものが関係
補剤
- 人参湯
- 四君子湯
- 六君子湯
- 十全大補湯
- 補中益気湯
- 小建中湯
- 大建中湯
- 帰脾湯
- 酸棗仁湯
- 四物湯
- 六味丸
- 八味地黄丸
- 灸甘草湯
- 清暑益気湯
腹痛
- 急性腹症−突然お腹が激しく痛む−緊急手術が必要なものもある−芍薬甘草湯を間隔を置いて2,3回服用する
- 冷えによる腸閉塞−大建中湯
- 右下腹−虫垂炎(熱−大黄牡丹皮湯)
- 冷えの方が多い−真武湯、当帰四逆
腹痛(つづき)
- 胃の痛み−いろいろな病気が含まれるので注意−胃、十二指腸、胆嚢、心臓
- 胃の痛み、つかえ
- 熱−半夏瀉心
- 冷え−人参湯
- 左脇腹の痛み−いらいら
- 右脇腹の痛み−冷え−真武湯
- 左下腹−お血−桂枝茯苓丸、当帰芍薬散
便秘
- 基本的に便通は上から下への流れ
- どこかで滞ると便秘する
- 背骨に沿って流れを見る
- お腹を診て流れを見る
- 東洋医学では便秘は熱と考える
- しかし最近は冷えの便秘が多い
- 熱の便秘は高熱を出し、脳の症状
便秘(つづき)
- 下剤を使うのは根本的治療ではない
- 下剤ではない薬で便通がつく様にして、いずれその薬が止められる
- 昔から便通をつけるのに良いとされる方法はほとんどすべてが内臓を冷やす
- 真武湯、六君子湯、桂枝加芍薬湯、桂枝茯苓丸
下痢
- 熱の下痢−食中毒食べ過ぎ−大黄、半夏瀉心湯
- 冷えの下痢−真武湯、人参湯
- 風邪の時下剤を使うと下痢が止まらなくなる−抗生物質で似たようなことが起こることあり−葛根黄連黄ごん湯、桂枝人参湯
脱水症状
- 激しい下痢・嘔吐・発汗等の後注意する
- 食事が取れない時も注意
- 子供・幼児は水分要求量が多い
- 点滴は現代医学の大きな力の一つ
- 内臓の冷えに注意−特に重篤な冷えについて
- 点滴と食欲の関係
養生塾 第11回
疾患別養生法
1999/10/12
高血圧
- 症候性と本態性高血圧症
- 自然治癒力を考えると上がる理由がある
- 漢方に直接血圧を下げる薬はない
- のぼせに−オウレン、オウバク
- イライラを抑える−チョウトウコウ、シャクヤク
- 腎臓に−-ジオウ
- 血液循環−トウキ、シャクヤク
- 七物降下湯−四物+オウギ、オウバク、チョウトウコウ
高血圧(つづき)
- あまり成書に書かれていない処方で血圧が下がることがある
- 真武湯、大建中湯
- 人参は血圧を上げるというが?
- 温かく
- のぼせ、イライラを抑える
- 首肩と胃腸
のぼせ
- 現代人は考えることが多く脳が多くのエネルギーを要求する−エネルギーが上に偏る
- 歩くことが少ない
- 頭寒足熱
- 柴胡剤、半夏瀉心湯、桂枝湯
- 真武湯、四物湯、八味地黄丸
肩凝り
- 前の凝りと後ろの凝りがある
- 肩井の厚みが違う
- 筋力のある人−後型
- 考え事の多い人−前型
- 葛根湯、柴胡剤、半夏瀉心湯、桂枝茯苓丸
- 人参湯、六君子湯
低血圧
- 疲れやすく、疲労が回復しにくい
- 気力低下、やる気が出ない
- 胃腸虚弱、無力体質
- 朝起きれない、
- めまい、立ちくらみ
- 胃腸を温め、体力をあげるの基本
- しかし、血圧の数字はなかなか上がらない
低血圧(つづき)
- 胃腸を温め動きを良くし気力を高める
- 真武湯、人参湯、四君子湯、苓桂朮甘湯
- 養生としては規則ただしい生活
- 早寝早起き
- 軽い運動
- 疲れをためない
- 考えすぎない
自律神経失調症
- 自律神経の失調しない病気はない
- 症状はあるが検査に異常が無く病名のつかない病気
- 心身症とともに私のところではつけない病名
- 症状のもとになる身体の歪みがある
- その歪みのもとをたどると原因が見つかることがある
- 身体が治そうとしている症状に注意
アトピー性皮膚炎
- 昔は胎毒といわれていた
- 喘息、アレルギー性鼻炎と一連の病気
- 基本的には毒の排泄
- 今はその前に胃腸を温め、毒がこれ以上入らない様にする必要がある
- 塗り薬は症状押え
- 大人になったら精神的な問題
月経異常
- 最近多くなっている
