自然吸気エンジンの最大排気量が3.0リットルになった. クライマックスが撤退したこともあって,大部分のチームは準備が遅れ,混乱していた. 新しいレギュレーションに対して,きちんと準備を整えてきたチームは,フェラーリとブラバム/レプコだけであった. この年はフェラーリが本命視されていた. 事実,第2戦ベルギーGPでは優勝を飾った. しかし,直後にJ.サーティースとケンカ別れしたこともあってか,残りのレースではL.スカルフィオッティが一勝するのみだった.
フェラーリ同様に準備を整えてきたブラバムのエンジンは,パワフルとは言い難かった. しかし,耐久面では優秀だった. 混乱しているときには,信頼性のある側が結果を残す. ブラバムはシーズン中4連勝を果たし,コンストラクターズ,ドライバーズ両タイトルを獲得した.
フランスGPで,J.ブラバムは,自分の名前を付けたチームで,ドライバーとして優勝した最初の人物になった.