朝日新聞 地域ニュース 2006年06月09日  

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不就学の外国人調査 豊田市教委

▽文科省事業 通学促す狙い  豊田市教育委員会は7〜8月、小中学校にも外国人学校にも通っていない外国人の 子どもの実態調査を行う。外国人就労者が増加する中、不就学の子どもが増えている との指摘があり、人数をつかんだ上で就学を促すのが目的だ。文部科学省が昨年から 進める委嘱事業で、今年度は同市と滋賀県が調査対象に選ばれた。(遠藤雄二)  90年の入管法改正で日系外国人の単純労働が可能になり、東海や関東地方を中心 に外国人労働者が急増した。自動車産業が集積する豊田市には5月末現在約1万 4800人の外国人が住み、うち約半数がブラジル人だ。  日本の小中学生にあたる年齢の子どもは、市内の小中学校に入るか、ブラジル人学 校などに通うのが一般的だが、いずれ帰国するからと親が小中学校に入れなかった り、経済的な理由でブラジル人学校を辞めさせたりするケースが少なくないといわれ る。  市教委によると4月現在、市内の小中学校に通う外国人(在日韓国・朝鮮人は除 く)は565人。ブラジル国籍が363人と大半を占め、次いでペルー人68人、中 国人61人の順だ。  市内に3カ所あるブラジル人学校には300人余りが通っている。  外国人登録している小中学生の年齢の子どもは約千人。計算上、不就学の児童・生 徒は100人前後とみられるが、正確な実態は分かっていない。  転入手続きをせずに同市に引っ越してきたり、逆に同市で登録しながら転出したり 帰国したりする家族もあるという。  このため、日本語指導や生活支援をしているNPOや外国人らの協力を得て、不就 学者の情報を集め、戸別訪問などをして実態を調べる。  秋までに調査結果をまとめ、不就学の子どもがいる家庭に、小中学校の日本語教育 態勢や教育の大切さなどを説明して就学を指導する。市教委は「数字を出すことよ り、個々の状況を把握し、親と対話して不就学の子どもを減らしていきたい」として いる。