なぜSCSIハードディスクを使うのか?
それは、、、性能が優れるから、、ただそれだけである。IDEのハードディスクは5400回転〜7200回転くらいしかないけど
SCSIなら5400回転〜15000回転のものまである。転送速度については、昔のIDEハードディスクは遅かったが
最近のものはかなり高速である。しかしSCSIはアクセス・シークタイム(ヘッドが移動するのにかかる時間)が
速くIDEの様にデータアクセスするのにもたついたり引っかかるような感じが少ない。
(IDEのシークタイムは速いもので7〜9msだがSCSIなら3〜5ms台と高速である)
しかし、SCSIハードディスクはコストパフォーマンスが悪い、ドライブの値段は数倍から4倍以上もする。
おまけにホストアダプタ(SCSIカード)が必要になる。よって金がかかる。
ハードディスクのスペックについて
ハードディスクを購入するときに重要なことはデータ速度、プラッタ容量(ディスク1枚あたりの容量)、回転数、
アクセス・シークタイム(ヘッドが移動するのにかかる時間)などがある。プラッタ容量が多いほど
ディスクの枚数が少なくなり、ドライブの容量も大きくでき、転送速度も高速にできる。
ホストアダプタ(SCSIカード)について
SCSIハードディスクやCD-R、MOなどを使うには絶対に必要なものである。

こいつは私の使ってるAdaptecの2940UWのSCSIカードである。いろいろなメーカがあるが
一番有名で高価なのがAdaptec(アダプテック)である。どのメーカを選んでも良いのだがPC関連製品には
相性問題がつきものなので有名どころを買うのが無難である。
この2940UWはオークションで2000〜4000円程度で買える、でもBIOSのバージョンによっては
CD−ROM(SCSIタイプ)からブートできないのでOSのインストールで苦労する。
おすすめは2940U2(80MB/s)でLVDやUltraWideや50ピンのSCSI機器も使用可能。
SCSIの種類はFast,UltraSCSI,FastWide、WideSCSI、Ultra2やUltra160(LVD)などいろいろあるが
ただどれだけのデーターが転送できるかの違いである。一番速いものを買っておけばすべての転送速度が
カバーできる(5〜160MB/s)。でも高いのが難点である。
また接続するコネクタが50ピンと68ピンの2種類あるが最近のハードディスクは68ピンである。
ちなみに写真の2940UWはUltraWideの40MB/sまでである。また29160ならLVDの160MB/sまでである。
自分のハードディスクがどれだけ転送速度があるのかよく調べて買った方が良い。金の無駄遣いは避けよう。
SCSIカードその1(40MB/s)
Adaptec:2940UW
これはAdaptecの2940UWである。内部Narrow50ピンとWide68ピンを搭載するSCSIカードであり
SingleEnd40MB/sまで対応している。外部は68ピンコネクタ。40MB/sを超えるHDはあまりないので
けっこう使えるSCSIカードである。使えるコネクタは3つの内2つまで!
すべて使える2940UW PROがある。
SCSIカードその2(80MB/s)
Adaptec:2940U2W
これはAdaptecの2940U2Wである、2940はSingleEndタイプだったが、この2940U2Wは
LVD80MB/s対応モデルでありSpeedFlexテクノロジーによりLVD機器とWideやNarrowのSingleEnd機器との
混在が可能(速度の違う機器を混在できる)なので大変便利である、コネクタは内部にLVD68ピン、
Wide68ピン、Narrow50ピン、外部LVD68ピンですべてのコネクタを同時使用できる。
SCSIカードその3(160MB/s)
Adaptec:29160
やっぱり欲しい、U160対応SCSIボードということで最近29160を購入した。
この29160は通常の32bitのPCIでも使えるし64bitでも使える。32bitのPCIスロットでは
160MB/sの速度は出ない(PCIの速度が132MB/sだから)でも64bitのPCIスロットを持つマザーボードは
Dualや一部のマザーに限られる、外付けのRaidでも組まない限り必要はないと思う。
この29160は内部にU160(68ピン)、UltraWide(68ピン)、Narrow(50ピン)のコネクタを持つので
最新のU160、Ultra2のHDも少し古めのUltraWideのHDやCD-R、MOなどのNarrowSCSIすべて同時に使え
とても便利である(SpeedFlexテクノロジー搭載)
ケーブルとターミネータ(終端抵抗)について

これはハードディスクとSCSIカードとを接続するための68ピンフラットケーブルとターミネータである。
68ピンフラットケーブルは非常に高価である(4000円〜13000円くらい)、安物を買っていしまうと
使えなかったり、ノイズの影響を受けて転送が不安定になったりするので高品質なものを使おう。
メーカー純正が一番良いと思う。
