文化祭めぐり日記 (1997年9月)
第4週
【9月27日(土)】
第4土曜日が学校休業日になってから、「金・土」の文化祭が増えてきました。
日曜日に開催しない文化祭だと、来場者も少なくなるし、内容もちょっと…
という場合が多いのですが、朝一番から回りまくれるのは便利です(笑)
朝5時起きで、成田回りで一気に銚子まで。この日の1校目は、
銚子市立銚子高校。9時には受付の準備がまだ続いていて、入ったのは5分後
くらい。
開祭式に大半の生徒が行っていて、校内は閑散とした状況でした。クラスの
発表は駄菓子系縁日と写真撮影(首出しの絵があって、記念撮影するもの)が
大半。装飾もしているけど…という感じで、好感を持つには至りませんでした。
総武本線で2駅戻り、20分歩いて、銚子市立銚子西高校へ。
こっちは少しは賑やかになってきましたが、やはり目立つのは「写真撮影」。
「衛生看護科」が1クラスあるようで、1年生は健康チェックをしていましたが、
2年生は縁日、3年生は喫茶店でした。
タクシー〜総武本線で松尾駅まで。千葉県立松尾高校は女子校で、来場者も
そこそこ多め。手が込んでいるとまではいえないものの、各クラスが装飾は
していて、悪くはないかな、という程度の出来でした。
途中の成東から特急に乗り換え、千葉〜稲毛でバスに乗り、千葉県立犢橋高校
(こてはし、と読みます)に着きました。
フリマや模擬店が並ぶ内容で、生徒がちょっとだらだらしているのは
気になりました。校門前に並ぶ看板や入り口のモニュメントは良しとしても、
一般生徒まで盛り上げるのは難しいのかな、といった印象でした。
時間が余っているので、バス〜総武線〜外房線で、千葉県立千葉高校へ。
千葉高は何回か見学したことがありますが、やや盛り上がりが不足してます。
原因としては、生徒会がないため、文化祭実行委員会の継続性が保たれない、
ということがあるかもしれません。
今年から「秋桜祭」という名前を付けたそうですが、なんか女子校っぽい。
校舎に入ると、「お化け屋敷」が並んでいる…。行列のできる団体は、
同じ階に並べない方がいいんですけどね。
と思っていたら、12団体が「お化け屋敷」系でした。準備に手間のかかる
企画ではありますが、ここまで多いと「委員会は企画の調整をしないのかな?」
とも思ってしまいます。食品系が少ないようですし。
文化部も探して回ったんですけど、とりあえず書いただけ、という展示が
多くて残念でした。
【9月28日(日)】
埼京線〜八高線で、埼玉県の北西の端、児玉町まで。埼玉県立児玉高校に9時
ちょっと前に着くと、受付には先生しかいませんでしたが、受付できました。
(こういう時、受付係の生徒が来るまで待たされることがよくありますけど、
見学者にとっては、誰が受付にいようが、入れるかどうかが問題なんですから)
またもフリマが多い。1年生クラスはそこそこ装飾しているが、2・3年生には
元気がないですね。それと「招待試合」をする運動部がかなりあったのも気に
なりました。運動部の生徒まで練習に取られると、クラス参加の準備に支障が
出ますから。
バス〜高崎線で深谷まで。埼玉県立深谷第一高校に着くと、勧誘のビラ配りが
出てくる元気はあります。
校内が土足で歩けるのはうれしいですが、団体数がどうも少な目。
2ヶ所の門の「ゲート」と「受付」を1クラスずつ担当しているので、4クラス
が企画をしていない計算になります。
準備段階でもあまり力は入っていないようで、装飾は埼玉にしては寂しい限り。
タクシー〜高崎線で、埼玉県立鴻巣女子高校へ。受付の生徒が、水色の
マニキュアを塗った、典型的コギャルなので内容に期待はしてませんでした。
クラス参加は特色のあまりない縁日が中心でしたが、人形劇部という発表が
あったので見てみると、子供向けのぬいぐるみをかぶって人形劇をしていて、
観客はほとんどが子供。親がビデオでその様子を録画していたりしました。
どうやら保育関係の学科があり、ちびっ子天国という団体では、子供たちを
対象にしたゲームや遊びで、子供たちを上手に楽しませる、学科内容に即した
発表でした。そんなこともあり、女子校にしては珍しく、来場者の主役は
親子連れでした。
被服系の学科では、午後にファッションショーをすると言うことで、学科に
関連した発表が、文化祭を特徴づけていました。
高崎線〜バス〜ニューシャトルで、埼玉県立上尾沼南高校へ。ゲートや
垂れ幕は大きくて、実行委員会のガンバリは見てとれます。
中庭では「プロレスショー」。こういう場所でのイベントは、わざとらしい
くらいのオーバーアクションが、会場の笑いを誘います。
各クラスの方はまあまあかな、という程度でした。
ニューシャトル〜京浜東北線〜武蔵野線〜バスで、埼玉県立川口青陵高校へ。
ゲートをくぐってまず目に付いたのがそびえ立つ「黒いビニール袋」。
ゴミ袋をつなげてドームにして、扇風機で風を吹き込んで中に子供を入れる、
というもの。大きいのでとにかく目立ちます。
他にも大看板のモニュメントがいくつかありましたけど、特別何がすごいと
いうこともありません。校内の団体も、もうすぐ終了ということで店じまいや
片づけに入ってしまっていました。
バス〜京浜東北線で北浦和、タクシーで浦和市立高校へ。
装飾は埼玉県の標準的なところで、模擬店は廊下側の窓をはずして、注文を
受けるカウンターにしています。
放送部が、文化祭の模様を生中継するテレビをつけていましたが、なぜか
画面は、W杯サッカー予選日韓戦でした。生徒が30人くらい見てたかな。
そのまま徒歩で、埼玉県立浦和高校へ。w杯サッカーの模様は、受付に
段ボールで速報が書かれてました。
ゲートは「五重塔」。もちろん高いです。ただ、作りに雑な部分が少し
あって、川越高校や川越女子高校の今年のゲートにはかなわないな、と感想。
