2001年ダイジェスト


タイヤ戦争

昨年までタイヤはブリヂストンのみ供給していた. 今年からミシュランがグランプリの世界に復帰してきた. 3年ぶりのタイヤ戦争が勃発することになった.

タイヤ戦争の効果は,早くも開幕戦オーストラリアGPから見えた.

週末が始まってすぐにコースレコードを叩き出した. そして,オーストラリアGP予選でのポールポジションはブリヂストンを履くM.シューマッハが獲得した. タイムは昨年に比べて3.7秒も短縮している.

タイヤ戦争によるタイプアップ効果はオーストラリアGPだけではなく,タイム差の大小はあるものの各サーキットで見られた.

序盤

スペインGPから,トラクションコントロールといったハイテクデバイスを使えるようになる. そのため,チーム間の勢力図は,スペインGPまでとスペインGP以後と大きく二つに分かれるのではないかと予想していた.

開幕戦を制したのはM.シューマッハである. 第二戦マレーシアGPではコースアウトやピットミスがあり10位以下に落ちながらも終わってみればM.シューマッハが圧勝していた. 第三戦ブラジルGPでD.クルサードが勝ち,昨年からのM.シューマッハの連勝記録をようやく6で止めた. 第四戦サンマリノGPでR.シューマッハが初優勝を飾る. M.シューマッハはリタイアするが,R.バリチェロが表彰台にあがった.

フェラーリが安定した成績を残しているが,D.クルサードは常に表彰台に上り着実にポイントを重ねている. 今年こそ,D.クルサードがタイトルを取るのか? タイトル争い最有力候補になるのか?

ハイテク復活

ついに第5戦スペインGPを迎えた.

連続ポールポジション記録を止められたM.シューマッハがポールポジションを獲得した. フェラーリは相変わらず安定している.

しかしマクラーレンは失速した.

タイトル最有力候補になるかと思われたD.クルサードがスタートできない.

レースは,もう一人のマクラーレンドライバーであるM.ハッキネンが引っ張っていた. ファイナルラップまでは,レースはM.ハッキネンが完全に制していた. 今期初優勝と誰もが思っていた. しかし,異音と白煙の中で失速,チェッカーを受けることはなかった.

マクラーレンは明らかに失速した. スタートできない【試合放棄】が続く. 試合を始めても壊れる.

そんな中,フェラーリは着実にポイントを重ね,M.シューマッハは第13戦ハンガリーGPで早くもチャンピオンとなった.

暗い知らせ

イタリアGP直前,アメリカで航空旅客機による同時多発テロが発生した. 世界が狙われている. イタリアGP開催も危ぶまれた. しかし,テロに負けてはならないと開催を決めた. そのころドイツでは,同じくテロに負けるなとCARTを開催した. 初のヨーロッパでのCART戦である. そこで大クラッシュが発生,元F1ドライバーのA.ザナルディが両足切断となる重傷を負った. F1ドライバー達の気持ちは沈んだ.

暗い気持ちの中,イタリアGPは,無事にスタートし無事に終わった.

2001年シーズンは残り2戦,アメリカGPと日本GPと,遠征が続く. 戦争の機運が高まり,アフガニスタンへの空爆も始まった. 残りのGP開催は,危ぶまれたが,週末は問題なく始まり問題なく終わった.

F1はとぎれることなく続いている.

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