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脚本家はしんどい/パーネル・ホール/ハヤカワ文庫 ★★★☆☆

控えめ探偵シリーズ第10作目。<わたし>の書いた脚本が映画化されることに。しかしその撮影現場で次々と不審なできごとが起こる。

お気楽ミステリーということで、大した謎ときも何もないのですが、ついつい読みつづけてしまっているシリーズです。事故調査専門の主人公スタンリーが、今回は脚本家として活躍(?)することに。いつもの事故調査シーンが今回は全くといっていいほど登場せず、ほとんどのシーンが撮影現場そのものになっているのはやや物足りないような気はするものの、まあ、たまにはそういうこともありでしょう。

で、いつもの通り「おいおい!」って感じで事件が解決してしまうんですが、ラストの数ページ、やっぱりいいですね。スタンリーのモノローグなんですけど。

ミステリーというと、読後感の悪いものが少なからずあるんですが、このシリーズは最後がふんわりとまとまっているところが魅力です。脇役陣もみな一癖もふた癖もありながら、決して根っからの悪人はいないし。気分転換用にはもってこいの一冊です。 (2001.01.25)

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