マウンテンバイクの部屋                                                            ★自転車置場  ★玄関

キャノンデールカップ

2005年9月25日 相模湖ピクニックランド

 

レポート

 序章

 台風が接近している影響で、雨が降ったり止んだりしている。
 当日の朝に雨の中荷物の積み込みに奔走するのも嫌なので、前日の夜からほとんどの作業をしておいた。
 さらにバイクには山のあるタイヤに自作フェンダーを装着、ディレーラーにも泥詰まり対策の目張りをする。
 そして当日・・・

 

 9月25日
 朝4時半に起きると雨はほとんど降っていなかった。
 5時半に出発するが台風の影響か道路はガラ空き。
 順調に下道を走り、6時10分に一番乗りで会場に到着する。

 やはり駐車場エリアはぬかるんでいる。
 その中でも足場の良い場所を選び、トレーラーをセッティングする。

 

 午前7時、受付を済ませ子供たちを引き連れて試走をしにコースに入る。
 キッズクロス用のコースは外周路は問題ないがグラウンドエリアはかなりぬかるんでいる。
 これは子供たちには走るのが辛そうだ。
 ショートコースを1周後、そのままさとみと一緒にエンデューロコースに出る。
 予想通りところどころぬかるんでいるものの、今の状態では足着きなしで走れそう。
 ただレースが進むにつれてどうなることか・・・それだけが心配だ。

 

    

   雨の中開会式が始まりました                    さぁ子供たちのレースです がんばれー!

 

 小雨の降る中、キッズクロスが始まる。
 じゅんの出場する小学1・2年生クラスは人数が多いため、予選が行われる。
 ショートコースを2周するのだがスタートの出遅れが響き4位でゴール、決勝進出ならず。

 続いて行われた敗者復活戦では、追い上げたが惜しくも3位。
 残念ながら予選落ちとなった。

 
 そして引き続き各クラスの決勝が行われた。

 コースは段々とわだちとぬかるみが多くなり、走るのが大変そう。
 ひろきは小学3・4年生クラスで4位となり、惜しくも表彰台を逃す。

 でもふたりとも全力でがんばったゾ。

 

    

   小学1・2年生クラスのスタート                    気合で走るじゅん コース上にはたくさんの水たまりが

 

 レースが終わると同時に子供たちのバイクを持って洗車場に駆け込み、泥だらけとなったバイクを洗う。
 すぐにきれいにしておかないと後で大変なことになってしまうからね。
 
 続いて1時間エンデューロが行われている。
 これには知り合いも大勢出ているので応援に行きたいところだが、子供たちのバイクやウェアの後片付け、昼食の用意、

 自分たちのアップとそれどころではない。
 だんだんと雨が激しくなってきたが、レースは多少の遅れはあるものの予定通り続行されるらしい。

 

    

   小学3・4年生クラスのスタート                    気合で走るひろき コース上にはたくさんのわだちが

 

 そしていよいよ2Hエンデューロが始まる。
 私はビギナークラス、さとみはレディースクラスにエントリー。
 スタート地点にはすでにMag郎さん、ファンキーパパさんのバイクが先頭グリッドに置いてある。(むむ、さすが素早い)
 見回すとエキスパートクラスのせーじ君の姿も見える。
 我々も負けじと4番グリッドにつける。
 激しい雨ということでミーティングは簡単に済まされ、スタート位置につく。
 オフィシャルが「すぐにスタートします。」と言った途端に・・・

 「パン!」いきなり号砲が鳴った。
 「うわっ、本当にすぐじゃないかー!」
 心の準備もないままに走り出す。

 

 前走者の上げる泥しぶきを受けながらも、怯まないようについて行く。
 グラウンド内を周回し終えた時にMag郎さんを抜き、20位くらいで外周コースに出る。
 すでにサングラスは泥で真っ黒で、前が良く見えない状態となっている。
 おまけに曇ってくるわ、目に雨も入って来るわでもう最悪。
 中間の激上りでは渋滞が発生、すぐにバイクを降りて押す。
 特に今日は滑って走りづらいし、やはりここはテクニックを要するところだ。
 その直後にMag郎さんに抜かれ、激下りへ。
 前が良く見えないまま下るが、遠近感がなく怖い。
 それでも記憶にあるコース地形を頼りに一気に下る。

 

 1周目を終えた時点でさとみが追い上げて来た。
 しかし何やら様子がおかしい。
 聞けば走り始めてすぐにパンクし、たまたま出走しなかったRyoさんにタイヤをホイールごと借りて交換したらしい。
 まぁ不幸中の幸いだ。