校内は公開終了間際でもあり、片づけに入っている団体が多くありました。
それでもフィーリングカップルをしているところには黒山の人だかり。廊下を
通ることができないほどです。
全体的な傾向としては、装飾に力を入れる団体が減ったかな、という印象。
昔は文化部としてはものすごい力の入った発表をしていた地学部も、かなり
パワーダウンしている様子。
16時で生徒は後かたづけに入り、後夜祭を待つ来場者のための「特別企画」
クイズ大会が行われてました。
17時を回って、吹奏楽の発表をはさんでバンド演奏。バンドだと普通なら
「ロック系」になるはずですが、ここでは「渋谷系」のフリッパーズギター
などの曲を演奏しているのは珍しい存在でした。ノッてるお客さんも結構
いましたが、6曲の演奏はちょっと長すぎたかな。
そして、フォークダンスに移ります。バンドが片づけを……しません。
なんと、そのまま演奏を始めました。曲目は「マイムマイム」(笑)。
そのバンドが演奏する周りに円を作るように呼びかけていきます。
このメリットは、バンドが真ん中で演奏していることで、「突撃マイム」
(=サビの部分で、中心部のステージにダッシュする、危険度の高い踊り方)
をしなくなるということでしょうか。そしてもう一つ、バンド演奏ならば
好きなだけ繰り返すことができるということです。テープだと、
「曲の切れ目が円の切れ目」になることが往々にしてあるんです。
このフォークダンスも、ようやく2重の円ができる頃に終わって、最後に
「キャンパスファイヤー」(CF)になります。
まず最初は応援団が、ファイヤーストーム用のやぐらの近くに移動し、
ここで「コント」を行います。応援団独特のネタが始まると、生徒が一斉に
やぐらの周りに移動して、女子高生も後に続きます。
火がつくと、生徒から大きな歓声が上がります。それに合わせるかのように、
ファイヤーストームの煙の向こうから、花火が打ち上げられます。
そして、応援団を皮切りに、希望する生徒が壇上に登り「学生注目!」を
やります。これをやる生徒の多くは3年生。「まだまだ燃えたりないぞ〜!!」と
檄を飛ばす者、今日の失敗を懺悔しバケツの水をかぶる者、そしてバケツの水を
「一気飲み」する者、断髪式を行う者、思い出の衣装を火にくべる者、
様々な形でこの場をを盛り上げようとします。
最後に応援団が登場し、応援歌を順々に披露します。そして、CFのための曲
「遠き日」がしんみりと歌われますが、これで終わりではありません。
伝統の「たいまつ」がここで登場します。
CFは、もともとは浦高生だけの行事でしたが、10年くらい前から、女子高生
が周りで見るようになり、中にはたいまつを持ってしまう子まで現れました。
さすがに安全性に問題があるらしく、現在はパンフレットにはっきり
「たいまつを持つことができるのは浦高生だけです」と書いてあります。
燃えさかるやぐらから火が移され、だんだん、ともしびが広がっていきます。
この状態で「校歌」「遠き日」が歌われます。
歌い終わったと同時に、消火がテキパキと始まります。昔はCFの冒頭に
これが行われていましたが、その後の対応が大変なことで、このような進行に
なっていたようです。
来場者数は1万人いかなかったそうで、そういえば、ひと頃に比べると
東京から来ている客層が減ったかな、という印象もあります。
(昔は、千葉の県立校の生徒がここまで来てたりしてました)
帰りには五重塔のゲートがライトアップされていましたが、光が少し弱くて、
川越や川越女子には今一つ及ばないなぁという印象でした。
それでも他の高校に比べれば、なかなか立派な文化祭をしているはず
なんですが、私が埼玉の高校に要求するレベルが高いんですね。
第3週
【9月20日(土)】
東急で大倉山から歩き、神奈川県立港北高校へ。既に開始時刻ですが、
生徒がまだ掃除をしていて受付がない状態でした。
団体もまだ準備中のところがほとんどで、模造紙にスプレーで字を吹きかけて
いる状態でした。全体的に装飾は低調。お化け屋敷もそれほど力が入っていない
ようですし、演劇もパロディや昔話といった「おとぎ物」が中心。それでいて
「1日1公演」しかしない団体というのはちょっとなぁ、と思います。
地下鉄〜東急線で市が尾へ。混み合うバスに乗り、神奈川県立市ヶ尾高校へ。
中庭から入ろうとすると、まるで万国旗のように各団体のポスターを、
空高くにつなげていました。
食品販売団体が中心でしたが、呼び込みも午前中からにぎやか。私にまで声を
かけてます。装飾も感心するほどではないにしろ、まずまずのこてこて度で、
見る前には期待していなかった分だけ楽しめました。
バス〜小田急線で新百合ヶ丘に。歩いて、神奈川県立麻生高校に着いたのは
11:55。着くとちょうど開会式をやってました。
生徒が中庭や、中庭の見える廊下側に集まって、実行委員長や校長が、
渡り廊下の2階の軒先に立って挨拶をしていました。
校舎内はここも飲食店が多いようですが、装飾としてはいま一歩でした。
小田急線で一駅の百合ヶ丘駅からバスで神奈川県立百合丘高校へ。
校内は静か。飲食店がこの時間で「売り切れ」で終了しているのは
ちょっとイケマセンね。
そのまま徒歩で、神奈川県立生田高校。
肩や腕、腰をもむ「もみ屋」という団体があったようだけど、あれでお金を
取るのはいかがなものか?(^^;
(販売の原価や、お化け屋敷の装飾代を取るくらいまでは、納得できるんですが)
バスで生田駅まで戻り徒歩で、神奈川県立生田東高校に。
ここも静かな文化祭。どこに行っても「写真館」(顔を出すボードを作って、
写真を撮影して売るやつ)と、「フリマ」はありますね。
ここでは、床に新聞紙を敷き詰めて、「ビーチバレー」をしている団体が
あったのは面白かったけど、やっているのは内輪の人ばかりだった模様。
