デジタルTV入門

古のアナログから先進のデジタルへ、テレビは進化を続ける。使う方は楽チンなんだけど、その裏側はアナログ以上にわけわからん状態なので、一応まとめておきます。
解説は私のいい加減な文章なので、間違ってるかもしれません。
ここに書かれた内容により発生したいかなる損害について、当方は一切責任を負いません。
自己の判断により行動してください。
目次ページに戻る
デジタルテレビとは
一言でデジタルテレビと言うがちと、誤解されそうな所がある。
それは、アナログからデジタルへの過渡期にアナログ信号をデジタル処理したテレビをデジタルテレビと言ってた時期があるからです。ここで言うデジタルテレビはデジタル信号で放送されている番組を受信する事ができるテレビの事を指します。
さて、デジタルテレビの特徴やメリットなどを考えましょう
特徴
・多メディア対応従来のテレビ放送だけでなく、ラジオ放送やデータ放送などにも対応
・限定受信システム(CAS)いわゆるB-CASカードにより非契約番組は見る事ができないようにできる
・電子番組表(EPG)放送電波に乗せて、番組表データを送信する事で受信機側で番組表を表示する事ができる
・ダウンロードファームウエアの変更を放送電波に乗せて、各受信で受信し書き換えが可能
・コピー制御(RMP)コンテンツ保護機能として、コピーの世代管理ができる。
・字幕字幕情報の表示が可能、さらに英語、日本語など数種類の字幕を表示する事もできる
・文字スーパー字幕と似ているが、アナログのニュース速報みたいな感じのやつ
・双方向サービス電話回線やLANを使用して、お茶の間ショッピングや紅白の投票などができる
・マルチ放送HD放送1チャンネル分の帯域でSD放送を3チャンネル分放送できたりする
・降雨対応放送天気の悪い時に映りが悪くなった時、データのレートを下げてとりあえず見れるようにできるしくみ
このあたりは、まー常識の範囲でしょうね。
信号の内容と種類(PSIについて)
上のような事を実現する為に放送電波にはどんな情報が載っているのかを考える
CATConditional Access TableEMMを伝送するTSパケットのPIDが記述されている
EITEvent Information Table番組名、放送日時、番組内容などが記述されている
EITp現在放送中の番組に対するEIT
EITf現在放送中の次の番組に対するEIT
EITpf番組の変更や終了によって更新されるEITp、EITfの事
EMMEntitlement Management Message加入者毎の個別情報
NITNetwork Information Tableチューナーの基本的制御用の信号、常に変化を監視する必要がある
チャンネル構成情報やそれに対応する周波数情報など
PATProgram Association TablePMTを伝送するTSパケットのPIDが書かれている
PIDPacket IDPacket IDの事
PMTProgram Map Table番組を構成する各符号化信号を伝送するTSパケットのPID、さらに有料放送の共有情報を伝送するTSパケットのPID
PSIProgram Specific Information番組特定情報、番組を選択するのに必要な情報で、PAT、NIT、PMT、CATの4つからなる、デジタル放送のキモの情報
SDTService Description Table編成チャンネル名、放送事業者名などの編成チャンネルの情報が書かれている
SDTTSoftware Download Trigger Tableソフトウエアのダウンロード情報のスケジュール放送が書かれている
SIService Informationチャンネル名や番組情報の表示の為のSDT、EITの事
SITSelection Information Tableパーシャルトランスポートストリーム(D-VHSから出力されるILINKのTSの事)で伝送される番組の情報が書かれている
TDTTime & Date Table現在の時刻と日付の情報
TOTTime Offset Table特定地域の時間のずれに関する情報
TSTransport StreamMPEGに規定されているトランスポートストリームの事
その他のデジタル放送用語
パーシャルTSPartial TSIEEE1394でのデータ伝送にしようされるTSフォーマットの事。通常のTSと異なり、188ByteのTSパケットの後ろに4Byteのタイムコードが付加されている。
世界のデジタル放送
まー、アナログの轍を踏まぬようにして欲しかったけど、やっぱり地域毎にあるんだな
ATSC(アメリカ)Advanced Television Systems Commitee従来のCCを拡張したEIA-708Bや、日本のB-CASカードのような、CableCard(PCカードタイプ2)で限定受信を行っている
DVB(ヨーロッパ)Digital Video Broadcasting ProjectMHP(Multimedia Home Platform)は世界標準になりつつある
ARIB(日本)Association of Radio Industries and Businesses特にデータ放送部分は日本独自のBML(XMLをデータ放送用に拡張)を採用している
音声方式は日本がACC、アメリカはドルビーAC-3 、ヨーロッパはBCでそれぞれ違う
PSI比較
項目名称内容ARBTDVBATSC
PATプログラム・アロケーション・テーブル TS内の全PMTのPIDが含まれる
NITネットワーク・インフォーメーション・テーブル ネットワーク内の全chの情報、周波数情報
CATコンディション・アクセス・テーブル 限定受信の情報
PMTプログラム・マップ・テーブル 1ch分の映像、音声、データなどの情報
PCRプログラム・クロック・リファレンス 送信機側の基準時刻(STC)
VIDEO ESビデオ・エレメンタリ・ストリーム ビデオストリーム
AUDIO ESオーディオ・エレメンタリ・ストリーム オーディオストリーム
DSM_CCデジタル・ストレージ・メディア・コマンド/コントロール データ放送の情報が含まれる
ECMエンタイトルメント・コントール・メッセージ 番組情報、デスクランブルの鍵、スクランブルのON/OFF
EMMエンタイトルメント・マネージメント・メッセージ 加入者毎の契約情報
SDTサービス・ディスクリプション・テーブル サービスの名称、事業者名
BATブーケ・アソシエーション・テーブル
EITイベント・インフォメーション・テーブル 番組タイトル、放送日時、放送内容
RSTランニング・ステータス・テーブル
STスタッフィング・テーブル 削除したテーブルのパッチ
DITディスコンティニュティ・インフォメーション・テーブル パーシャルTSの不連続部に挿入
SITセレクション・インフォメーション・テーブル パーシャルTSのサービス、イベント、ストリーム情報
TDTタイム/データ・テーブル
TOTタイム・オフセット・テーブル 現在の時刻、サマータイムの時差情報
LITローカル・イベント・インフォメーション・テーブル 番組内のシーンやカットの情報
ERTイベント・リレーション・テーブル イベント間の関係情報
ITTインデックス・トランスミッション・テーブル LITに記述された時刻情報とPTSとのオフセット情報
PCATパーシャル・コンテント・アナウンスメント・テーブル 蓄積型放送の差分配信の告知、放送スケジュール
SDTTソフトウェア・ダウンロード・トリガ・テーブル ダウンロードの告知、放送スケジュール情報
DCTダウンロード・コントロール・テーブル
DLTダウンロード・テーブル
BITブロードキャスト・インフォメーション・テーブル
NBITネットワーク・ボード・インフォメーション・テーブル
LDTリンクド・ディスクリプション・テーブル
MGTマスタ・ガイド・テーブル
TVCTテレストリアル・バーチャル・チャンネル・テーブル
CVCTケーブル・バーチャル・チャンネル・テーブル
PRTレイティング・リージョン・テーブル
CETTチャンネル・エクステンド・テキスト・テーブル
EETTイベント・エクステンド・テキスト・テーブル
PITプログラム・アイディンティファイア・テーブル
STTシステム・タイム・テーブル
修正履歴
2005/11/09 PSI比較追加
2005/08/12 情報追加
2005/02/06 新規作成
目次ページに戻る
Last update: 2005/11/09