1970年ダイジェスト


J.リントは,まさに自分の時代が到来したと感じていたに違いない.

前年のアメリカGPにて初優勝を遂げ,その勢いそのままでシーズンが始まった. そして第3戦モナコGPで勢いは加速した.

モナコGPもあと10周ほどを残すのみとなった時,首位のJ.ブラバムと2位のJ.リントとの差は10秒ほどだった. しかし,J.リントはあきらめなかった. ポールタイムを上回る猛追で,ついにファイナルラップでテール・トゥ・ノーズに持ち込んだ. J.ブラバムも踏ん張るが,しかし,最終コーナーで運が尽きた. 痛恨のブレーキミスによりガードレールに接触し,J.リントが大逆転を果たした!

J.リントは第5戦から第8戦までの4連勝を果たし,チャンピオンへの流れは彼に向いていた.

しかし,悲劇が突然彼を襲った. 第10戦イタリアGPのプラクティス中にパラボリカでクラッシュし絶命してしまったのだ.

第10戦終了時のJ.リントとのポイント差を誰もひっくり返すことができず,そのままJ.リントのタイトルが決定した.

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