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好きな赤ワインベスト10

1999年7月現在の好きな赤ワインベスト10です。


[赤ワイン]

第1位 マルケジ・ディ・グレジ バルバレスコ・マルチネンガ’90バルバレスコ・ガイウン’87

産地:イタリア・ピエモンテ
等級:DOCG
品種:ネッビオーロ
生産者:マルケジ・ディ・グレジ
価格:
マルチネンガ 90年 \7,500
ガイウン 87年 \7,000
おすすめ度 ★★★★★

これは超おすすめ!

渋味
★★★★

酸味
★★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★★

個人的総合評価
★★★★★

バローロ、バルバレスコは作り手の数が非常に多く、
選択の難しいワインです。
作り手の違いによって、ピンからキリまで。
“あたりはずれが激しい”という人もいます。
このバルバレスコの作り手、マルケジ・ディ・グレジは
最近評価が高くなっている作り手。
バルバレスコの最高の作り手の一人といってよいでしょう。

マルケジ・ディ・グレジは、“ガイウン”、“カンプグロス”、
“マルチネンガ”と3つのバルバレスコを作ってます。
私はそのうちの2つを飲みました。

●バルバレスコ・マルチネンガ
このワインは、ユーカリのようなハーブの香り、
黒胡椒のようなスパイスの香り、そして、ベリー系の果実香が
うまくミックスして、魅力ある芳香を放ってます。
味は一口目に、ベリーの甘みを感じます。
タンニンは強いのに繊細な味わい。
酸味と渋味、果実味のバランスが非常に良いです。

●バルバレスコ・ガイウン
こちらは、マルチネンガにもまして、果実香が豊か。
スミレ、ユーカリ、甘草などの香りも。
複雑にして、華やかな芳香です。
一口目にはベリー系の甘み。
タンニンはしっかりしていますが、実にしなやか。
酸味もしっかりしています。
そして、やがて、ラズベリージャムの風味が広がります。
バルバレスコにありがちなジビエ香はしませんでしたが、
個人的にはそのほうが好きです。
余韻もしっかり。
タンニン、そして、ラズベリージャムのような甘みが残ります。
素晴らしい!!!

マルチネンガとガイウン、それぞれを簡単にいうなら、
マルチネンガ:バランスのいい優等生的バルバレスコ
ガイウン:キュートで“華”のあるバルバレスコ
だと思います。
マルチネンガも素晴らしいのですが、
特にガイウンは非常に、いや最高に素晴らしい!
個人的には、いままで飲んだバルバレスコで最高に美味しかった。
この作り手、いっぺんで好きになってしまいました。

マルケジ・ディ・グレジ曰く:
「ワインは人を喜ばせるためにある。
飲んで幸せになるワインを作りたいと思う。
だが、畑の持ち味を裏切るようなことは決してしない。」
そんな、作り手のこだわりが聞こえてきそうなワインです。

第2位 グリオット・シャンベルタン(ドメーヌ・デ・シェゾー)’89

産地:ブルゴーニュ・ニュイ
ジュヴレ・シャンベルタン村
等級:グラン・クリュ
品種:ピノ・ノワール
生産者:ドメーヌ・デ・シェゾー
価格:\9,250(89年)
おすすめ度 ★★★★

渋味
★★★

酸味
★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★★

コストパフォーマンス
★★★

個人的総合評価
★★★★★

ジュヴレ・シャンベルタン村のグラン・クリュ(特級)。
“グリオット”の名の通り、チェリーのような果実香のワイン。
完熟した果実の凝縮感があり、ふくよかさとともに、
渋味を優しく包み込むような感じの味。
その果実味ときたら、非常に元気。非常に洗練されている。
非常に上品でよくまとまっていて、味わい深い。
フィニッシュには、果実の香りが残り、余韻が長い。
非常に感銘深いワインでした。

 

なお、このワイン、生産者の表記は「ドメーヌ・デ・シェゾー」になっていますが、実際には、別の大物の作り手がぶどうの生産およびワインの醸造を行っています。デ・シェゾーは畑をその作り手に貸しており、ワイン作りを委託し、作られたワインを自社製として出荷しています。

その畑を貸してもらい、ワインを実際に作っている大物作り手とは。。。ポンソとのことです。

確かに、このワインの味わい、まさしく、ポンソだと思います。

第3位 ヴォーヌ・ロマネ・クロ・デ・レア(ジャン・グロ)’95

産地:仏・ブルゴーニュ、ニュイ
ヴォーヌ・ロマネ村
等級:プルミエ・クリュ
品種:ピノ・ノワール
生産者:ジャン・グロ
価格:\6,600(95年)
おすすめ度 ★★★★★

これぞ、ピノノワール!

渋味
★★★

酸味
★★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★

個人的総合評価
★★★★★

ヴォーヌ・ロマネのプリミエ・クリュ(第1級)。
クロ・デ・レアは、ジャン・グロのモノポール(単独所有畑)。
このワインは、ジャン・グロの代表作のひとつ。
グラスに注いだだけで、果実味たっぷりの香りがしてきます。
完熟したさくらんぼ、あるいは、いちごのような香り。
さわやかな酸味と果実味たっぷり!
これぞ、ピノ・ノワールといった味で、さすがジャン・グロ。
ほんとに素晴らしいワインです。
ただし、まだ若い感じあり。
もっと熟成させると、もっとよくなりそう。

