サーバーPC
前書き
最近までDualマシンを使ってきたがやはりDualCPUマシンは画像や3DCGやサーバーと
して使うべきである。メインPCを新しく組んだのであまったパーツでサーバーを作ることにした。
複数のPCを使っている人はサーバーがあるとファイルのバックアップや共有ができ便利である。
安定性、性能を重視してDualCPU、オールSCSIにすることにした。
パーツ選び
パーツはSuperMicroのP6DBE(BXチップ)のマザーボードとPentium3-650MHzのCPUが2つ、
レジスタードSDRAM128MBが4本、2940U2のSCSIボード、HDはSeagateのSCSIタイプ、
FDドライブ、SCSIのCD-ROMドライブ、サウンドカード(PCI128)、
Netelligent Dual 10/100TX UTP PCI Controller、ケースはGatewayのフルタワーである。
あと足らないものはビデオカードである。中古でATIのRagePro(中古で1000円位)を購入した。
メモリも安定性や信頼性を考えるとECC(エラー訂正機能)付きのものがベストである。
右の写真がECCタイプのメモリである、左は通常のNonECCメモリ。
ECCメモリは片面あたり9個(NonECCメモリは8個)のチップから構成されていて
NonECCタイプは64bit、ECCタイプは72bitになるわけである。
ECCが付いている方が2〜3割程度、高価になるが最近は特にメモリが安いのでいいだろう。
またマザーボードP6DBEはRegisterd ECC(レジスタード=クロックを安定させる特殊なチップ)対応だが、
多少高価なのが欠点である。(メモリスロット4つ、すべてを使用)ときはRegisterdを推奨。
これがレジスタードメモリである、メモリチップは片面9個でECCだが
クロックを安定させるためのレジスタードチップが付いている。
128MB×4本=512MBで4000円だった。
BIOSにECC設定があるときは必ずEnable(有効)にしておこう。
BIOSのメモリに関する設定はAutoにした方が無難である、AutoならSPDチップのデータを
もとに最適な設定で使用可能だからである、しかし使われているメモリがバルク品や
質の悪いものなどSPDチップにデータが書き込まれていないときは注意が必要だ。
やはり信頼、安定性を求めるならブランド品かメーカー純正を使おう。
NICはDualタイプのものを使用した、
Netelligent Dual 10/100TX UTP PCI Controller」という
10BASE-T/100BASE-TXポートを2つ搭載したDual NICである。
1番ポートがWAN側(ADSLモデム)、2番ポートがLAN側に接続。
LAN(Ether)カードはIntelや3Comのような高価なタイプと
RealTekチップやVIAチップなどが使われている安いタイプがあるが
転送速度についてはほぼ同等であり、高価なタイプの方が多少CPU占有率が
少ない(安いタイプのLANは処理の一部をソフトウェアで処理するため)
またIntelや3Comのような高価なLANカードはOS標準ドライバが使用できるので楽で
他のハードウェアなどの相性トラブルも最低限で済むメリットがある。
これがマザー(P6DBE、とても安定している)とCPU、メモリである。
これがATIのRageProAGPである。メモリは4MBではあるがサーバー用として使うので
性能は良くなくていい(表示できればいい?)
