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| バレーボールにも似たピンクのぶたのぬいぐるみ、山崎ぶたぶたが巻き起こす可笑しくって、切なくて、そして心がふんわりと暖かくなる連作短編集。 徳間デュアル文庫……。それだけでもう、普通だったら絶対に手に取ったりはしないのだけれども、実はこの作品がまだ単行本だった時に、どこかのホームページで絶賛されていたのを見かけていたのだ。文庫本主義の私としては、すぐさま購入するわけにもいかず、さりとて近所に図書館はなく、地元本屋の店頭にも並んでおらず、考えてあげくに、友人に「評判いいみたいだから、もしも図書館へ行ったら、チェックしてみてねぇ〜」とお願いをした。 で、この本を読んだ友人の反応が、予想通りにかなり良く、これは絶対よまなくちゃ……と思っていたわけで、こうなれば、徳間デュアル文庫だろうが、集英社のコバルト文庫だろうが(笑)もう文庫ならなんでも大歓迎状態だった。 内容的には、私好みのハートウォーミング系。ストーリーそのものは、どれも他愛のないものばかりなのだけれども、設定の勝利というか何というか、ピンクのぶた、山崎ぶたぶたが実にいい味を出していて、もうそれだけでOK!って感じ。文体がやや軽すぎるきらいはあるけれど、私的にはぎりぎり許容範囲内。昨今はやりの癒し系、大人狙いの絵本なんかよりは、ずっと心に浸みて来る。ラストに収録されている短編「桜色を探しに」がこれまた心憎い内容で、作品全体を上手い具合にゆるりとひとまとめにしている。 ちなみに、このぶたぶたシリーズ、本作の他に、文庫書き下ろしの |
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