メンバー紹介(第2回演奏会プログラムより収録)

 第2回演奏会出演者のプロフィールを自己紹介ならぬ「メンバー同士による他己紹介」の形にしてみました。誰が誰のことを書いたかは文末をご覧ください。

 清永 泰宏

 シミズさんと間違われるのをよく気にしておられたキヨナガさん。私が1回生のときの5回生で、当時のパートリーダー。留年されたのはチェロに打ち込まれたせいで、初心者であれくらいうまくなった人はいない、下宿の小さな部屋からは就寝中以外はチェロの音が聞こえてくる・・・と数々の伝説に彩られた雲の上の先輩でした。学生の頃老けておられたのか、今若く見えるのかわかりませんが、当時とあまり風貌も変わっておられないように私には見えます。タバコの似合う人です。
 後輩にはとことんやさしい人。きっとご家庭でもやさしいパパなのでしょう。けれど楽器に向かうときの目は違います。武骨なまでに厳しく、音を聞きわける方だと思います。おこられたこともないのに、いまだに怖い先輩であります。けれどメーリングリストでは案外お茶目なところを見せてくれています。現在はバイオリニストの奥様と愛娘を神戸に残し、東京に単身赴任中。 (今井康夫)

 松江 雄二

 メンバーから長老と讃えられ全幅の信頼を得ている松江さんですが、風貌はカマキリおじさんと言われるほど、いくつになってもそのスリムな体型を維持しています。しかし、そのスリムな体型とは裏腹に、とても深く熱い音楽を持っています。もちろんその楽器からは深く厚い音色が出てきます。学生時代には指揮者も長く勤めました。
 合奏練習中の松江さんには特徴的な姿があります。椅子の上に立て膝をして、じっと楽譜を見つめるのです。その眼差しには凄みがあります。
 大阪カザルアンサンブルにおける、重鎮ぶりもさることながら、仕事の関係で、関東地方から九州地方に至るまで、転勤した先々でアマチュアオーケストラに首席として在籍しています。行く先々でオケ改革をするかの如き活躍をしており、某著名音楽雑誌にも「歴戦の士」と紹介されました。現在在住の宮崎県延岡市で、昨年は家族総出のファミリーコンサートも開催し、音楽一家の指揮にも余念がないようです。 (山内明)

 草水 美子

 それは突然、旋風のようにやってきました。昨年の冬のことでした。大阪カザルスアンサンブルが出演したACFの演奏会に彼女がAudienceとして登場したのです。
 メンバーの熱い誘いに押され、「最近、チェロに触ってないから」とかいう言葉はどこへやら、「じゃあ」という言葉が出たと思うと、次に現れたときには小さい身体で加納celloを抱えて東京−大阪間を往復し、そのまた次には"my cello"を持って現れたのでした。彼女がメンバーに加わってからは、男性陣の目の輝きは変わり(というように私には見えました!)、私たちの練習は活気に溢れ、実に充実した(それまでもそれなりに?充実はしてましたけど)活動となっています。これだけで彼女が阪大オケ・チェロパートでいかに慕われていたかがよくわかる気がします。私にとっても高校のクラブの大先輩にあたるのですが、一緒に演奏させていただけることになるとは思っても見ず、大変嬉しいことです。これからもどうかよろしくお願いします、原川さん!! (田中裕子)

 今井 康夫

 ステージを見て下さい。そうそう、おヒゲをたくわえチェロをさもいとおしそうに構えて弾いておられるあの方が今井さんです(当日ヒゲを剃ってこないでね!)。
 今井さんは、阪大オケの第?代目の学生指揮者をつとめられ、卓越した音楽センスで私達を引っ張ってこられました。未だに、オーケストラのスコアを目の前にそれを即興でピアノで弾いてしまうなどという人を私は他に見たことがありません。あの頃鋭い眼光で我々を見据えていた今井さんも、優しいお父上になられてしまいました。電子メールの署名欄に、その都度お子さんのほのぼのとしたエピソードを綴ってこられるのも今井さんの現在の心境を伺い知ることができ、かくも羨ましく思います。
 現在は、広島で大学の先生をされていますが、多忙な中、本日のプログラムにサティの美しい編曲譜を提供して下さいました。我々の演奏が今井さんのイメージに応えることが出来るか否や皆さんの判定はいかがでしょうか? (金山秀行)

