《岐阜新聞2月16日付朝刊社会面》
http://www.jic-gifu.or.jp/np/g_news/200602/0216.htm#2
異国での教育機会広がれ/大垣のブラジル人学校「HIRO学園」法人化準備
大垣市東前のブラジル人学校「HIRO学園」(川瀬充弘学長)が十五日、学校
法人の設立認可申請に向けて事業計画書を県に発送した。これまで私塾扱いで法的な
後ろ盾がなかった同学園だが、法人化により学校経営の安定化や税制面での優遇が期
待できる。県教委教育振興室によると、学校法人化が認められれば、ブラジル人学校
としては全国初のケースになる。
同校は運営母体になる「準学校法人」の設立と、「各種学校」への移行を目指して
いる。準学校法人、各種学校とも設立には県の認可が必要で、これら認可が得られれ
ば、固定資産税の非課税措置や授業料の消費税の免除、定期券の学割などのメリット
が期待できる。
計画によると、学校法人の設立は来年二月が目標。外国人学校のブラジル人学部の
形を取り、幼児科から高等科まで定員計三百四十五人の学校設立を目指す。
同学園は、閉鎖の危機にあった託児所を引き継ぐ形で二〇〇〇(平成十二)年四月
に開校。ブラジル政府の認可を受け、市内二校で幼児部、初等部、中等部、高等部の
計二百六十人が本国のカリキュラムにのっとった教育を受けている。
川瀬学長は「学校法人化はゴールではなく新たな学校へのスタート。日本とブラジ
ルの両国をつなぐ人材を育てていきたい」と話している。
(堀尚人)
(写真)学校法人化を目指している「HIRO学園」で指導を受ける子どもたち=1
4日、大垣市東前、同学園本校