またハードディスクもUltraWideやUltra(50ピン)ならディスク本体にターミネータ(終端抵抗)が
付いているが最近のLVD対応ハードディスクには付いていない。ケーブルの最後に付ける
ターミネータも必要である。ターミネータ(終端抵抗)は一番最後に付けられたハードディスクに
取り付けて(またはハードディスク本体のターミネータをONにする)いる必要がある。
”このハードディスクで最後ですよ”とSCSIカードに教えてあげているようなものであり
付け忘れたり設定し忘れると誤作動の原因になるので注意しよう。
SCSIハードディスクの紹介
IBM:UltraStar2ES(DCAS34330UW)
これは私が初めて買ったハードディスクである、スペックは容量4.3GB、プラッタ容量1.4GB、
回転数5400回転、シークタイム8.5ms、バッファ512KBで転送速度は7.5〜8MB/s程度である。
今となっては性能は良くないが、発熱も少なく、音も小さくて良いドライブである。
IBM:UltraStar9ES(DDRS34560UW)
これもIBMのハードディスクである、IBMは発熱も少なく音も比較的静かである。
スペックは容量4.5GB、プラッタ容量1.8GB、
回転数7200回転、シークタイム7.5ms、バッファ512KBで転送速度は10〜13MB/sである。
IBM:UltraStar18ES(DNES309170UW)
このハードディスクはUltraStar9ESのプラッタ容量を倍にしたものでスペックは容量9.1GB、プラッタ容量3.6GB、
回転数7200回転、シークタイム7.0ms、バッファ2MBで転送速度は18〜20MB/sである。
発熱も少なく触るとやや熱いかな?というくらいである。
Fujitsu:MAG3091LC
このハードディスクは富士通のMAG3091LCである、型番の末尾が示すとおり80ピンのSCAモデルである、
私は写真のようなSCA(80ピン)→68ピン変換コネクタを使っている。(もちろん68ピンモデルもある)
スペックはUltra2LVD、容量9.1GB、プラッタ容量3.6GB、回転数10025回転、シークタイム5.2ms、
バッファ2MBで転送速度は26〜32MB/sと高速である。
スペックや性能はCheetah並みと激しいが、動作音は非常に静かな方だが音が低いというか
多少の振動(ウォーン、ウォーン)が気になる、発熱も1万回転クラスにしては少ない。
Quantum:AtlasU(2275WS)
このHDは今はなきQuantum(現在はMaxtorに統合)のAtlasU(2275WS)である。
スペックは容量2.2GB、プラッタ容量0.9GB、回転数7200回転、シークタイム8.0ms、
バッファ512KBで転送速度は8〜10MB/sである。
プラッタ容量がIBMのDDRSの半分と小さいが転送速度は、ほぼ同等でありシークが少し遅い程度である。
騒音や発熱はIBMのDDRSより少し大きい。
Seagate:Hawk4XL(ST34555W)
これはSeagateのHawk4XL(ホーク)のST34555Wでスペックは容量4.55GB、プラッタ容量1.1GB、
回転数7200回転、シークタイム9.1ms、バッファ512KBで転送速度は9.5MB/sである。
プラッタ1.1GBと小さいですがIBMのUltraStar9ES並みの転送速度です、でもシークタイムが9.1msと
遅いのでUltraStar9ESの方が速く感じます。また発熱は大きく、騒音も少し大きめ(高周波)です。
Seagate:Barracuda9LP(ST34573LW)
これはSeageteのBarracuda9LPである、Cheetahは1万回転以上でこのバラクーダは7200回転シリーズである。
型番から推測するとCheetah9LPの7200回転モデルといったところである。スペックは4.5GB、
プラッタ容量1.8GB、シークタイム7.1ms、バッファ1024KB、Ultra2といったところです。
あとST34573WというモデルがありますがインターフェースがUltraWideとなりバッファが512KBとなります。
IBMのUltraStar9ES(DDRS34560UW)と同じ感じがしますがBarracudaの方が高速です。
Cheetahほど爆音ではありませんが発熱は多く冷却は必要でしょう。転送速度は12MB〜15MB/sです。
Seagate:Cheetah9(ST19101W)
これは初代CheetahのCheetah9である。回転数は10033回転である。
スペックは9.1GB、プラッタ容量1.14GB、シーク8.2ms、バッファ512KB、UltraWideである。
プラッタ容量が少ないので9GBの容量をかせぐためにディスクが8枚入っている(ヘッドは16個)

最近のHDは25.4mm(1インチハイト)が主流だが昔のHDは41.4mm(ハーフハイト)と厚みがある。
ハーフハイトはCD-ROMドライブの厚みとほぼ同じである。転送速度は13〜15MB/sです。
当時では転送速度、性能はトップクラスでした、爆音で発熱もかなり多く冷却は必修です。