タクシー〜南武線〜田園都市線〜またタクシーで、神奈川県立元石川高校へ。
沿線で一番古い高校とはいえ、設立は昭和50年代。中庭の縁日の賑やかさは、
来客が比較的多いことを思わせますが、中にはいるとそれほどでもない。
この高校に期待があった分だけちょっとがっくりでしたが、神奈川県内では
平均的な方かも。
バス〜田園都市線で、私立森村学園高等部へ。
入り口で記名するものの、チケットがなくても入場できました。変な格好を
していなければ大丈夫かも。
ここは中高一貫が原則(高校募集も少しありますが)で、今年初めて
「中高同時開催の文化祭」と言うことなので、不安な点はありました。
それは、中学生ばかりがんばるということです。これは中高一貫の文化祭で
よく起こります。中学生には教師の指導もあって、つたないながらも一生懸命な
様子が見られるのですが、高校生になると、手抜きややる気のなさが目立って
しまうというものです。残念ながらここも例外ではなく、呼び込みを一生懸命
やる中学生と対称的に、暗くしたクラブ程度の団体しか見あたらない高校生
という構図でした。
【9月21日(日)】
埼玉県の蕨駅からバスで、埼玉県立川口高校へ。「受付」で1クラスの参加に
しているのですが、他にも「ゲート」で2クラス、靴預かりで1クラスが参加
していました。実行委員はあまり機能していないのか、それとも生徒が気楽な
内容を選ぶのか、その分普通の団体数は少なくなるわけで、ちょっと残念。
「靴預かり」は入り口へ向かう途中の教室で、窓越しに預ける方法になって
いましたが、生徒は誰もこっちを向いてくれませんでした。
「うな丼」を500円で販売するクラスがあるのはちょっと面白そうでしたが、
特に装飾があるわけでなし、この高校でも1年生(だけが共学)のクラスが
少しがんばるものの、男だけの2・3年生はだらだらした雰囲気でした。
徒歩で10分の埼玉県立鳩ヶ谷高校へ。ここは普通科と園芸科がある高校
なので、食品団体も多くなりますが、「ナン」や「焼き鳥」など、少しは
本格的です。「お菓子の家」のモニュメントがあったり、園芸科の作品が
所狭しと並ぶスペースがあったりして、悪くはなかったです。
バスで川口方面へ戻り、10分歩いて私立武南高校へ。共学の私立校で、
生徒が多い分参加団体も多い。教室の入り口が狭く「壁」がない校舎のつくり
なので、装飾としてみるべきポイントは少なかったですし、参加団体でも目立つ
物はなかったですね。屋上にある野球部の練習装置で「バッティングセンター」
というのがありましたが、私立高校ならでは、といった感じです。
西川口から南浦和へ。生徒と一緒に歩いて私立小松原高校へ。
11時なのに「生徒と一緒に歩いて」いる状況が変。文化祭も危惧した通りの
展開。文化部は一通り発表しているようだが、マンモス校なのに、クラス参加は
3年生が3クラス(模擬店)程度で、全校生徒のごく一部。それを補う形で
PTAが模擬店をやっている状況。
登校する生徒と帰る生徒でごった返していて。見るべき団体も見あたらない。
こういう場合の客寄せは、やはり芸人の営業。ここでは「デンジャラス」を
午後に呼んでました。
私が一番トホホと思ったのが、カップうどんを150円で売っていた団体。
それだけなら許せますが、売っていたのが「マイフレンド」という、北関東を
中心に見かける銘柄、はっきり言って100円超で売られることはない商品です。
武蔵野線〜伊勢崎線〜タクシーで、埼玉県立越ヶ谷高校へ。普通のパンフが
50円で売られていたのは埼玉では珍しいです。校舎内は埼玉のレベルにしては
ちょっとイマイチな団体が多かったですね。
カラオケの声があちこちから聞こえていました。
タクシー〜武蔵野線〜京浜東北線〜タクシーで、私立浦和ルーテル学院高校
へ。着いたのが小学校の入り口の前だったので、中高の入り口まで
回ってみたものの、入ったら客は小学生ばかり。中学生のクラスは小学生相手の
お化け屋敷や迷路など、高校生クラスは軽食ありの喫茶店でしたが、
超少人数制の学校のため、一番がんばって見えるのはPTAの人たちでした。
小学生は、スタンプラリーの紙を持って走り回ってました。
バス〜京浜東北線〜タクシーで、埼玉県立浦和西高校へ。ゲートや校庭の
団体を見ると少しは期待させてくれるのですが、校舎の中はやや沈滞ムード。
装飾も他の高校に比べて抜きんでたところはありませんでした。
タクシーで一気に次の高校へ。運転手さんもその存在を知らなかった
埼玉県立常盤女子高校は、衛生看護科だけ、1学年3クラスの小規模校です。
ならば、看護科の内容に即した展示を期待したいところですが、なぜか
ゲームや縁日が目立ち、それらしきものは3年生の1クラスが取り組んでいた
だけでした。車椅子体験や病気に関する展示がありましたが、入りづらい
雰囲気もありました。
またまたタクシーで、埼玉県立大宮南高校へ。校舎に入ると、中庭で
イベントが行われているようで、中庭は生徒でぎっしり、窓から見る
生徒も鈴なりになっていました。
また、中庭から校舎を見上げると、学年ごとに同じ色の布を使って、白ペンキ
で字を書いた形の垂れ幕が、ずらりと並んでいます。白い布を使うよりも、
インパクトが強い仕上がりになっています。
団体ごとの装飾もまずまずで、まぁ悪くはないな、という印象でした。
さらにタクシーで埼玉県立大宮武蔵野高校へ。ゲートの上には、ベルトと
モーターで回る風車がついています。これは意外と凝った文化祭かも、
という期待を持って入りましたが、クラスの装飾は貧弱な上、生徒もやる気が
なさそうでちょっと見ていられませんでした。教師は努力しているのでしょう
けど、生徒がそこまでついていっていないのでしょうか。
埼京線〜東上線で川越市駅へ。自動改札に切符を入れてびっくり!
