楽 美 術 館 京都
地下鉄今出川駅下車徒歩13分
| 秋期特別展「能と茶の湯と楽茶碗−幽玄と侘びの系譜ー」2004年10月5日 9月8日(水)〜12月19日(日) 以前から茶の湯と能の美意識に共通したものがあるのではと関心を持っておりましたので下記の楽吉左衛門氏の表現に感銘を受けました。 茶の湯と能の表現様式は全く異なりますが、その根底を流れる美意識に共通したものを見いだすことができます。極めて簡素化された茶室や能舞台は可能な限り具体性を取り払った「空(うつ)なる場」であり、またその場で繰り広げられる点前や舞の所作には高次の象徴性をみることができます。茶の湯は湯を汲み茶を点てるという行為の純化であり、能はそこで繰り広げられる人の情感の純化といえます。余分な装飾を取り払い強い様式性へと高めていく美意識は、茶道具や能面に表れています。特に長次郎の茶碗は装飾性はもとよりあらゆる変化誇張を削ぎ落とし、静けさの中に深い存在感を表しています。それはシテが舞台正中に不動の型をもって存在する立ち姿と共通した趣を持っているように感じられます。 楽吉左衛門記 「主な出品作」 長次郎作 黒楽茶碗 俊寛(重文)三井文庫蔵/長次郎作 赤楽茶碗 道成寺 元伯宗旦、覚々斎書付/三代常慶作 黒楽茶碗 長袴 元伯宗旦書付/三代道入作 黒楽茶碗 羽衣 覚々斎書付/三代道入作 黒楽茶碗 三番叟 不見斎書付 五島美術館蔵/十五代吉左衛門 黒楽茶碗 初冠/ 九代了入・十代旦入・十一代慶入 式三番 白楽 黒楽 赤楽茶碗 了入七十七歳の喜寿を祝って親子孫が茶碗を台作している。 能面 三日月 (室町時代)/能面 増女(室町時代)/能面 慈童 是閑作(江戸初期)/能面 小面 河内作(江戸初期) 開館25周年特別展 京都 楽美術館(2003年9月7日〜12月21日) はじめての親子展 楽14代覚入と15代吉左衛門2003年11月18日 400年の永きにわたって楽焼の伝統を親から子へ伝えてきた「一子相伝」、そこには言葉で表すことのできない厳しさがあります。父と息子は親子であると同時に師弟、また同士でありライバルでもあります。 31歳で父覚入を亡くし、その後、前衛的ともいえる楽茶碗を世に問い続けている当代15代吉左衛門が「父を語り我を辿る」レクイエムのエッセイをそえての展覧会。覚入14代はモダニズムの人であった。 覚入 御字松韻赤楽茶碗 松韻 吉左衛門が8歳の時 昭和32年高松宮両殿下が楽家にお見えにな られ、妃殿下が松韻SYOINの文字をお書きになられました。 富士之画黒楽茶碗 銘 しん明 他 吉左衛門 赤楽茶碗 花仙 光悦茶碗の「乙御前」が作陶時に脳裏にあり襲名披露初個展への出 品となる。 焼貫黒楽茶碗 銘 吹馬 他 うぶな---母が父覚入と息子吉左衛門のお茶碗に銘をつける事をうぶなという そうです。 |