1. NHK
2. 名前の由来
3. 死線
4. 脱皮
5. 2人組み
6. 箱根の山は天下の険
7. クレイジーレーサー
8. 屋根のある部屋
4日目。ケツにはまだ違和感がある(笑)。今日は朝 5時に出発。太平洋から昇ってくる朝日が眩しいけれど、心地よい。で、由比町の海沿いの道を走っていると、ん? なにか撮影をしているぞ。テレビカメラには「NHK」の文字。そうか、時間から推察するに「おはよう日本」だな。
カメラに映る位置を上手いコト通り過ぎる際、カメラに向ってピースサイン。精神年齢、小学生低学年並(笑)。
上にも書いてあるようにケツの痛さはまだ取れていなかったものの、救いだったのは平坦な道のりが多かったコト。海にさよならして内陸に向うと、左手には初めて間近で見る富士の山、略して富士山。全然略されていないという突っ込みは即却下だ。そして右手には山育ちのワタシにとってはあまり見る機会のない広大な平野。素晴らしい眺めである。
そして突然ではあるが、H*BONの名前の意味は「心、広くあれ」という意味合いを込めて、親父が付けてくれたものだ。偶然ながら親父の名前には「富士」が入っている。そして裾野に広がる雄大な平野。もしかしたら、親父はこの景色を見て自分の名前を付けてくれた可能性はあるかもしれない。
だけど親父が静岡に行ったとかって話は聞いたコトないんだけどなー(笑)。
旅も4日目ともなれば多少の心の緩みも出てくるもんだ。この日がそうだった。出発以来の緊張と、寝不足と、そして疲れ。またそれに加えて平坦な道のりは、楽勝のようでも結構飽きる。しかもまっすぐな道。
さてココで質問です。H*BONはいったい何をしでかしたのでしょうか?
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回答者(以下:回)「まさか、ね」
H*「そのまさかとは?」
回「道端で寝てしまった、とか?」
H*「う〜ん、惜しいっ !! とっても惜しい。いい線付いてきてるよ」
回「訳の分からん湧き水を飲んで腹が痛くなったとか?」
H*「それは昨日の話(笑)。しかも答え、10万光年くらい離れたよ(笑)」
回「だって、他にも思いついたんだけど、普通の人間がなし得る技じゃないんだもん」
H*「・・・とは?」
回「じゃ、アホの空想だと思って聞いてくれ。・・・自転車に乗ったまま寝た
!!」
H*「・・・」
回「まさか、オメー」
H*「・・・」
回「図星なのか?」
H*「うん」
回「【うん】じゃねーよ !! シャレにもほどがある
!! 頼むからギャグだと言ってくれ !!」
H*「寝ちまったもんはしょうがねーだろ(開き直り)」
回「・・・H*BONは普通の人間ではナイというコトがこの時点で判明いたしました」
H*「失礼な。ま、チンコの皮の長さは普通の人間とは言い難いけどな(笑)」
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状況を説明しよう。信号もないまっすぐな片側2車線の道を走っていたのだけれども、あまりに暇すぎてなにかしていなければ寝てしまいそうだったのだ。そこで【人間は目をつぶったままどこまでまっすぐ走れるか】という命題を自分に課したのだった(良い子は真似しないでください)。
何回も挑戦していると、次第に距離は伸びてくるし、緊張感も薄れてくるのよね。で、やってる最中に意識を失ってしまった、と。そーいうワケなのである(笑←じゃねーだろ)。
ちなみに何故寝てしまったコトが分かったのか:
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1. 車のクラクションで目が覚めた
2. 気付くと走っていたところが2車線あるうちの追い越し車線だった(本当)
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あともうチョットで中央分離帯に激突しそうでした。つーか、車に轢かれてミンチになるところでした(笑)。
皆さん、自転車に乗ったまま寝てはいけませんよ !! ← オメーが言っても説得力ないんだよっ !!