改札の目の前に、埼玉県立川越女子高校への案内と道順、そして「あと6分」と
いう看板が立てられています。ポスターが張ってあるというのはよくあるけど、
駅構内に看板を立ててしまうのはさすが。
その道案内で学校まで。校門に立つゲートにこれまたびっくり。今まで、
川越女子高校のゲートは、あまり凝った作りではなかったのですが、今年の
ゲートは、あの「川越高校」よりも大きさでは劣るものの、作りの細かさでは
決して負けないものになっています。
そして中庭には、例年のごとく模擬店が並びます。看板の装飾や調理の凝り方
もいつものこと。違うのは、各団体に「持帰り禁止」の表示が出たこと。食中毒
対策でしょう。
靴預かりに靴を預け、校舎内を一周。1年生のクラス参加はそれほどびっくり
することはありませんでしたが、カップラーメン屋が「トッピング付き」
(しかも調理する場所に「トッピングは多めに!」と書いてある)だったり、
細かいところで工夫をしています。
細かい工夫では本部も同じ。校内各所に「インフォメーションコーナー」を
設けていますが、落とし物案内などの他に、各団体が「晴」「雨」どちらの
タイムテーブルで動くかといった、見学するための情報を掲示しています。
ちょうど、小雨が降ったり止んだりという天気だったので、重宝した人も
多かったようです。
ただ、装飾や生徒の格好を見る限り、先週の「熊谷女子」には負けるかな、
という印象。向こうは服装全体を自作していましたが、こちらはTシャツ
どまり。廊下側壁装飾でも、こちらは学校の壁が見える部分が多く、
「超こてこて」とまではいきません。
とはいえ、生徒の盛り上がりでは負けてません。それが一番発揮されるのが
後夜祭。小雨のためPAのセッティングが遅れ、15分ほど遅れて開始。
風船を敷き詰め、赤い風船で「50TH」と書かれた板が作られて、
それがステージの下に置かれています。
まずはバンド演奏から。いきなり熊の着ぐるみを来た子が壇上へ。そのままの
格好でやりたかったそうですが、ボーカルなのでそうもいかず、首だけ出して
歌っていました。
続いて全員参加のゲーム。「○×クイズ〜!!」という声を聞いて私は不安に
なりました。会場を仕切って、○×で勝ち残りを決める、というのが一般的
ですが、これだと会場が白ける原因になるからです。
と思っていたら問題に正解した方に、実行委員がキャンディーを投げる、
ということを何回も繰り返す、というものでした。最初は戸惑ってた会場も
だんだんと盛り上がってきて、最後には実行委員に「こっちに投げて〜」と
催促するまでになりました。
次は、「100人乗っても大丈夫」ゲーム。箱の上に何人乗れるかを競い、
その人数で玉入れをやるというものでした。
4チームが決まりましたが、ここでハプニング。玉入れの玉が、1チーム分
来ていない。そこでMCが「すいませんが、景品はあげますんで、そのチーム
棄権して下さい」と一言。この機転の利かせ方はなかなかです。玉を探して
待っていると、雰囲気も冷めてしまいますし、時間も押してしまいます。
続いては有志のダンス発表。こには生徒が壇上に向かって大歓声。
「タカラヅカ」的ノリというよりは、友達に対する歓声がメインでした。
日も暮れてきて、「川女ダンス」の時間。これは独自の振り付けで曲に
合わせて踊るのですが、来場者にとっては見たことがない振り付けです。
この部分に関してはちょっと失敗だったかも。
そして、PAからチャイムが流れ、以下のアナウンスが流れます。
「貴重品、眼鏡、その他ポケットの中の物に関しましては、しっかりと管理して、
落とさないように注意して下さい。
危険な状態になった場合は、曲を止めさせていただきます。
それでは『ハッチ』を始めます」
…同じ内容を、MCがもう一度繰り返していました。
「ハッチ」は、川高、川女、松高、松女だけで踊られるダンスで、その単純さ
と楽しさから、唯一長年にわたって残ってきたダンス曲です。とはいえ、
このようなアナウンスは初めてでした。
曲が流れ出すといくつもの輪が作られ、ダンスが始まります。この曲が
2回流れた後、校庭から花火があがります。そしてその最後は、ステージ上から
ナイアガラ花火!