ATIのビデオチップはよくサーバーに使われている、その理由は
こなれた安定性と低発熱、低消費電力(チップにヒートシンクが付いていない)である。
ビデオカードもPCIタイプが使いたかったが拡張スロットの空きがないのでAGPタイプにした。
PCIは5本なのでSCSI、NIC、RAIDを使用してるので1本空きである。
空きがあってもPCIスロットはIRQなど共有してしまうのでできるだけIRQ共有しないように
BIOSの設定やPCIカードの挿す場所をいろいろ考える必要がある。
ISAスロットもあるのだが設定が面倒で、性能もあまり良くない(CPU占有率が多少大きい)
ので使用しないほうが良いかもしれない。(安定性、性能重視)
無論IRQの重複、無駄を避けるためサウンドカードは使用していない。
やはりサーバー使用ならマザーボードはビデオやLAN、SCSIがオンボードの方が
設定も楽で、相性問題もなく良いかもしれない。
冷却対策
CPUに付いている純正クーラーでは心配(ほこりやヤニまみれ)なので新しくすることにした。
新しくヒートシンクファンを取り付けた、Pentium3の450〜550MHz用であったが
このPentium3-650MHzは消費電力が17Wと低く、(Pentium3-550MHzは35W)なので
心配はないだろう。純正ヒートシンクファンだとCPU温度は34〜38℃だが
新しいヒートシンクファンだと32〜36℃で安定している(室温25℃時)
さすがに留守時など室温40℃の時は45〜48℃になってしまうが問題ないだろう?
またPCのCPU温度、ファンの回転数、電圧などはBIOSでしか確認できないのは
不便なので私はMotherboardMonitor5を使っている。
このように各CPUの温度、電圧、ファンの回転数やその他の電圧などリアルタイムに
表示できログファイルも記録できるし、設定した値以下になると警告を出せて便利である。
このMotherboardMonitor5は日本語表示に出来るので設定もしやすい。
冷却対策でHDクーラーを取り付けた。これで安心である。HDクーラーは1000円くらい
写真の水色の線は冷却のための空気の流れである。
フルタワーの前面下の6cmファンから吸気してCPUやカード類を冷却して電源ユニットから排気、
ハードディスク冷却ファンから吸気され電源ユニットの上にある8cmファンから排出される。
HDの熱がCPUやその他パーツに影響を与えないようにしてある。
最近はやたら静音ブームだが冷却性アップのため高速ファンを使用している、
冷却ファンの総数は電源ユニットに1個、ケースファン8cmが1個と
6cmが2個、CPUクーラー2つで2個、ハードディスククーラー2個
合計8個もあるのでかなりの騒音である。
ファンはできるだけ高価なもの(高信頼性)を使うようにしよう!
私の場合、安物冷却ファンを使用していたら、なんだか異音がするようになったので
確認してみるとモーター部分がヘタって回転がスムーズでなかったり、
動いたり止まったりしていたのでみんなもたまにはチェックしよう!
またホコリ、たばこのヤニがPC内部に入らないように写真のような防塵フィルタを付けている。
ホコリが冷却ファンやヒートシンクに溜まると冷却性能の低下だけではなく故障や異音の
原因になるのでたまには掃除をしよう。
またケース内はFD、NarrowSCSI、WideSCSIのフラットケーブルのおかげで
空気の流れが悪いので、写真のようなスマートケーブルに交換した。
写真の左が50ピンのSCSI、右がFD用、上がUltraWide68ピン用である。
写真のようにかなりスッキリした。
たまにケース内から異音がして調べてみるとファンが止まったりしてるので
写真のファン監視装置を取り付けることにした。ケースファン停止は温度上昇につながる、
購入したのはファン監視基盤とLED、スイッチ類だったので5インチベイを加工して
温度計やLED、スイッチを取り付けた。このファン監視装置はラックマウントサーバーなどに
付いているのを以前みたことがある、ファン正常時はLEDは緑に点灯、故障や異常停止時は
アラームが鳴ってLEDがオレンジに点滅する。
前面(吸入)ケースファン、背面(排出)ケースファン、CPUファン2個を監視している。
取り付けるとこんな感じである、黄色いスイッチはアラーム停止ボタンである。
温度計はケース内の温度を表示できるようにした。赤色LEDはシステム用HDのアクセスランプである。
かかった費用は3000円くらいと手頃である。
電源ユニット容量アップ
また搭載してある電源ユニットが250Wで+12Vラインが9Aと少ないので
電源ユニットを300W(+12Vラインは15A)に交換した。
12Vラインの容量が不足すると動作が不安定になったりPCが落ちたりする。
理由はハードディスク1台あたりアイドリング中の12Vラインの消費電流は1A程度だが
ハードディスクのスピンアップ(起動時)やアクセスには1〜3A程度必要となるからだ。
でも350Wや400W以上の電源もあるのだが12Vラインは15〜17Aなので
あまり大きな電源ユニットを購入しても意味がないので注意しよう。
またAUXコネクタ(写真のATXコネクタの左の白い6ピン)はATXの補助電源である、
DualCPU対応のマザーボードはメモリスロットや拡張スロットをフル活用すると
通常のATXコネクタだけでは安定した電源供給ができないので
電力を安定供給させるために大体この補助コネクタが付いている。
私のP6DBEにも付いているので接続して安定性を高めることにしよう。
あと電源ユニットは信頼できるメーカーを選ぼう。(信頼性、耐久性を重視)
まあ電源にも寿命があるので2〜3年で交換してやるのが無難なのかもしれない?