 村上 淳

 上川 毅

 私と上川さんとの最初の出会いは、1980年にさかのぼります。当時チェロをはじめて2年ちょっとで、サンサーンスのコンチェルトの代弾きをしている上川さんをみて、ここまで上手になる例もある(?)んだとおもい、希望を持ったものでした(ただ、すぐ現実とのギャップの大きさに、身のほどを知りましたが・・・そういえばもうチェロはじめて19年もたっているのに・・・)。
 氏の最近のトピックといえば、1000人のチェロコンサートの練習で、元ベルリンフィルのフィンケやシュタイナーの間にはさまれて、直々にアドバイスを受けながら弾いたっていうことでしょう。ああ、うらやましい。そう、氏は、銀行マンで、ドイツ、スイスに住んでいたこともあって、ドイツ語はぺらぺら(実際にきいたことはないんですが・・・)らしいのです。
 何をやっても器用な人。人は氏のことをよくそんな風に言います。 (加納隆)

 黒上 晴夫

 某国立大学の助教授。普段は学生達を教えているらしいが、遊んでもらってると言った方がいいのかもしれない。外出も多いらしく、何しに行ってるのかは分らないがいろんな国から電子メールが飛んでくるお忙しさんである。教育テレビに出演した折りは、硬い肩書きとは似つかぬ顔立ちに、NHKのスタッフがマジ顔メイクするのに苦心したであろうことが覗えた。
 一方、家庭では・・・。仕事帰りに食材を買い出しする優しい夫ではあるが、レタスを買ったつもりが、帰って袋を開けたらキャベツだったというオッチョコチョイで、奥様にとっては・・・。
 チェロは明るく伸び伸びとした音で、性格そのもの?
 ともあれ「鳥の歌」のソロに、請うご期待。 (清永泰宏)

 田中 寿夫

 定期的活動を初めて10年、一貫してわが大阪カザルスアンサンブルのマネージャ役として、一言居士の多いメンバーの面倒を見てくれている田中氏。このアンサンブルの継続的活動を支えている影の功労者といえる。
 庶務・会計的なマネージメントもさることながら、、特にレパートリーの限定されてしまうチェロアンサンブルの場合、演奏技量と演奏効果の釣り合いがとれ、その上音楽的充実感を兼ね備えた曲目をピックアップする事が大変で、仮に良さそうな曲があっても実際にその曲を練習、録音と取り上げていくためのスコアやパート譜の入手というより現実的な問題があるが、氏は市販スコアやパート譜探しから、時にはバッハの「シャコンヌ」の時のようなコンピュータテクノロジー(大袈裟?)を駆使したパート譜の制作、また近現代曲の著作権の確認など、煩瑣かつ必要不可欠な部分をカバーしてくれており、一同感謝の限りである。 (満渕匡彦)

 満渕 匡彦

 凝り性な男である。学生時代には、やたらとレコードを買い込み、世界中で3人くらいしか知らないんではないかと思われるような古樂にも造詣が深かった。今、その凝り性はワイン蒐集に向けられている。
 気前のいい男でもある。学生時代には、やたらと買い込んだレコードで気に入ったものがあると、惜しげもなく友人に貸し与え、しかも「早く返してくれ」とは催促しなかった。今、その気前のよさは蒐集したヴィンテージワインを飲み会のときに惜しげもなく差し入れてくれることで発揮されている。
 おまけに記憶力もいい男である。学生時代に友人に貸したレコード・CDの在り処をいまだに覚えている。今、その記憶力のよさは数多あるワインコレクションの中から、飲み会に提供する逸品を選び出すときに役立っている。
 こんな男を友人に持つと借りばかりが増えていけないが、負債を返済するのはもう少し待ってもらって、今日は利息代わりにあの男に挨拶しておこう。「また一緒にチェロが弾けるな。ところで、打ち上げ用のワインは持ってきたか?」と。 (田中寿夫)