- 女性が考えることが多くなった−>下半身の気のめぐりが悪くなる
- 無月経−月経があるということは妊娠して出産ができる体力がある
- 無理なダイエットによる無月経はなかなか治らない
- 長期間の無月経はホルモン投与
月経異常(つづき)
- 月経困難症−骨盤の歪みが問題
- いらいらと胃腸の冷えが大きな問題
- 内膜症も同じ問題
- 月経の量が多い
- 内臓の冷え
- 筋腫−精神的過労
- 量が少ない
- お血症
腰痛
- 腰椎には上半身の重さがかかる
- 歪みが無く正しい前湾がないと支えれない
- 腰痛には内臓の異常によって起こる腰痛と骨や筋肉による腰痛とある
- 東洋医学では内臓から骨や筋肉の歪みが起こる
- 内臓を治療して骨、筋肉の歪みを取る
腰痛(つづき)
- 骨租鬆症の痛みは八味地黄丸
- 婦人科の病気から来る腰痛−当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、四物湯
- 胃腸からくる腰痛−真武湯、桂枝加芍薬湯、小建中湯、柴胡桂枝湯
関節痛
- リュウマチ性の痛みは風湿あいうつ
- 冷えから守るため関節を歪める
- 肩の痛み−寝ている時冷やさない、仕事を嫌っている?
- ひざの痛み−脚の内側に力をつける、いらいら?
- 右股関節−冷え
手足の冷え
- レイノー現象
- 精神的な緊張による場合と冷えや胃の力が弱い場合とある
- 精神的な緊張−四逆散
- 痛み−芍薬甘草湯
- 冷え−人参湯、当帰四逆湯
- 胃の力−人参湯、四君子湯
思春期精神障害
- 精神的自立の時期−親離れ
- 性的な目覚め
- エネルギーの吹き出し
- この時期に出ないと成人しておかしくなることも少なくない
- いろいろな不満が増幅される
- 幼児期少年期の問題先送り
初老期うつ病
- 燃え尽き病−定年、子育ての終わり
- 先が見えてしまう
- 感動が少ない
- 精力、活力の減退
- 人間は努力しない限り鬱になる
- 縛られているものからの開放
- 老人への移行
痴呆
- こだわりが捨てられない
- 現実逃避願望
- 誇りを持ってきた地位を失う男
- 気位の高い、羞恥心が強い女性が耐えられない状況に置かれた時
- 食べ過ぎ・水分のとりすぎ
- 内臓・下半身の冷え
養生塾 第12回
まとめと質問に答える
1999/11/16
日常努力すること
- 身体-->軽く、柔らかく、温かく
- 心−−>明るく、楽しく
身体の問題
- 感覚を磨き、自分の身体を感ずる事ができるようにする−−気の流れ
- 苦痛より軽い違和感を、さらに軽い温かさ軽さ柔らかさを感ずる
- 身体と対話する・身体と遊ぶ
- 冷たい重い固いを温かい軽い柔らかいに帰れる方法、テクニックを磨く
身体の問題(つづき)
- 身体・内臓を冷やさない
- 過労を避ける
- 限界を知る
- 無理を重ねない
- 自分の体の癖を知る
- よく出る症状苦痛の原因を探る
- 精神的なものとの結びつきを知る
心の問題
- 自分で精神的にコントロールできるようにする
- どこでもいつでも、緊張をゆるめ、いつもゆとりを持てるようにする
- いやなことは忘れ、過ぎてしまったことは忘れ心の原点に戻る
- 考えないで居れるようにする
- 心の変化が身体に現れるようにする
心の問題(つづき)
- 自分の心をいつも明るく楽しくするように努める
- 直感力を養う
- 行動力を持つ
- 自信を持つ
- イメージ
- 託す心
二の理論
- より正しく偏らない理解するために
- 陰陽の世界
- 自然に学ぶ
- 視野を広くして反対を見る・裏を考える
- 置き換えてみる
- バランスを取る
- ほどほどに−がんばらない、欲張らない
バランスを取る
- 理性と感性
- 思考と行動
- 運動と休息
- 食事と運動
- 左右、上下
- 得るものと失うもの
自然に学ぶ
- フラクタル
- バランス
- 変化と安定
- リズム
- ゼロサム
- 矛盾
- 流れを見る
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