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鳥姫伝
バリー ヒューガート (著), 和爾 桃子 (翻訳)/ハヤカワ文庫FT  ★★☆☆☆

唐代中国の静かな村庫福で、子どもたちが謎の病に倒れた。純朴な村の少年十牛は、助けを求めて北京へ赴き、老賢者李高と出会う。玉にきずある性格ながら、抜群の頭脳を持つ彼の診断では、治療法はたったひとつ、幻の薬草しかない。大力参と呼ばれるその薬草を捜し、李高と十牛は旅に出る。中国全土を巡り、数々の魔物と闘ううちに耳にした手がかりは、鳥姫の不思議な伝説だった―奇想天外かつ幻想的な中国ファンタジイ。 (文庫裏表紙より)

面白くなるだろう予感のようなものがひしめいていて、だからこそ、もう少ししたら面白くなるだろう、もう少ししたら……と自分自身を半ば励ますようにして読み進めたのだけれども、結局のところ、最後まで物語に感情移入することができず、宙ぶらりんなままで読み終えてしまった。

終盤、謎がひとつひとつ解き明かされて、そうして向かえる大団円はまさに圧巻なのだけれども、その前の段階で置いてけぼりをくらっていた私は、ここでもまたさほどの感動を覚えることができず。

作品との相性が悪い……ってのは、こういうことを言うのだろうな、とつくづく思った今回の作品でありました。

ちなみにこの作品、「唐代中国を舞台にした奇想天外な冒険ファンタジイ三部作」ってことで、このほかに霊玉伝八妖伝があります。(03.07.21)

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