給油。とはいっても、ガソリンの類ではない、人間様の水分補給だ。今日も天気が良くて暑いから、午前の段階でもう体中が塩だらけ。言っとくけど汗じゃないよ、塩だからね。しかしポカリを買った時のコンビニのネーチャン、妙に驚いていたなァ。そんなに塩の噴き方が凄かったのかな。
近くの水道で顔を洗って、さっきのオネーチャンを狼狽させた原因がわかった。手にびっしりとついていたのは、日に焼けて剥がれだした顔の皮。こりゃ誰でもビックリするわ。あっ、腕なんか二皮もむけてるぅ。くそ、どーせムけるんだったらチンコにしてくれ、チンコに。
コンビニで出会ったオニーチャンたち。H*BONが休憩をしていると、スポーツタイプの自転車に乗って颯爽と現れた。ん、同じ臭いがするぞ。話し掛けてみようか:
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H*「こんにちわ〜」
オニーサンA(以下:A)「こんちわ」
オニーサンB(以下:B)「こんちわ〜」
H*「うっわー、お2人とも真っ黒じゃないですか」
A「見たら分かると思うけど、腕とかもう3回くらい脱皮したよ(笑)」
B「最近毎日天気良いからねェ」
H*「どこから来はったんです?」
A「えーと、鹿児島の一番南」
H*「えっ !!」
B「今日でちょうど2週間だね」
H*「2週間 !? ・・・すいません、どこまで行かはるんです?」
A「一応、北海道の宗谷岬まで」
B「南北縦断の旅だね、予定はあと3週間くらいかなァ。キミはどこまで?」
H*「はい、東京の友達の所までです。オニーサン達に比べたらスケール小さいですけどね」
A「イヤ。ウチラはただ単に暇だからと言う説もあるんだ(笑)」
B「若いうちだけでしょ、こんな無理できるの」
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正直H*BONはスケールでかいコトをしているという自負はあった。だけど同じようなコトしている人たちはみんな更に上を行く豪快さだ。歩いて東海道五十三次。ママチャリで四国〜東京。鹿児島〜北海道。それに比べりゃ京都〜東京
600kmなんて屁みたいなもんだ。でも自分なりの努力があって、今ココまでやってきている、人それぞれの理由がある。卑下しちゃいけない、自分の中でこの旅の意味合いを確立させていれば、実のある旅になるのだから。
登り始めたのは、ちょうど正午くらい。とはいえ、もはやこの時点で体はズタボロ。自分のプライドだけで、歩みを進めているだけだ。高いのは箱根の峠か? それとも今現在、自分の誇っているプライドか?
苦しい、もうダメだ、自転車降りて歩きたい、でもココまで辛い思いに耐えてきたんだ、今さら泣き言なんか言ってられるか。そうだ、歌でも歌っていこう、箱根と言えばヤッパリコレだ:
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| 箱根の山は天下の険 函谷関も物ならず
万丈の山 千仭の谷 前に聳え 後に支う 雲は山をめぐり 霧は谷をとざす 昼猶闇き 杉の並木 羊腸の小径は苔滑か 一夫関に当たるや万夫も開くなし 天下に旅する剛毅の武士 大刀腰に足駄がけ 八里の岩根踏み鳴らす 斯くこそありしか往時の武士 |
はこねのやまはてんかのけん かんこくかんもものならず
ばんじょうのやま せんじんのたに まえにそびえ しりえにさそう くもはやまをめぐり きりはたにをとざす ひるなおくらき すぎのなみき ようちょうのしょうけいはこけなめらか いっぷかんにあたるやばんぷもひらくなし てんかにたびするごうきのもののふ だいとうこしにあしだがけ はちりのいわねふみならす かくこそあししかおうじのもののふ |
| 箱根の山は天下の阻 蜀の桟道数ならず
万丈の山 千仭の谷 前に聳え後に支う 雲は山をめぐり 霧は谷をとざす 昼猶闇き杉の並木 羊腸の小径は苔滑か 一夫関に当たるや万夫も開くなし 山野に狩する剛毅の壮士 猟銃肩に草鞋がけ 八里の岩根踏み破る 斯くこそありけれ近時の壮士 |
はこねのやまはてんかのそ しょくのさんどうかずならず
ばんじょうのやま せんじんのたに まえにそびえ しりえにさそう くもはやまをめぐり きりはたにをとざす ひるなおくらき すぎのなみき ようちょうのしょうけいは こけなめらか いっぷかんにあたるやばんぷもひらくなし さんやにかりするごうきのますらお りょうじゅうかたにかわらじがけ はちりのいわねふみやぶる かくこそありけれきんじのますらお |