このナイアガラの火の粉が、ステージ下に置かれた風船を付けた板に降り注ぐ
と、風船が次々と割れていきます。すると、「50TH」と書かれた風船の下
から「FINAL」と書かれた文字が出てきます。これはなかなか感動的な
仕掛けでした。
そして閉祭式へ。毎年恒例の「太鼓」の熱演からスタート。実行委員長の
挨拶の後、注目の「来場者数発表」があります。
布に、スプレーペンキで1の位から書いていきます。下三桁が「816」に
なって、いよいよ運命の「千の位」。「9」と書くように見せて、会場から
悲鳴が上がるのを聞いてから、実行委員が「0」の文字を書いたとき、生徒の
歓声が一気に響きわたりました。
97年の来場者は「10816」人でした。台風でも来ない限り、来場者が
1万人を超える状況になってきたようです。
泣きじゃくる実行委員長によって閉会が宣言され、来場者と生徒は出口へ
向かいます。そこで待ちかまえているのは見事にライトアップされたゲート。
いつまで経っても写真を撮る人が減らず、帰る客が流れないため、実行委員も
少し困った様子でした。
【9月23日(火)】
のんびりと出発して、東京都立小石川高校へ。この高校では、ステージ発表の
「芸能祭」、「体育祭」、そして文化祭にあたる「創作展」が8日間の間に
開催される「行事週間」になっています。「創作展」でのクラス参加は
教室演劇がメインで、特に3年生は全クラス力の入った演劇です。
スケジュールに余裕があったので、3年生の2本の演劇を見ることに。
一本はオリジナル脚本ということでしたが、離島の極秘研究所が、細菌兵器の
事故を起こし、誰を実験台にして助かる道を探す、というストーリーはどこかで
聞いた覚えもあります。(「クラスの生徒の弟が書いた脚本」だ、という話も、
他のクラスから出ていました)
キャストの中で、芝居の上手下手というのはどうしても出てしまいますが、
鍵になる2人の科学者の演技がなかなか真に迫る勢いでした。また、芝居の途中
で大道具を変えないで進行させていましたが、これも途中で飽きてしまわない
ようにする工夫として大切です。ストーリーのテンポの良さと、最後の人気投票
への呼びかけが奏功して、参加団体の中で大賞を受賞したと、後で聞きました。
(帰りに偶然、小石川高生が大量に乗り込んできて、その話から判明)
もう一本は「脳死移植」をテーマにしたドラマ。サブタイトルに「ERIII」
とあるので、BSで人気の海外ドラマシリーズからの翻案なのでしょうか。
客席は窓側に設けられ、3段の高さがついていて、ステージには段差が
ありません。芝居のオープニングで、ストレッチャー(患者を運ぶベッド)が
廊下から搬入される、という設定を考慮してのようです。
芝居は冒頭から医療専門用語の連発ですが、それをすらすら言ってしまうのは
びっくり。ただ、役名が外人の名前だったりして、ストーリーをなぞる展開が
多かったのは残念です。
このクラスでも、舞台の転換をしないように、ドナーと移植対象者のベッドが
2つ並び、ライトを当てることで舞台転換を図っていました。
芝居としては先のクラスには及びませんでしたが、生徒の熱意を感じ取る
ことはできました。
さらにもう1本見たかったのですが、既に会場が満杯であきらめざるを
えませんでした。
各クラスとも装飾はそれほどでもありませんでしたが、演劇では70人は入る
教室がほとんど満員。両方とも私は立ち見してました。最初のクラスでは、
並ばなくても入場できる権利を持つ審査員の生徒が見学しようとしましたが、
すでに立ち見の余地もなく、入場させることができなかった、ということも
ありました。
他のクラスでは整理券を配布しても「5分前に来ないと、入場できない場合が
あります」と書いてあったりします。昔は千葉県立国府台高校が、満員の演劇で
有名でしたが、今年はそれほどでもないということ。人気という面では、これに
勝るとも劣らない状況になりました。朝一番に来ていれば、もう一本演劇が
見れたな、と残念至極。
山手線日暮里駅から、お彼岸の谷中墓地を抜け、東京都立上野高校へ。
この高校は、なぜか「23〜24日」の開催。
校舎内を一回りしてみたものの、ちょっと退廃した雰囲気。お化け屋敷が
多いものの、生徒同士で遊んでいる感じで、あまり気分の良いものでは
ありませんでした。13時過ぎですでに終了している団体も多かったですし。
山手〜総武線で新小岩から徒歩、東京都立小岩高校へ。
終了15分前に着いたので、片づけを始めている団体もありました。
入口正面には「垂れ幕」が並んでいますが。幕に紙で字を張り付けた団体も
あり、雨に打たれて字が流れているさまはちょっと残念です。
部屋を暗くして小さな街並みを作り、それに明かりを灯した「香港」という
モニュメントはアイデア賞ものかも。
小さなみこし風ねぷたを作って、前日に校内を練り歩いたとのこと。細部には
考証が不足してる点もありますが、盛り上げようとする心意気はいいでしょう。
第2週
【9月13日(土)】
まずは栃木県は宇都宮の先、ローカル線の終点の烏山へ向かいます。
1校目の栃木県立烏山高校には9時ちょっと過ぎに到着。金・土の開催で、
校内は生徒ばかりです。
縁日やフリマがほとんどで、校内に装飾はまばら。フリマといっても家の
不用品を並べているだけという感じで、朝からちょっと倦怠感が漂ってます。
金曜日には芸人を営業に呼んでたようですが、3組呼ぶくらいだったら
もう少しクラスの装飾にお金もかけさせたいところです。
(生徒にやる気がないから、「芸人」になっちゃうのかな?)