オペレーティングシステム
オペレーティングシステム、略してOSは何にするか迷ってしまった。
始めはサーバーなのでWindowsNT4.0Serverをインストールしてみたが
設定項目が多く、NT4.0Workstationとはまったく違うので使用を断念、
まあ家庭用なのでユーザーアカウントは10人以上も必要ないのでWorkstationで充分である、
WindowsXPにしようと思ったがまだセキュリティーやアプリケーションの互換性、
安定性で不安が残るし、マシンパワーをかなり必要とするのでWindows2000を
使用することにした。Windows2000なら対応アプリも豊富で安定性も良いからである。
システム・セキュリティーの最適化
OSのインストールが完了したらデバイスドライバーやサービスパックのインストールをしよう
すべて完了したらWindowsUpdateなどを利用してサービスパック以降の更新ファイルの
インストールやセキュリティーパッチを導入しておこう。
あとはレジストリーを編集してパフォーマンスアップをしよう⇒ここを参照のこと
(レジストリーの編集は危険を伴うので各自の責任で!)
ベンチマーク
※HDBench340b
CPU:PentiumV650MHz(Dual)
メモリ:SDRAM ECC 320MB
VGA:ATI Rage Pro AGP 4MB(1024×768 16bit)
HD:2940UW+Seagate ST34502LW
OS:Windows2000(SP3)
DualCPUなのでCPUの測定値はPentiumV650MHz(シングル)の倍の値になっている
CPUの使用率の履歴が2つあるので正常にDualで稼動している
使用と今後について
やっぱりフルタワーは良いね、拡張性も十分で冷却性にも優れおまけにかっこいい。
早速使ってみると安定性、性能もとてもいい。
定期的に各PCのバックアップをとったりするときや、プリンタを使うときや定期的なウィルスチェック時も
複数のタスク実行時はやはりDualCPUの方が優れて良い感じである。
ウィルススキャン実行などはシングルCPUだとCPU占有率が70〜100%になって
他のアプリや操作が遅くなっていたがDualCPUならだいたい50〜70%とかなり軽い。
HDがSCSIでLANも100Baseなのでファイル転送も高速である。
共有ドライブ設定してドライバーやアプリ、重要データを入れておけばバックアップも楽である。
システム用(Windows2000)にSeagateのST34502LWを使用。
これが完成したDualCPUのサーバーである。
またこのサーバーはファイルサーバーとしてではなくWindows2000のIP変換機能を使って
ADSL用ルーターとしても機能している。
ハードディスクはもっと高容量なものが良いがあまりものパーツなのでしばらくは我慢しよう。
現在は9GBのHD3台とRAIDカードを購入してRAIDシステムを導入した
データードライブが約18GBになったので容量的には十分である。
電源ユニット交換
RAID増強ため7200rpmのHDDを10000rpmに交換したり、多少電力不足ぎみだったり
ぼちぼち寿命(前の電源ユニットは数年交換してないし、24時間365日稼動)だと思うので
電源ユニットを交換した。AntecのSL450を購入した、容量は450W(+12Vラインは25A)である。
今、現在のサーバー
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