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Key警察Kanon署

第2話「尾行」



祐一「行くぞ、栞」
「は、はいっ」

 わたしは美坂栞。
 よく学生に間違われますが、これでもKanon署へ勤務している刑事巡査なんですよ。
 今わたしは憧れの先輩、相沢祐一刑事とデート中……ではなく、ある犯罪組織のドンを尾行しているんです。
 危なく仕事を忘れるところでした。
 この前、祐一さんが課長の機嫌を損ねて減俸されていましたっけ。
 刑事の仕事に失敗は禁物です。
 でもカップルに偽装したのは、嬉しいけど失敗だったかもしれません。
 祐一さんと腕を組んでいると、思わず気が抜けてしまいます…。

祐一「ん、あの店へ入ったな…」

 見ると、ターゲットのドンが何かのお店へ入っていきます。

祐一「中で取引があるかもしれない。俺たちも入るぞ」
「はい」

 わたしたちはそのお店へ向かって歩き出します。
 やたらとカラフルな装飾がされたその店へ……?

祐一「ぐあ」
「えぅ〜」

 わたしと祐一さんは同時に立ち止まりました。
 そこにあった店は、その……18歳未満が入ってはいけないようなお店でした。
 仕事とはいえ、いいんでしょうか?
 いえ、仕事ですから……でも少し期待…じゃないです、仕事ですっ。
 …でも、これはチャンスです。
 うまくいけば、祐一さんと『大人』の関係へ持ち込めるかも…。

「な、なんか、ドラマみたいですね」

 間が持たず、そんなことを言ってしまいます。

祐一「仕事だろ」

 そうクールに言っていますが、なんとなく顔が赤くなっています。
 わたしはもっと赤いかもしれません。

祐一「行くぞ」
「はい…」

 再び、店へ向かって歩き出します。
 一歩進む度に胸の鼓動は高鳴り……

「あなたたち」

 突然、誰かに声を掛けられます。
 ちょっとびっくりしました。

祐一「なんですか?」

 振り返ると黒い手帳を持った人が、わたしたちを見ています。
 黒い手帳は紛れもなく、よく見慣れた警察手帳…。
 その人はわたしをじろじろ見て、何かを確信したように頷き、祐一さんの方を向いて…

見知らぬ巡査「君、それ以上は青少年保護条例に引っ掛かかるよ」

「……えぅ」(←この話では二十歳)
 そんなこと言う人…

祐一「なんか、ドラマみたいだな」




 続く?




<あとがき>

 第1話掲載(2002/2/9)直後、風邪で逝ってました。
 風邪で会社を休んでいる漢。
 ドラマだと大抵、犯人なんだよな…。(汗

 今回は16歳未満に間違われれる美坂栞刑事の話でした。
 え〜と、Key警察に身長等の制限は無いということで…。

 さて、真琴には何させるかな…。

2002/2/15

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