徒歩で、栃木県立烏山女子高校まで。
こちらも土曜日だけが公開日ですが、町の中心から近いこともあり、
家族連れや若者でにぎわってます。
クラス参加は、1年生がフリマ、2年生が縁日、3年生が喫茶店が中心の
ようです。特に3年生の元気が目立って、呼び込みの声も響いていました。
おもしろかったのは「江戸風喫茶」。単なる「和風喫茶」なのでしょうが、
「江戸時代」という設定で装飾や服装を統一しているのが笑えました。
烏山線で宇都宮まで戻り、バスで栃木県立宇都宮清陵高校へ。
中身にこれといったインパクトがなかったです。生徒に人気なのは、
外でやっているバンド演奏のようでした。
バス〜宇都宮線〜徒歩で栃木県立宇都宮南高校へ。
校内へ入ると来客がけっこういて、ちょっと廊下が狭いです。これは廊下の
ロッカーがそのまま置いてあるからかな。なければ通りやすいのに。
団体では、カップラーメンを売っている店が多かったなぁ。同じ内容の
団体が多いと、どうしても安易と言う印象が残りますね。カップラーメン屋は、
「安い」「調理が楽」「売れ残っても安心」というメリットがありますが、
販売品目に普段町で見かけない商品を入れるなどの、「一工夫」が大切だと
思います。
バスで宇都宮駅へ。新幹線「なすの」に一駅だけ乗って小山、宇都宮線で
久喜まで戻ります。タクシーで埼玉県立久喜高校まで。ざっと一回りします。
装飾は派手に教室を飾っていましたが、あまり手間のかかったものでは
なさそうです。内容はちょっと安易なゲーム系が多そうでした。女子校と
いうことで、生徒の盛り上がりも悪くない雰囲気でした。
ここで雨が降ってきて、不安になりながらも大宮経由で川越へ。歩いている
うちに雨もやみ、埼玉県立川越高校に着いたのは、17:45頃。
この日は中夜祭ですが、校庭に行く前に、ゲートをとことん撮影します。
今年のゲートは「ルーマニア国立劇場」。細かいところまでしっかり作られて
います。ゲートの横や裏まで作り込んだゲートはそう見られるものでは
ありません。
中夜祭に行こうすると、途中の通路で立ち止まらされます。両側に、「滝」
が作られ、水がかなり激しく流れ落ちています。ここでも写真を撮って、やっと
グランドへ。
ステージでは応援団のコント。でも、3人しかいないらしく、その中の2人が
コントに出るので、息をつく暇がなさそうです。
グランドの入口に中夜祭の予定表が出ていたのですが、これによると
応援団の登場は最後のはず。ダンスはないのかな…と思っていると、
実行委員が「客出し&見送り」の隊形について、応援団がエールの交換をして
中夜祭が終わってしまいました。どうやら、雨とグランドコンディション
不良のため、18時で終了ということになったようです。
仕方がないので、ライトアップされた「滝」と「ゲート」を、再び撮影。
中夜祭が終わって15分くらい、ひたすら撮り続けていました。
【9月14日(日)】
高崎線の深谷駅から徒歩しかないかな…と思っていたら、駅前に
高校直通の送迎バスが出てました。私立高校ならよくありますが、公立高校が
路線バスの車両を借りて運転してるところがすごい。
というわけで、それに乗って
埼玉県立深谷高校へ。
ゲートはたまごっちでした(笑)。3年生クラスが、ビラを持って勧誘してます。
見ると「駄菓子&ホバークラフト」という妙な組み合わせにビックリ。
ホバークラフトは、ちゃんと教室の床から浮き上がっていました。
他のクラスも、コンビニのパロディにした装飾などがあり、キレイという
ほどではないにしろ、文化祭への熱意が伝わってきます。特に3年生が
がんばっているのには好感が持てました。文化祭が盛り上がっていない場合、
1年生クラスだけががんばってしまい、先輩がシラけている様子を見て、
自分たちも来年は盛り下がるという悪循環になりがちです。
快速で熊谷まで戻り、歩いて埼玉県立熊谷女子高校まで。
受付の前に呼び込みの生徒がずらりと待ちかまえて、ビラをまいてます。
そして、その生徒が誰も制服を着ていないんです、団体毎でコスチュームを
決めて、統一した格好をしています。揃いのTシャツくらいならよく見かけ
ますが、服全部を統一して、というのは力が入っています。
受付の生徒まで統一して、青いラメ入りのドレスを着ているのですから。
教室もこれまたびっくり。装飾でそこかしこがこてこてとなってます。
装飾に対する表彰があるようで、これを目指して、各クラスがしのぎを削って
いるようです。「壁から20センチ以上離れて装飾をしてはいけない」という
ルールがあるのは、そこまで装飾した団体が過去にあったためでしょう。
しかも床には、透明なビニールシートを敷き、写真や切り絵を並べて、
雰囲気をさらに盛り上げていました。
そんな中、校庭では気球が上がっているし、見るところ・撮るところが
多くて大変でした。
テレカの販売があって、1枚850円でしたが、去年のテレカが1枚600円で
売られていました。在庫処分の安売りだったようなので、私も1枚購入。
じっくり回って、40分もこの高校に使ってしまいました。珍しいです(^^;
こんな
大当たりは今年初めて。
高崎線で宮原、歩いて大宮市立大宮北高校へ。少し大きめのゲートを
くぐって校内へ入ると、昇降口から一番近い教室が、「靴&傘預かり」の
クラスになっていました。なかなかいいところに目を付けてますが、昇降口で
直接預かって、教室まで自分たちで運ぶともっといいのになぁ。
目立つ団体は壁側の窓をはずして呼び込みに精を出す喫茶店や、長い行列を
抱えるお化け屋敷といったところ。平均点の高い埼玉県公立高校にしては、
平均的な文化祭です。
高崎線〜野田線で、東岩槻から歩き、私立埼玉第一高校へ。5階建て校舎の
中央部には吹き抜けがあり、そこに垂れ幕が掲げられています。そのデザインに
あわせて、2階部分に張られているネットに蝶々を舞わせた装飾はなかなか。
ただ、クラス参加は模擬店系の飲食物ばかり。教室内でだらだらという印象で、
生徒に好きなことをやらせているだけかな、という感想も持ちました。
岩槻へ戻り、越谷行きのバスで埼玉県立越谷西高校まで。内容としては、
これといった特色はありませんでしたが、装飾では、セロファンを使って
ひたすら派手に見せる方法が多くありました。
(色セロファンを、蛍光灯を囲むように取り付けるパターンですね)
バスで越谷へ、伊勢崎線〜武蔵野線〜タクシーで埼玉県立蕨高校へ。
ゲートはくぐる部分が長くなっていて、その中にも絵が描かれています。
子供は特に楽しんでいます。
この高校は、教室にベランダから入るようになっているので、いわゆる
廊下側の装飾はありません。その分寂しい状況でしたが、ベランダ側には、
垂れ幕や看板が並んでいて、まずまずのにぎやかさです。
ただ、団体はカラオケなど、ちょっと安易な企画が並んでいる気がしました。
「カラオケフィーリングカップル」というのは、カラオケで男女を意気投合
させるのでしょうか。どうやって?(^^;
