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0系電車は最初の営業用新幹線電車.
開業から20年間位は新幹線といえば,この電車のことであった.開業前の多くの模型実験や試験研究,モデル線での走行試験によって設計されたものの,200km/hという未知の高速域分野で,開業後しばらくは多くの故障に悩まされる.しかし,度重なる改良により信頼性の高い安定した電車になり,1964〜86年までの22年間にわたり総数3216輛が新製された.
[構造・性能]
0系電車のアイボリホワイトにブルーのラインを配した車体,航空機にも似たスマートな流線型の先頭車,その中央先頭部にある直径140cmの強化プラスチック(FRP)製の半球状の光前頭は新幹線のシンボルとして長く親しまれた.光前頭覆いの中は機器室で,非常用の連結器が入っている.車輛が故障して運転不能になったとき,後続列車に連結して次駅に向かう場合などにこの連結器が使用される.
運転台のすぐ後ろの屋根上には,新幹線のシンボルとも言うべき逆L字形のアンテナがある.これは架線電圧を検知するための静電アンテナである.先頭車のスカートは厚さ16mmの鋼板を5枚重ね合わせて溶接したものである.障害物と衝突したときの衝撃力を緩和し,床下に巻き込まずはね飛ばす.さらにレール面上を掃くような形で,ゴム板2枚をボルトで留めた厚さ22mmの排障器が付いている.
在来線の技術をベースにした理想的なオールM編成で,2輛1ユニットのMM'方式で構成される.奇数形式車に主制御器や主抵抗器,偶数形式車に主変圧器,低圧タップ切換器や,主整流装置と,小型の下枠交差形パンタを搭載.車体は鉄板の溶接構造.床下機器類は吊り下げ式.車体全長は25m・車体幅は3.4mと在来線よりも車体が大きく,広い室内には2+3の5列の腰掛けが配置される.奇数号車には便洗面所が設置され,小便所や三面鏡を新設し汚物タンクが搭載された.
台車形式はDT200形で,軸距2500mm,車輪径910mm.IS式軸箱支持装置と,ダイヤフラム形空気枕バネを使用.最高運転速度は当初210km/hであったが,87年11月から220km/hになった.
[形式]
略号について.Mはモーターが付いている電動車.添字のSはグリーン車,Cは運転台付きの制御車.Aは食堂車とペアを組む形式,Kは売店付き車輛,Bはビュフェ付き車,Dは食堂車を意味する.またダッシュ(’)の付いた略号は偶数形式車を表し,編成中の偶数号車に組み込まれた.ダッシュが付かない形式は奇数形式車で,編成中の奇数号車に組み込まれた.
| 形式 |
略号 |
車種 |
| 21形式 |
MC |
博多方先頭車 |
| 22形式 |
M’C |
東京形先頭車 |
| 15形式 |
MS |
グリーン車 |
| 16形式 |
M’S |
グリーン車 |
| 25形式 |
M,MK |
中間普通車 |
| 26形式 |
M’ |
中間普通車 |
| 27形式 |
MA |
中間普通車 |
| 35形式 |
MB |
半室ビュフェ車 |
| 37形式 |
MB |
半室ビュフェ車 |
| 36形式 |
M’D |
食堂車 |
※0系電車形式一覧表(新製車) (2000-1-30現在)
※0系電車形式一覧表(改造車) (2000-1-30現在)
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