 加納 隆

 彼は一見優しそうで(実際に優しくて)、一方熱血漢でもあり、またなかなか冷静でもあるように見えます。妥協しようとすると必ず止めてくれます(やんわりとではありますが、許してくれません)。
 とりどりのキャラクターが集まっていながら、不思議とバランスのいいOCEの中で、彼はさしずめ「OCEの良心」とでも言うべき存在では無いでしょうか。あらゆる場面で「何かが欠けている」ことを見てとるや、そこを支えにまわってくれる気配りと確実な実力が、とにかく頼もしいのです。
 音楽に対する鋭いこだわりも、最後まであきらめずに(?)主張してくれるので(そんなんできっこないやん・・と言ってしまいそうなことでも)、「とにかく彼がいるから大丈夫!」と、ついつい安心して弾じけきってしまう私を、これからも見捨てないでくださいね。 (草水美子)

 三輪 智

 村田 幸平

 山崎 知行

 金山 秀行

 この人はバランスの人だ。みんながバラバラな方向を向いている「わがまま」集団の中で、いつも冷静に自分の場所を保っている。弓をもっても遅れず飛び出さず、話をしていても、極端におどけたりおちこんだりすることもない。そういえば、怒っているのをみたことがない。われわれに対しては、怒っても無駄だとあきらめているのだろうか、何が起こっても、東洋的スマイルの中に動揺を包み込んでしまう。
 この人の弓は不思議だ。モーメントをかけ続けているわけでもないのに、音が伸びていく。速いパッセージでも途切れない。息も絶え絶えなわれわれの演奏の中では,ひときわ光る。そういえば、どんなに音が高くても、同じ音色が出てくる。
 そんな彼でも、へまはやる。新幹線に乗ったら、お茶を買いに降りて戻れなくなる。トイレに行ったら時計を落としてくる。何も、みんながいるところでやらなくてもいいのに・・・。(黒上晴夫)

 山内 明

 演奏する楽器によってその人の性格がある程度わかると言われます。山内氏が学生時代になぜチェロを弾きたいと思ったかは詳しく知りませんが、チェロの音色の暖かさは、いつも笑顔の絶えない彼の風貌、温厚な人柄に本当にしっくりしていると思います。また、学生時代には年次の違いから演奏会で同じステージには上がる機会がなくて感じませんでしたが、彼はアンサンブルを本当に楽しんでいて、このカザルスで一緒に練習したり演奏すると、こちらまでなごやかな気分になります。
 仕事の面(大手楽器メーカー)でも少なからず音楽や楽器への興味が活かされているようで、そんな”音”に恵まれた環境は、私に限らず音楽に接する時間の制約が多くなったメンバーには羨ましい限りです。
 日頃は、我々全国各地に分散しているメンバーの間でなくてはならない通信手段である電子メールのサーバー管理を担当し、全員が大変お世話になり感謝しています。 (上川毅)

 田中 裕子

 数少ない女性メンバーの1人。マネージャー田中寿夫氏の奥様。自己主張が強い寿夫氏と対照的に中庸を得た暖かい人柄です。
 寿夫氏の勧誘によりメンバーとして参加されました。学生時代のノリやあほぶりが色濃く出た雰囲気の中にあって、愛想つかさず、ごいっしょしていただいていること、感謝にたえません。神戸高校の弦楽部出身で、原川さん、黒上さん、村上淳さん(今回の演奏会は欠席)の後輩で、各氏にチェロを指導してもらったそうです。 (松江雄二)

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