この日はこのまま新橋でオフ会に参加、徹夜カラオケに参戦しました(笑)。
【9月15日(月)】
新橋で徹夜して、品川から京浜急行で、逗子市の神武寺駅を目指します。
着いたのは朝8時。しばらく待って神奈川県立逗子高校に入場したのは9時。
受付の生徒は応対マニュアルを夢中で読んでました。
雨が強いこともあり、来場者はまだなく、準備をしている団体の方が
多かったです。「高齢者とのふれあいコーナー」を、本部企画で1教室
使っていましたが、生徒はまだ手持ちぶさたにしていました。
京浜急行〜バス〜東海道線〜小田急線で湘南台へ。
神奈川県立湘南台高校に着きましたが、雨がザーザー降りになっていて、
文化祭に元気が見られません。外の縁日などの気勢がそがれた、と
いうのもありますが、それでももう少し飾り立てる工夫がほしいです。
小田急線で東林間まで出て、30分歩き、神奈川県立上鶴間高校に到着。
ゲートも少しいいですし、教室の装飾もいいようですが、生徒はあまり
やる気を見せてない様子。
内輪で文化祭をしている意識が強いようで、お客の存在を考えてないかも。
階段を上ると、ちょうど階段の前で、PTAが装飾優秀クラスを表彰しているの
ですが、写真撮影だ商品の授与だで、後ろから来た私を、2分も足止めさせる。
それも困りましたが、受賞クラスが1年生の「お化け屋敷」というのも
気になりました。1年生はやる気があっても、文化祭を経験するほど
やる気がなくなるというのはどうにかならないものでしょうか?
バス〜小田急〜バスで、神奈川県立厚木高校に着いたのは14:45。
この高校は2回目の見学。ここの文化祭の特徴は「擬似体感」と
いう企画です。早い話がお化け屋敷系なんですが、その数が半端じゃない!
しかも、普通の「和風」お化け屋敷だけでなく、「死刑執行」「革命」などの
歴史にヒントを得た物や、「宇宙探検」で未知の世界を楽しませるものも
ありました。もうすぐ一般公開時間は終了だというのに、それぞれの団体に
行列ができているのがすごかったです。装飾の方も、普段の廊下の壁が
見えないほど飾り立てるクラスが多くありました。
この企画の他にも、演劇(コメディー系)や、中庭の縁日(これもしっかり
装飾してます)があり、長時間いても飽きのこない文化祭だろうと想像させて
くれました。
第1週
【9月6日(土)】
土・日と開催される文化祭だと、土曜日の午前中は校内で…、というケースが
多いです。そうなると、土曜日の朝に見に行ける高校は限られてきます。
というわけで、9時から始まる国立東京学芸大学教育学部附属高校へ、
4年ぶり9回目の訪問。今回は三軒茶屋から歩いてみました。
8:55に校門の前につくと、すでに受付が始まっています。受付から校内に
向かう道には、昔ほど大きくはないものの、各ユニット(=団体)の看板が
並んでいます。中には油絵のような質感で目を引くものもあります。
中庭には、運動部の模擬店が並びます。これは例年の光景ですが、
まだ開始直後ということもあり、それほどにぎやかではありませんでした。
校舎内を一回り。私がよく見ていた4年前までは、3年生が2クラスは喫茶店
だったのですが、今では全クラスがステージ演劇になったようです。でも、
2年生の2クラスが喫茶店をやっていて、この装飾が、以前の3年生よりは
少し劣るものの、なかなかのレベルでした。
9:10から3年生の演劇が始まります。本番は3日間で2回。体育館を覗くと、
すでに客席の椅子は埋まっていて、ミュージカル風のステージが繰り広げられて
いました。
12:00から演劇のクラスは、早くもビラを配りながら校内を練り歩いています。
時折チャンバラを実演してみせたりして、何とか観客を増やそうとしている
様子がうかがえます。
細かなところに違いはあるものの、文化祭への熱意や手の込んだ所は健在で、
見ていてうれしくなりました。
三軒茶屋までバスで、東急〜小田急で2校目の神奈川県立大和南高校へ。
ここは11:00から一般公開開始で、保護者とおぼしき人以外の来客はまばら。
階段を上がると、ずらりと中華系の飲食店が並びます。フロアをひとつ
「中華街」と名付け、ラーメンや飲茶などを各クラスにやらせている模様です。
(「中華街」という企画概念は去年の都立板橋高校でも見ましたが、
こちらの方が団体数や規模が大きいです)
しかも、この中華街の各店をめぐるスタンプラリーも行って、ここを核に
文化祭を盛り上げようと考えているようです。ただ、中華街以外の団体は
概して低調でした。
歴史の授業の発表で、「歴史上の人物に関して新聞を作る」という
(たぶん夏休みの宿題では?)ものがありましたが、PUFFYやGRAYは
歴史に残らないだろっ。
それと、マザーテレサについてまとめた発表がありながら、号外が出ていない
のは、提出したら「ハイ、それまでよ」だったんだろうと想像させます。
(当日の朝亡くなっています)
小田急線〜埼京線〜高崎線で、一気に北上尾まで。埼玉県立上尾高校は、
駅前にある便利な学校です。(線路沿いにあったのが、いきなり駅ができた)
1年生は布絵などによるモニュメントが目立つ程度。普通科と商業科が併設
されている高校で、販売団体では商業科らしいにぎやかさが見られましたが、
「デパート」のように組織だった動きがあるわけではありません。
ゲートを作るクラスや受付・掃除隊というクラス参加もありました。
桶川からタクシーで、埼玉県立桶川高校へ。ゲートはそこそこ作り込まれて
いましたが、校内に入ると少し寂しい雰囲気だったのが残念でした。
校内の様子をあまりデジカメに収められません。
桶川から快速で籠原へ。タクシーで埼玉県立熊谷西高校まで。
終了間際でパンフはもらえなかったけど、すぐに校内に落ちているパンフを
発見。すぐにできそうな娯楽団体が多かったので、一回りしてすぐに
出てきました。中庭での女装コンテストが生徒のにぎわいを誘っていましたね。
【9月7日(日)】
大宮から、ニューシャトルという新交通システムが出ています。普段は
終点まで行く列車は昼間30分おきなのですが、この高校の文化祭のために、
15分おきに増発されていました。
そんな高校がこの日の1校目、埼玉県立伊奈学園総合高校です。
総合学科ではありません。
この高校は、6つの「ハウス」と呼ばれるコース毎の校舎を持ち、それだけ
多くの生徒を抱えています。
ハウス毎にかなりにぎやかな装飾をしていたのが印象的でした。
装飾コンテストがあったようで、「海底都市」や「中世ヨーロッパ」といった
テーマを、なかなか上手にこなしていました。写真を撮りまくっていたら、
時間に余裕がなくなり、文化部を全然見られませんでした。
ニューシャトル→京浜東北→武蔵野→東武線経由で草加着。バスで、
埼玉県立八潮高校へ。ゲートの隣に選挙掲示板が張られていて、なんと文化祭と
投票所(八潮市議選)が同時開催の様子。普通こういう時は投票所を
近くの施設に移すものですが(春日部高校と埼玉県知事選の時に実例あり)、
他に公的施設がないのでこうなったのでしょうか?
