〜アフリカ飢餓救済チャリティーレコード〜
WE ARE THE WORLD
USA for AFRICA

〜LPレコードより〜
(改行そのまま)
アフリカがヨーロッパ諸国により植民地と
して分割されてから百年、今この大陸は永続
的な危機の状態に陥ってます。アフリカの
25の国々はこの飢餓をのりきるため、世界に
対して緊急の援助を求めてきました。一億五
千万の人々が食糧、医薬品、医療援助、及び
水といった生きていく上でどうしても必要な
ものがほとんどない、という事実に直面して
いるのです。
全世界で最も低い国民所得と経済成長率、
非常に不安定な政情、きびしい自然環境、
そして高い文盲率と短い平均余命――加えて
世界で最も高い人口増加率。これが現在のア
フリカの事実の姿です。
さらにこの悲劇的な公式に拍車をかけるの
が、今やアフリカの全人口の1/3に影響を及ぼ
している干ばつです。乾いた表土は風に吹き
飛ばされ、サハラ砂漠は毎年数百万エーカー
以上も、その範囲を拡大しています。
このように大陸が環境や、社会や、経済や
政治などの面で窮地に追いこまれ、破壊され
ていく中でいちばん大きな影響をうけている
のは貧しくて力のない人々、特に女性や子供
たちなのです。今こそ食糧を供給し、栄養失
調と伝染病から人々を守っていく救いの手が
さしのべられなければなりません。そして今
だけでなく、長く将来を展望した計画を立て
ることも必要です。農業と経済の総合的な開
発を長い目で見続けていくことで、私たちは
アフリカの人々がいつの日かまた自分たちの
手で社会を支えていくようになるのを手助け
することができるのです。
United Support of Artists for AFRICA(USA
for AFRICA)は、カリフォルニア州にある非営
利団体です。設立にあたって中心となったの
は、ハリー・ベラフォンテ、マイケル・ジャ
クソン、クインシー・ジョーンズ、ケン・ク
レイガン、ライオネル・リッチー、そしてケ
ニー・ロジャースといった面々で、彼らは団
体の理事となっています。代表理事はマーテ
ィー・ロゴルがつとめています。USA for
AFRICAでは、この問題に特に詳しい専門家た
ちによる顧問委員会も設置しました。
現在USA for AFRICAでは、レコード・セ
ールスによって世界から集まった寄付金を次
のように分配することを決めています:まず
39パーセントは、アフリカへの直接的な救援
のために、特に医薬品やワクチンなど医療の
面に重点をおいて用いられます。次に同じく
39パーセントを種や肥料や農機具などと、給
水施設をつくるための工事の費用に、そして
残りの22パーセントの大部分を、長期にわた
る経済開発プログラムを各地で推進していく
ために用いられます。
USA for AFRICAは、現在すでに危機に瀕
している国々に対して物資の引渡しを行って
いる、実績のある確実な代理業者を通じて救
援活動をすすめていきます。業者たちには、
業務上必要となる品目をリストにしてこちら
へ渡してもらい、それによってUSA for AFRICA
が必要なものをそろえて業者に給付します。
このシステムにより、代理業者にかかる経費
は減り、その分、より多くの寄付金が直接、
救援のために使われることになります。
最も深刻な影響をうけている12の国々:ア
ンゴラ、ブルキナ・ファソ、チャド、エチオ
ピア、ガーナ、マリ、モーリタニア、モザン
ビーク、ニジェール、ソマリア、スーダン、
ウガンダ:私たちには彼らのかかえているす
べての問題を一度に解決することはできませ
ん。でもとにかくやってみようと思います。
何もせずにいることが私たちにはできないの
です。
あなたにできること:
1.シングル、アルバム、ビデオその他、
USA for AFRICAに関する商品を買ってく
ださい。スウェット・シャツやTシャツを
買ったらぜひ着てください。どんなメディ
アでもメッセージはひとつです:people
need help (人々は助けを求めている)
2.寄付してください。USA for AFRICA
基金に直接寄付金を送ることができます。
宛先:USA for AFRICA foundation
住所:6420Wilshire Blvd.、19th floor、
Los Angeles、CA 90048.
USA for AFRICAはアメリカとアフリカの
飢餓と戦うために皆さんの寄付金を使いま
す。
3.イベントを企画してください――洗車、
クッキー・セール、ガレージ・セールなど
何でも――お金をかせぐと共に意識を高め
ましょう。パーティーを開いてお客様に余
裕があるお金を寄付するようお願いしてみ
ましょう。そしてお客様にも各々がパーテ
ィーを開くようにすすめましょう。
4.学校や教会や市民団体で活動をはじめま
しょう。そうすれば人々に常に情報を提供
したり、専門家を招待して、演説会を開く
ことができます。各々の学校で”アフリカ
救援の日”をつくるのを促したり、団体の
中にUSA for AFRICA特別専門委員会をつ
くったりするのもよいでしょう。想像力を
働かせてください――どんなことでも助け
になるのです。
5.地域のメディア――新聞、雑誌、ラジオ、
テレビなど――に飢餓問題をはっきりと伝
えるよう、働きかけてみましょう。地域の
企業には、USA for AFRICAがイベントを催
すのに必要なもの、資金、時間、人員、装置、
施設などを提供してもらえないか、問い合
わせてみましょう。途中で投げ出してはいけ
ません!アフリカでも他の地域でも人々
の苦しみは一夜にして終わるものではないの
です。救援の努力もまた今日だけでやめて
しまってよいものではありません。
6.詳しい情報を知りたい方は、こちらへお
たよりをおよせください:
Marty Rogol、Executive Director
USA for AFRICA
1112N.Sherbourne Dr.
Los Angeles、CA 90069
注→本文はレコード・ジャケットの内側に記載されてい
る英文を翻訳したものです。ビデオ、スウェット・シャツ、
Tシャツについて、日本での発売は決定していません。
(’85年4月現在)