UNIXについて
1.ファイルについて
パソコンやワークステーション(以下W/Sと明記)にはファイルの種類が二種類あります。一つはテキストファイルで二つ目はバイナリファイルです。テキストファイルはtypeコマンド(MS-DOS)やmoreコマンド(MS-DOS, W/S)でファイルの中身をみて意味の解るもの、バイナリーファイルはファイルの中身をみても意味の解らないものです。これは実行形式のファイルや圧縮しファイルも含みます。
2.ファイル名の最大文字数について
ファイル名の最大文字数は半角を1文字と数えます。
パソコンの場合
MS−DOSとWindows3.1以下
ファイル名8文字+’.'+拡張子3文字
Windows95とWindows98
ファイル名、’.’と拡張子合わせて255文字
W/Sの場合
拡張子はありませんが’.’はファイル名の中で複数使用することは出来ます。またファイル名の文字数はかなり多くしてもW/S内部で使う分には差し使いはありませんがフロッピーディスクにコピーする場合は
ファイル名8文字+’.'+拡張子3文字
となります。
3.ファイル内部の文字コード
ファイルの一つの文字は16進数2桁から成り立っています。文字のサイズは1バイトの大きさです。
4.パソコンとW/Sとのファイル形式の違い
パソコンの一行の終わりは1バイトすなわち2文字から成り立ています。(文字と言っても表示されるものではなく制御コードと呼ばれるもので00から1F迄の間にあります。)一つめは復帰CR(0D)で2つめは改行LF(0A)です。CRでカーソルの位置が一番左に”復帰”し、LFでカーソルの位置を次の行に”改行”します。W/Sの場合は0Aのみで”復帰”と”改行”します。
このようにパソコンとW/Sではファイルの形式が異なるためにパソコンとW/Sとのデーターのやりとり時には注意が必要です。
パソコンからW/Sへデーターを渡す場合はdos2unixを使いパソコンのデーターをW/Sのデーターに変換します。dos2unixで変換しないでCADデータに変換した場合、線の色が変換出来なかったり文字の最後にゴミが入ったりすることが考えられます。
W/Sからパソコンへデーターを渡す場合はunix2dosを使いW/Sのデーターをパソコンのデーターに変換します。他社にデーターを渡す場合はDOSファイルに変換してやらないと変換出来ないCADが多いようですので必ず変換してからデーターを渡してください。
パソコンとW/Sとネットを組んでいてケーブル経由のファイル転送の場合は、ファイル形式の変換を自動で行う場合が多いと思います。
5.ファイルの文字コード表示
typeコマンド(MS-DOS)やmoreコマンド(MS-DOS, W/S)を使っても制御コードを画面に表示させることは出来ません。しかし、制御コードまで表示させるプログラムはあります。
パソコンの場合はdumpコマンドでファイル内の数字(16進数)と文字で表示します。例えば、MS-DOSプロンプトの状態からdump autoexec.batとすると左側に数字右側に文字で示出来ます。このdumpコマンドは1行に16文字分表示しますが左側の数字と右側の文字と対応しています。
以下に基本的な取り決めは以下の通りになっています。
W/Sではdumpのかわりに [その他プログラム集] にあるtypeunix.cコマンドを使います。使用方法は同じです。
6.パソコンとW/Sとのコマンドの対比
なお、スーパーユーザーになれるのはW/Sの管理者のみに許された特権です。管理者以外はスーパーユーザーにならないでください。
7.UNIXで動くCADを使っていて、いろいろなメーカーからのCAD−DATAを使用する場合そのデーターはDOS形式のファイルとなっています。その為dos2unixで変換します。Ver2.0からはワイルドカードが使用できますので
dos2unix /s *.dxf[Enter]
で拡張子がdxfのファイルを一括してUNIXファイルに変換できます。
また、UNIX2DOSのVer2.0もワイルドカードが使用できます。
ワイルドカード:複数のファイルを選択出来るようにワイルドカードと呼ばれる記号が用意されています。ワイルドカードとは任意の文字の代用となる記号で'?'、'*'があります。
'?'はファイル名の中で任意の1文字を表します。
test?.txt
は以下のファイルを指定したことになります。
test1.txt test2.txt test@.txt test.txt
また、'?'は複数並べて使用することもできます。
'*'はファイル名と拡張子の中で任意のそれ以降が1文字以上の任意の文字列を表します。
*.dxf
とすると以下のファイルが該当します。
layout.dxf zentai.dxf part1.dxf part2.fdxf air.dxf
また、
h*.dxf
とすると以下のファイルが該当します。
hlayout.dxf hzentai.dxf hpart1.dxf hpart2.fdxf hair.dxf
8.dos<->unix
8−1.dos2unixの使い方(基本的な使い方です)
8−1−1.パソコンの場合
MS-DOSプロンプトからdosfileをunixfileに変換する。
dos2unix dosfile unixfile[Enter]
8−1−2.W/Sの場合
コマンドツールからdosfileをunixfileに圧縮する。
dos2unix -ascii dosfile unixfile[Enter]
8−2.unix2dosの使い方
8−2−1.パソコンの場合
MS-DOSプロンプトからdosfileをunixfileに変換する。
unix2dos unixfile dosfile[Enter]
8−2−2.W/Sの場合
コマンドツールからdosfileをunixfileに圧縮する。
unix2dos -ascii unixfile dosfile[Enter]
9−1.アーカイバーの使い方
9−1−1.Lhaでの圧縮
MS-DOSプロンプトからdatafileをlhafile.lzhに圧縮する。
lha a lhafile datafile[Enter]
9−1−2.Lhaでの解凍
MS-DOSプロンプトからlhafile.lzhを解凍する。
lha e lhafile[Enter]
9−2.compress(パソコン)の使い方
9−2−1.compressでの圧縮
MS-DOSプロンプトからinfileをinfile.zに圧縮する。infileは削除されない
compress infile[Enter]
9−2−2.compressでの解凍
MS-DOSプロンプトからinfile.zを解凍する。infile.zは削除されない
compress -d infile[Enter]
9−3.compress(W/S)の使い方
9−3−1.compressでの圧縮
コマンドツールからinfileをinfile.zに圧縮する。infile.z生成後iinfileは削除される
compress -b12 infile[Return]
9−3−2.uncompressでの解凍
コマンドツールからinfile.zを解凍する。infile生成後infile.zは削除される
uncompress infile[Return]
10進数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16進数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0代、10代 制御コード 20代 記号 30代 数字+記号 40代 大文字のアルファベット 60代 小文字のアルファベット
パソコン W/S コピー copy cp 移動 move mv 削除 del rm ディレクトリーの作成 md(mkdir) mkdir ディレクトリーの削除 rd(rmdir) rm ディレクトリーの移動 cd cd 自分のいる所 ー pwd スーパーユーザー ー su