ちなみに投票所は職員玄関が充てられ、文化祭に入らないと投票できない
ということはありませんが、文化祭にとっては相乗効果を期待したいところ。
文化祭は「世界」をテーマにクラス参加を募ったようですが、その中で
どの国を取り上げたかというと「日本」がほとんどで、だからといって
日本文化を研究したわけではなく単なる「カラオケ」だったりします。
(カラオケも確かに日本文化だけど)
外国もといっても、「ハリウッド」という名目で単にビデオ映画を流している
だったりして、教師側の熱意と生徒の現実の空回りがちょっと大きすぎるよう
でした。
うちわを入場者全員に配っていたのは助かりました。タオルを忘れて
汗ぐっしょりでしたから。
草加から春日部へ。バスで埼玉県立春日部東高校へ。前庭ではバスケ部が
3on3。中庭ではビンゴ大会でそこそこにぎやか。3年生は縁日系が
多いようですが、装飾もしっかりしていて悪くないです。
徒歩で埼玉県立春日部女子高校へ。ゲートをくぐって、パンフと一緒に
渡されたのはひまわりの種。「おつまみに…」というわけじゃなく、
この高校の校章に入っているので、植えてもらうためのようです。
校内に入ると、食品団体の他に目立つのはゲーム。特にフィーリングカップル
が2団体合ったのは特筆すべき事かも。共学校では、「お見合い企画」は
ほとんど見られなくなりました。
春日部から東武動物公園へ。橋を渡って、埼玉県立杉戸高校へ。
とはいえ、見るべきポイントの少ない文化祭でした。装飾も埼玉にしては
不満の残る出来でしたし、生徒の元気もないので、10分足らずで引き上げ
ました。
準急で足利市へ。タクシーで足利女子高校まで行ったのですが、すでに入場は
終了している時間。あきらめて、またタクシーに乗り、
栃木県立足利高校
(通称「あしたか」)へ。
入場するなりうちわを100円で売っていましたが、私はもう持っていたので、
そのまま各団体をひと巡り。ここの主役は文化部ですね。と思っていたら、
なぜか化学マジックを2年生クラスがやっていたりしました。他のクラスは
たいていがゲームか飲食店。もう終わる時間なので、実際にやっている様子は
あまり見ることができませんでしたが、装飾を見る限り楽しそうには
思えませんでした。
後夜祭があるようなので、公開終了後時間をつぶし、16:45頃再入場。
前半はバンドで、その場つなぎにしゃべる人が交代に出てくる構成でした。
その構成自体は悪くないですが、バンドは歌う曲がマイナーだし
(後夜祭の場で、アルバムにしか入ってない曲は勘弁してほしい)、
しゃべる人は「さむい」トークが続く状況でした。
見ているのは後夜祭後の18時に点呼がある足高生と、文化祭が終わってから
自転車で来た足女生が中心。
後半はフォークダンス(ファイヤーストームはなし)。とはいえ、それを
発表したとたんに、足高生も女子高生も一気に校庭の外側に逃げ出しました。
MCは「輪になって下さ〜い」と頼りなく言うだけ。「3年前みたいに
中止になるかな」という生徒もいたりして、どうなることかと思っていたら、
委員の一人が声を枯らして輪を作らせようとしてました。
大声で「踊っても、命に別状ありません!」「危なくないです!危険なのは
この私だけっ!」と言って、何とか輪を作らせようとしましたが、できたのは
40人くらいのとぎれとぎれの輪でした。
マイムマイムを何回か踊って、「最後にもう1回」と言いながら
「オクラホマミキサー」をかけてしまったのは大失敗という他ありません。
踊りの輪の中の女子の比率が5%位なんですから。あわてて曲を止めて、
マイムマイムを再度流していました。
その後閉会式を行っていました。
3年に1度の開催で、後夜祭をやるのは大変だとは思いますが、もう少し
考えてほしかったですね。閉会式で校長先生が「3年に1度であっても、
毎年開催であっても、同じ熱意で…」といっていたように聞こえましたけど、
それは無理があるというものです。2年に1度なら前回を覚えている生徒も
いますが、3年に1度だと全校生徒が初体験。見たこともないのに
「やってみろ」なんて言うもんじゃないです。