その反面、いまだに社内・社外を問わず、プリントアウトしたデータを再び手入力するという、極めて非効率かつミスを生じやすい方法でデータの受け渡しを行なっているケースが見受けられます。データを出す側・受ける側いずれかが、SIMAに関して全く無知であるとしたらデータの受け渡しは成立しません。これでは折角のインフラが充分に生かしきれないのではないでしょうか。
SIMAフォーマットがどんなものかを知っておくことは、全ての測量ソフトユーザーにとって重要なことでありますし、より広範な活用(表計算ソフトでの利用など)を考えるなら、その詳細を知ることは、プログラム作成に関わらない普通のユーザーにとっても有益だと考えます。
一方、internetへアクセスできる環境が一般に普及し、掲載された情報の取得はきわめて容易になりましたので、もしもinternetでSIMAフォーマットの解説を閲覧できるならば、これほど手軽なものはないでしょう。
ところが、SIMAフォーマットの詳細について掲載されたものは(私の探し方が悪いのかも知れませんが)、残念ながら見つける事ができませんでした。現状では工業会加盟各社に照会したうえ印刷物を送ってもらう方法しか無いようです。
そこで、一ユーザーながらSIMAの仕様を解説したWEBを公開しようと思いたち、HTML作成のはこびとなったわけです。
もちろん私自身も詳しくはありませんから、1997年8月に長濱敦<DZC04707@nifty.com>さんがNifty serve土木フォーラムにアップされた「SIMA&APA データ構造解説書」を参考資料にさせていただきました。
また初回公開後に、福井コンピュータ(株)の松本部長より印刷物と御助言を頂くことができ、内容を充実させることができました。
長濱さんと松本さんのお二人には、この場を借りてあらためてお礼申し上げます。
「仕様書」は、同じく工業会発行の「測量データ共通フォーマット」という冊子(A4版28ページ)を引用してあります。「仕様書」という言葉は元資料には使われておりませんが、ここでは便宜上「仕様書」とさせて頂きます。
SIMAフォーマットを骨までしゃぶるには必見の資料です。
なお冊子では、出力サンプル並びにサンプル図が添付されておりますが、今回は割愛させて頂きました。時間があればいずれ掲載用データを作りたいとは思いますが。
日本測量機器工業会に「ソフト部会」が発足したのは平成4年6月のことです。SIMAというのは「日本測量機器工業会」の英訳頭文字を取ったものです。