 
 視界が悪い状況は一向に改善されないが、それでも気合だけで走る。
 むしろ目張りが効果あるのか、メカトラブルが起きていないのが救いだ。
 それよりも泥と格闘していると時間の感覚がない。
 メーターも泥にまみれ、時間の経過もわからない。
 しかし場内アナウンスが1時間が経過したことを知らせている。
 ここまではあっという間という感覚しかない。

 

 後半になっても雨の勢いは一向に衰えない。
 コース上のあちこちには池や川が出現し、序盤の下りはものすごくスリッピーとなり何本もの轍が出来ている。
 当然転倒するライダーやメカトラでストップしているライダーが続出。
 そんな光景を横目で見ながらただひたすら泥や雨に耐え、淡々と周回をこなす。
 もはやジャージは泥でそのデザインすら見えず、誰に抜かれたかも判別出来ない。

 

 90分を経過し、コースはますます壮絶になって来た。
 序盤のスリッピーな連続した下りでも中盤の上りでもバイクを下りて押す人続出。
 特に下りではバイクを下りたはものの、足を滑らせて転倒するライダーもよく見掛けた。
 その隙間をぬってバイクを大きくスライドさせながらなんとか下って行く。
 こうして2時間が経過し、レースは終了した。

 

 雨は結局ずっと降り続けた。
 まさに耐久、耐え忍んで走ったという他ない。
 幸いにもメカトラもなく、最初の押し以外は足付きなしで走り切ることが出来た。
 

 ゴールするないなやすぐに洗車場に直行する。
 そこに並んでいるライダー誰を見てもバイクも泥まみれ、ウェアに至っては何層もの泥がこびり付き、まるで塗り壁のよう。
 バイクと体の汚れを落とし、開放されていた温水シャワーを浴びて着替えると、ようやく人間に戻った気がした(笑)。
 

 いつものことだがレースが終わると猛烈にお腹が空いてくる。
 むさぼるように(野獣のように?)栄養を注入する。
 ふと気が付くとあれほど降っていた雨は上がり、雲の切れ目から青空が見える。
 ん〜今までの悪天候は一体何だったのだろう。
 2Hエンデューロだけまさにピンポイントで狙われたという感じだ。
 

 バイクとウェアを片付け、ようやく落ち着いた頃に表彰式が始まる。
 まぁ自分には関係ないからいいかと思って片付けを継続していると、「3位、TEAM Y.O.Rすずきさん。」のアナウンスが流れる。
 「えっ、私?」何度も確認するがどうやら間違いないようだ。
 気持ちはビギナーだが経験的にはそう言えないので申し訳なく思いながらもステージに上がる。
 2位にはファンキーパパ、そして優勝はMag郎さん。
 私としては自分が入賞したことよりもこの3人で表彰台に上がれたことを嬉しく思う。
 なんと言っても共に夏の足柄強化合宿を乗り切った仲間だから。
 ステージ上で派手にシャンパンファイトをして乾杯。
 最高の瞬間である。

 

    

   ビギナークラスはお知り合いで表彰台を独占!          嬉しいシャンパンファイト

 

 エキスパートクラスではせーじ君が3位入賞、そしてレディースクラスはさとみが優勝した。
 とは言ってもエントリーがひとりなので完走すれば優勝が当然なのだが。
 でも彼女も足付きなしで9周走破をしている。
 パンクがなければこの悪条件のコースを10周はしているところだ。
 充分賞賛に値する。

 

    

   レディースクラスの表彰式 おめでとう!              おまけその1:ニューバイクの「rush」 とても軽そう

 

 おまけその2
 終わってからファンキーパパさんの体を見て驚いた。
 上半身に無数の傷、特に背中にはものすごいものが。
 よくよく聞けば、スタート直後からリアのブレーキパッドがぶっ飛んでそのまま走っていたらしい。
 よくもまぁそんな状態で2位になったものだ。
 さぞかし大変だったことだろうに。
 
 おまけその3
 台風の影響か帰りの渋滞はほとんどなくスムーズに帰宅したが、さぁそれからが大変。
 風呂に入ってまずはウェアの洗濯。
 これが何度洗っても泥や砂が出続け、茶色の水にしかならない。
 全部のウェアを洗い切るのに30分は掛かってしまった。
 教訓:悪天候時のレースに白物ジャージを着るのはやめよう。

 

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