1980年にピークを迎えたFOCAとFISAの争いはなおも続いていた. 2月7日にFOCAは南アフリカGPを独自に開催したが,FISAはこれを世界選手権戦としてカウントしないと表明した.
争いは,両者の間でコンコルド協定が両者で結ばれることによりようやく一段落した. コンコルド協定により,FISAがF1を管理・統括し,FOCAが運営・実行するという役割分担ができあがった.
この年のタイトル争いは最終戦にもち込まれた. 1位はC.ロイテマンで2位はN.ピケである. それぞれの得点は49点と48点で,1点しか差がない. ポールポジションはC.ロイテマンである.
注目の決勝がスタートした.
C.ロイテマンはハンドリングの不調から後退し一周遅れの8位無得点に終わった.
一方のN.ピケは市街地戦に苦しみ,5位に入るのが精一杯だった. レース後半でのN.ピケの体力消耗は激しく,失神寸前だった. しばらくマシンから出る事ができなかった. しかし彼は2点を追加でき,C.ロイテマンを逆転しチャンピオンに輝いた.