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主婦でスミマセン
青木 るえか著/角川文庫 ★☆☆☆☆

私の夫は転勤族。二年に一度は引っ越しだ。引っ越しとくれば大掃除。最後にまとめてキレイにするから、普段は掃除なんていいや、と思うのは、ごく当然のことだろう。しかしある日ある時、うちの後に入った人から、猛烈な抗議の電話が。「汚くて汚くて、住んでられません!」「畳から虫が!」。そうだろうなあ、私も見た。畳の目から極小の、何だかよくわからん虫が這い出してくるのを。「ま、いっか」と放っておいたが。また出たか……。史上最弱?の主婦が日頃の悩みを赤裸々に!大爆笑書き下ろしエッセイ。(文庫裏表紙より)

「主婦」「転勤族」。そのふたつのキーワードにひかれ、思わず買ってしまった作品。いや、買うときにほんの少し躊躇はしたんだ。なんせ出版社が角川文庫だったから……。どういうわけか徹底して私と相性の悪い角川文庫。何でだろう?何でだかはわからないけれど、いつも「買わなきゃ良かった」と思わせられる……。

でね、この本もやっぱりそうだった(ーー;)

確かに私も、最初は思った、どうせ引っ越すんだから、普段は掃除なんていいやって。けどね、引っ越し当日、すべての荷物を搬出し終え、空っぽになった部屋に掃除機がけをしている時にふと思った。「自分が住んでいるときに、これだけキレイだったら、どんなに気持ち良かったろう」と。やっぱり家ってものは、住んでいる時に気持ち良くなくちゃ、なぁ〜んの意味もない。目から鱗ってほどではないけど、何かふっと悟ったような気がした。

自慢じゃないけど、私だってそーとーなぐうたら主婦だ。料理も掃除も大嫌い。可能な限り手抜きはしたい(笑) それでも長年主婦をやっていると、日々の生活から何かしら学ぶところはあるし、たとえカメの歩みだって、どっかで少しは何かが向上しているような気がする。

ところが著者青木るえかさんは、このエッセイを読む限り、向上心ってのはひとつも持ち合わせてない。徹頭徹尾、ダメダメ主婦なのだ。「彼女に較べたら私なんてまだマシ」と思いながら読めばいいのだろうが、ここまで来ると、もう何て言うか、読んでいて気分が悪くなった、本当に。くぅ〜、読まなきゃ良かった。

世の中にはいろんな人がいるけれど、こういう人は私とは絶対にかみ合わない──。(03.04.05)

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