| バイオエタノール:ガソリンに混ぜる燃料、経産相が「導入」表明−−輸出国ブラジルに 政府は、エネルギー全体に占める石油依存度を低下させるため、サトウキビやトウモロコシなどを発酵させて作る自動車燃料「バイオエタノール」の導入に取り組む。二階俊博経済産業相が10日、バイオエタノールの輸出国であるブラジルのフルラン開発商工相との会合で表明した。5月に策定する「新・国家エネルギー戦略」にも盛り込む方針だ。 バイオエタノールは、ブラジルや米国で70年代の石油危機を機に代替燃料として注目され、特にブラジルではガソリンに20〜25%混合して自動車用燃料として使うことが義務付けられている。また植物の生育時に二酸化炭素(CO2)を吸収するため、CO2対策の燃料としても期待されている。 日本では国産原料が乏しいため、導入は進んでいない。経産省は、バイオエタノールなら3%程度、バイオエタノールから派生した「ETBE」という生成物なら7%程度をガソリンに混ぜて燃料として使っても、自動車部品に影響が出ないことを確認。本格的に導入を検討することになった。 経産省は今後、輸出国のブラジルのバイオエタノールについて、安定供給の可能性や品質などを2年程度かけて調査する。また現状ではガソリンよりもバイオエタノールはコスト高になるため、コスト削減の方策も検討する。【宇田川恵、松尾良】 毎日新聞 2006年4月11日 東京朝刊 |