強制冷却しないと触れないくらい熱くなります。アイドリング中の高周波ノイズが耳障りです。
Seagate:Elite47(ST446452W)
これはSeagateのElite47ことST446452Wである、容量は47GBと大きい。

しかし容量だけでなく本体もデカイ!5インチHDである(写真右は通常の3.5インチHD)
大きさはCD-ROMドライブ2台分、重さは3キロ以上もある。
5インチディスクが14枚(ヘッド28個)によって高容量化しているみたいである。
スペックは容量約47GB、プラッタ容量3.4GB、回転数5400回転、
シークタイム13.2ms、バッファ4MBで転送速度は10〜15MB/sと高速である。
アクセス時はガツ、ガツと重厚な音がする、アイドリング時は高周波が耳障りである。
発熱はかなり大きい、冷却は必修である。
Seagate:Cheetah9LP(ST34502LW)
これはSeagateの第2世代の10025回転ドライブである。スペックは4.5GB、プラッタ容量1.5GB
シークタイム5.4ms、バッファ1024KB、Ultra2と比較的おとなしそうですが爆音(高周波)、高発熱で
冷却ファンは必修です。これこそCheetahシリーズと言うべき存在です。
プラッタ1.5GBと小さいですが転送速度は18MB〜20MB/sと高速です。
Seagate:Cheetah18XL(ST39204LW)
Seagateは有名である、一度は使ってみたいハードディスクである。
世界最速をほこるCheetah(チーター)である。回転数はなんと10033回転である。
昔のCheetahは発熱も半端ではなく(触ると焼けどしてしまうくらい)音も爆音(高周波音)であったが
この4代目のCheetah18XLは、発熱も小さく、音はIBMのUltraStar18ESに比べて同じか
小さいくらい(軽い音)です、IBMのHDが一番静かだと思っていたけどCheetahも結構静かである。
スペックは容量9.2GB、プラッタ容量6GB、Ultra160対応。
回転数10033回転、シークタイム5.2ms、バッファ4MBで転送速度は33MB/sである。
やっぱCheetahは良いね、惚れてしまった。次もCheetah買うぞ!
Seagate:Cheetah
X15 36LP(ST318452LC)
これはSeagateのCheetahX15 36LPことST318452である。なんとこいつは15000回転のHDである。
15000回転クラスでは2代目である。このCheetahX15はディスクの直径を2.5インチ(通常のHDは3.5インチ)
にすることで高い転送速度と高速なシークタイムを実現している。
スペックは容量18.4GB、プラッタ容量9.2GB、Ultra160対応、回転数15000回転、
シークタイム3.6ms、バッファ8MBで転送速度は55〜59MB/s以上と高速である。
シークタイムはなんと3.6msと圧倒的に高速である。転送速度も58MB/s以上を叩き出すので
もはやSCSIカードは2940のUltraWide(40MB/s)クラスでは無理なことがわかる。
発熱は少なく、騒音もかなり静かで(動作音はカチカチ、ジージーと甲高い感じ)15000回転のHDとは思えない。
SCSIホストアダプタの転送速度
上の写真のCheetah18XL(ST39204LW)はインターフェースがUltra160であるが2940UWのUltraWide
でも問題なく使用することができる。また2940U相当(20MB/s)に変えてみるとどうなるか?試してみた。
| ベンチマーク | Read(KB/s) | Write(KB/s) |
| 2940UW(40MB/s) | 32425 | 31049 |
| 2940UW(設定変更20MB/s) | 17567 | 15201 |
みごとにSCSIカードの設定どおり遅くなった、また20MB/s設定でも18MB/s位しか転送速度が
出ていないことがわかる、よってSCSIホストアダプタの性能は
40MB/sや20MB/sでも8〜9割程度の転送速度が限界みたいである。
よってCheetah18XL(ST39204LW)は35MB/sが精一杯なので、これよりも速いハードディスク
(現在のCheetahシリーズや15000回転クラスのハードディスク)を使うにはUltraWideのSCSIカード
では性能が生かしきれないのでもっと高速なSCSIホストアダプタ
(Ultra2の80MB/sやUltra160の160MB/s)が必要になってくる。
今後について
また最近はU320対応のSCSIカードAdaptecの39320Dが登場しましたがまだまだ29160で十分です。
プラッタ36GB以上のHDも登場したのでいろいろな物を使ってみたいです。
プラッタ容量のCheetah10K3、10000rpm、は転送速度は40〜67MB/sとかなり高速です。
11月になってCheetah15X3が登場しました、15000rpm、プラッタ容量は前モデルの倍にあたる18GBになり
転送速度も75MBオーバーを叩き出すらしいです。でも値段は4万円程度と高めです。