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1年生 風船を使った作文指導「順序がわかるように書く」
  
SGY00141@nifty.ne.jp
2000/04/20 作成
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一年生の作文指導
2月実施

ねらい
先生が行うごく単純な動作を、順序に従い段落ごとに文章化する。
教師が段落分けと書き出しを指示しつつ、
動作を見せ書かせていくことで、
段落分けの意識を持たせ、順序を表す言葉の使い方を知る。

[授業のポイント]
風船を使って動作を見せることで子どもは集中し、大喜びである。
次は何をするんだろうと目を輝かせ注目する。
1 ごく単純な動作を、段落を分けつつ順序に従って書かせられる。
2 対象物だけでなく周りの様子など、描写を多く書かせることができる。
3 段落ごとに書かせる際に、評価を入れることで、子どもの文章が変容する。
 
[授業にあたって]
明治図書の視写教材「うつしまるくん」一年版  ページの修正追試である。
向山洋一氏の「先生がしたこと」を書かせる授業の修正追試でもある。
一年生で実施した授業だが、どの学年でも喜んで取り組むだろう。

[用意するもの]
風船
マス黒板

本時の指導

指示1  今日は鉛筆とノートだけ使います。ノートを開きなさい。
      題のところは空けておいて下さい。
      「書き出しのところはどうする?」「そう一つ下げるんだね」
      題から1行空けて、1マス下げて書きます。
      書き出しのところに指を置きなさい。お隣さんを見てごらん。

      今から先生がすることをよく見て、そのことをそのままノートに書いて下さい。

教室から廊下に出て、戸の外に立ち、顔だけ出す。子どもたちは興味津々でにこにこしている。
「はい、ここからです。よく見ていて下さい。」
戸を開けて黒板の真ん前までゆっくり歩き、中央に来たら、くるっとみんなの方を向く。

指示2  はい。ここまでのことをノートに書きます。

「えーっ」と声もあがるが、黙って子どもたちの机を回る。
「おっ。〜くん、すごい。もう3行も書いてるよ。」などほめていく。
「先生がしたことをそのまま書けばいいんです」等と助言も行う。

詳しく描写している子2,3人の文章を読み上げ、「詳しくていいねえ」とほめる。

指示3  段落を変えます。「はじめに」と書きます。
      マスの黒板の一番上に「はじめに」と書き、「ここかな?」と問う。子ども「ちがーう」「だめ」
      1マス下げて書き出し子どもを見る。子ども「そー」「いい」
      
      ここから、先生がやることを書きます。いいですか。      

おもむろに、ズボンのポケットから、風船を取り出して、顔の前でふってみせる。

指示4  はい。ここまでのことを書きなさい。

また「えーっ」と声もあがるが、黙って子どもたちの机を回る。
「あっすごい。ぶらぶらなんて言葉を使ってる。いいね」
「〜くんは・・・・なんて自分が思ったことも書いてていい。」等ほめていく。

指示5  この段落は文2つ以上書けていたら合格です。文というのは初めから。までが文です。

文2つ以上書けている子の文を読み上げる。「〜さん。10点」
というと、子どもたちは「ぼくは?」「見て」とすぐ声を出し見てもらおうとする。

文章は短いから、読み上げて言って点数をつける。文1つは、内容によって点数が違うが10点未満である。

指示6  段落を変えて、「つぎに」と書きなさい。次にやることを書きます。

風船を顔の前にかざし、ゆっくりと口にくわえ、息を吹き込む。
ある程度大きくなるまでふくらませる。

指示7  はい。ここまでのことを書きなさい。

「文が2つ以上の人は10点です。」
良い描写を読み上げ、ほめながら子どもたちの机を回る。
3分後くらいに、挙手を促す。
「かぎかっこを使って書いた人?」「その人はすごいです」2人ほど読み上げる。
「みんなの様子を書いた人?」読み上げる「雰囲気が良く伝わるね」「みんなの様子も書くなんてすごいことです」

指示8  段落を変えて、「それから」と書きなさい。次にやることを書きます。

途中までふくらませた風船を、大きくふくらませ指で片耳をふさぐ。悲鳴が上がる。

指示9  はい。ここまでのことを書きなさい。

すごいなあ。10点の人が増えたなあ。
3分後くらいに「かぎかっこを使って書いた人?」と問う。何人か、いいものを読み上げる。
「みんなの様子を書いた人?」と問う。「すごい。こんなに?」何人か、いいものを読み上げる。
「先生のことも書いたよ」という子もいた。

指示10  では、最後です。段落を変えて何と書きますか?子どもたち「さいごに」「おわりに」
       「さいごに」と書きなさい。
       よく見ててね。

子どもの目はもう風船に釘付け。
かなり大きくなった風船に大きく一息、息を吹き込む。悲鳴が上がる。
大きな風船を口から離し、ゆっくり上に上げ、風船を放す。
「おー」「わー」という声が上がる。風船はしぼみつつ回旋し床に転がる。

指示11  はい。ここまでのことを書きなさい。

もう、子どもたちは黙々と書いている。

指示12  できた人から持ってきなさい。

書かれた作文を評定する。
最後の段落を、文2つ以上で書けていれば10点。
「 」や様子の描写を入れていれば12〜15点をつけた。
最後に15点以上の子を前に並ばせ、読ませて授業を終了した。

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