目からうろこが落ちそうな感動を呼ぶワイン。
ジャン・グロは飲む人の期待を絶対に裏切らない、
まさにお墨付きのブルゴーニュを作る作り手です。

第4位 GAJA バルバレスコ‘93

産地:イタリア・ピエモンテ
等級:DOCG
品種:ネッビオーロ
生産者:GAJA
価格:
91年 1/2ボトル \6,000
おすすめ度 ★★★

渋味
★★★★

酸味
★★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★

個人的総合評価
★★★★★

 

第5位 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(MASI)’94

産地:伊・ヴェネト
等級:DOC
生産者:MASI
品種:コルビーナ
価格:\4,500(94年)
おすすめ度 ★★★★★

渋味
★★★

酸味
★★★

コク
★★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★★

個人的総合評価
★★★★★

アマローネはイタリア・ヴェネト地方の特産品。
約100日間、藁のマットに上に寝かせて陰干ししたぶどうを
用いてワインの醸造を行います。
陰干しすることにより、ぶどうの糖分・風味を凝縮させ、
ワインにふくよかさと風味をもたせるのです。

アマローネの作り手もいろいろありますが、その中でも
MASIは最高の作り手の部類です。

カシス、干しプラムの果実味、それも凝縮度は高い。
他には、ユーカリ、甘草、ビターチョコのフレーバーもあり。
非常にふくよか。
飲み口は、まさにビロードのような滑らかさ。
飲んでいて感動させられてしまうワインです。
素晴らしい!としかいいようがないです。

第6位 シャトーニュフ・デュ・パプ・ラ・ベルナディーヌ’(シャプティエ)95

産地:コート・デュ・ローヌ南部
等級:村名AOC
品種:グルナッシュ
生産者:シャプティエ
価格:\3,700(95年)
おすすめ度 ★★★★★

渋味
★★★

酸味
★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★★

個人的総合評価
★★★★★

シャトーヌフも作り手がいろいろ存在しますが、その中でも
シャプティエ生産の“ラ・ベルナディーヌ”が好きです。
タイプとしてはフルに近いミディアムボディ。
酸味は少なく、ナッツのような香ばしさがあります。
また、果実味とまろやかさもあります。
アルコール度数が高く、ヴォリューム感あり。
シャトーヌフは指定の13種のぶどうの混醸が認められており
通常はグルナッシュを主体に複数の品種がブレンドされます。
また、グルナッシュ自体も他品種と混醸することが多いです。
ですが、シャプティエは、グルナッシュ単一でのワイン作りを
自らのスタイルにしています。
また、シャプティエは、無農薬、有機栽培によるぶどう栽培も
自らの流儀としています。

第7位 シャトー・ソシァンド・マレ’88

産地:仏・ボルドー、オー・メドック
等級:
クリュ・ブルジョア
品種:
カベルネ・ソーヴィニオン
メルロー、カベルネ・フラン
価格:1/2ボトル \4,300(88年)
おすすめ度 ★★★★

渋味
★★★★

酸味
★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★

個人的総合評価
★★★★★

メドックのグラン・クリュ・クラッセのランク外ですが、
非常に高い評価を得ているワイン。

ワイン界の大悪人(?)ロバート・パーカー氏が、

「このワインはメドック2級に匹敵する!」と絶賛したワイン。


飲んでみたら、噂どおり、いや、期待以上の味でした。
全体的にバランスが非常によく、タンニンはしっかりしていて、
重厚な味なのですが、飲み口が柔らかく優しい感じがします。
フィニッシュは意外にさっぱり。
余韻は少し残るのですが、しつこくはありません。
非常に印象深いワインでした。

第8位 ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ(セラファン)’93

産地:ブルゴーニュ、ニュイ
ジュヴレ・シャンベルタン村
等級:村名AOC
品種:ピノ・ノワール
生産者:セラファン
価格:\6,500(93年)
おすすめ度 ★★★★★

ピノノワールの魅力たっぷり

渋味
★★★

酸味
★★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★★

個人的総合評価
★★★★★

セラファンのワインの特徴は、酸味にあります。
酸味はしっかり出してくるのですが、どぎつい酸味ではなく
ぶどう本来のフルーティーな酸味。
この作り手は、ピノノワールの酸味の活かし方が絶妙。
乳酸発酵を上手く行っているものと推測されます。
香りは、ベリー系のフルーティーな果実味。
これに複雑さが加わります。
すべてにおいてバランス良く、また、飲み口も優しい。
かといって軽くはなく、コクも十分あります。
非常に素晴らしいです。
格は村名ワインながら、この作り手のフラッグシップとも言うべきワイン味わいはプルミエクリュ並み。
個人的には、セラファンは大好きな作り手です。

第9位 ベガシシリア アリオン‘93

10位 シャトー・ド・ボーカステル(ピエール・ペラン)‘93

産地:コート・デュ・ローヌ南部
等級:村名AOC
品種:グルナッシュ、シラー、
ムルヴェドゥール
生産者:ピエール・ペラン
価格:\4,800(93年)
おすすめ度 ★★★★★

是非飲んでみるべき

渋味
★★★

酸味
★★★

コク
★★★★

果実味・まろやかさ
★★★★

コストパフォーマンス
★★★★

個人的総合評価
★★★★★

シャトーニュフ・デュ・パプは最大13種のぶどうの
使用が認められています。
上述のシャプティエの“パプ”はグルナッシュ単一でしたが、
こちらは13種すべてを使用したもの。

香り・味わいは様々な要素を含んでいました。
カシス、プラムなどの果実香に、甘草などのハーブ香、
そして、黒胡椒のようなスパイスも。
タンニンはさほど強くありません。
ふくよかな口当たり、まろやかな味わい。
余韻も長かったです。
果実味、ハーブ、スパイス、それぞれが主張していると同時に
見事に調和しているところは、作り手の技を感じます。