ある秋の日の帰り道、林の中から仔猫の鳴き声が聞こえてくる。
母猫がいなくなったのか、あるいは見放されたのか、
かん高い声でミャーミャー鳴き叫んでいるが姿は見えない。
あくる日、同じ場所でふと足元を見ると、
うずくまっている一匹の黒い仔猫がいました。
鳴きすぎたせいか声が枯れてしまっていて、
口をあけて鳴いているつもりでも声が出てない。
手を出してみるとシャッと威嚇。でも撫でてやるとゴロゴロと甘えてくる。
誰かが先に見つけていたらしく、
食べ物と使いふるしたタオルが置いてありました。
このまま放っておいて、こいつは生きてゆけるんだろうか?
しばらく仔猫を撫でていると心配になり、
衝動的にうちに連れ帰ってしまいました。