前を見ながら登っていくと、山頂に向って延々と道が伸びていくのが見えるので(凹むので)、下を向きながら一生懸命歌ってた。雲なんか一つも見えない、霧なんてもってのほかだ、昼間だけど暗くない、歌の歌詞にすら殺意を覚えながらひたすらペダルをこぐ。でも、1km進んでは一休み、500m進んでは一休み、200m進んでは一休み、段々と休憩のスパンが短くなっている。だけど一歩たりとも【歩いて】前には進んでいないぞ。一度決めたら猪突猛進、体は辛いがそんな自分のコトがチョットだけ好きになった瞬間だ。
だけど逆に、(その時だけだが)心底憎んだものがある。車とバイクだ。あの野郎ども涼しい顔してあっさり抜いて行きやがる。こっちはどんな思いしながら登ってるか分かってんのか !! 逆ギレだってーのは分かっちゃいたが、本気で憎かったよ。
神奈川方面から登ると、箱根の峠は 20kmある。登りだす前に買った、2リットルのペットボトル(ポカリスエット)が中間地点で終わってしまった。途中、奇跡的に見つけるコトができた自動販売機でアクエリアスの 500mlを 2缶購入して、移し変える。ハンドルを握っている手は握力を失いつつあるので、溢しそうになる。立っている足も震えている。自転車に慣れている人ならこんな峠、屁でもないんだろうけど、H*BONは慢性運動不足が続いている不健康大学生だ。今日中に峠を登りきるコトができるのか不安になってきた。時刻は 2時、時速 5kmか。このペースだと、どんなに遅くても午後 6時までには上までいけるだろう。
突然だが、H*BONは「頑張れ」という言葉があまり好きじゃない。理知的じゃあない気がするんだ、根性論を押し付けられている感じもするしね。でも、峠の後半10kmは歌も絶え絶えで、ぜーぜー言いながらも「頑張れ、俺。頑張れよ、俺」と呟きながら自転車に乗っていたよ。あの時の自分を支えていたのは、ヤッパリ根性だったんだろうな。標高が高くなるにつれて、時折吹く涼しい風を糧に着実に歩を進めていったのだ。
顔は塩だらけだ、触るとざらつく。腕を見ても塩だらけだ、まるで変な病気に罹ったみたいに。汗が顔を伝って目に入るけど拭う気もおきないが、あまりに痛いので顔を上げると。
「 !! 」
山がすぐ目の前で終わっているではないか、頂上だ。時間を見ると午後 4時半。目の前がひらけたその神々しいまでの頂上には、自分の努力を祝福してくれているかのようにコンビニ(ローソン)があった。飲み物を買って自転車の脇の縁石に座る。ごくりと一口飲み入れる。すると急に涙が溢れてきた、まるで飲んだものがそのまま目から出てくるような感触だった。なんだろう、この感情は。やり遂げたと言う達成感でもあるし、自分の決めたコト(自転車降りて歩かない)を守り通した自尊の感でもあるし、彼女に裏切られた悔しさでもあるし、道中の辛い思いまでも全て蘇ってきたようで、顔は涙でグチャグチャだ。
ただ一つ、確実に言えるとするならば、「前を向いて歩いていこう。これでもまだ終わりじゃない」そこから新たな一歩が始まったのだというコトだけなんだ。
一見題名から察するに、最近のスロットの名前っぽいのはきっと気のせいだと思うぞ(笑)。それはさておき、上述の感傷からもやや復調。出発の準備に取り掛かろうかと言う時に、H*BONがこれから向かう方面から自転車の大群がやってきた。どうやら競争しているようだ「お先っ
!!」「ちきしょーっ」そんな声が響いてきた。彼らはなんであんなに元気なんだろう?
これから向かう先は、自転車を漕がなくても進むような道、略して急な下り坂。そんな道をものすごい勢いで登ってくる。彼(女)らにとっちゃH*BONが疲労困憊している方が不思議なんだろう、エネルギーに満ち溢れているのが傍目から見ても良く分かる。で、その中の幾人かがH*BONの自転車の隣にやってきて、駐輪した。当然話し掛けるでしょ、世の中にはまだまだ化け物みたいなのがごろごろしているはずだ、彼らもその一員かもしれない、知らない人との出会いが、これからのモチベーションになるかもしれない。ついでといっちゃなんだが、そのパワーの源も教えてくれ:
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H*「あ、こんにちわ。どこからですか?」
A「ども、こんにちは。えっと、東京からです、部のツーリングで」
H*「部? 自転車部?」
A「ええ」
H*「どこまでイかはるんですか?」
B「一応ココ(箱根)が最終地点ですけど、みんなバラバラですね、現地解散です。帰り途中で宿泊する人もいるみたいですけど、僕たちはこのまま帰ります」
H*「 !! !! ・・・あのぉー、東京まで 100kmはあるかと思うんですが・・・」
A「3時間も掛からないと思いますよ(アッサリ)」
H*「(さっき地図見た時に「丸一日掛かるな」って思ってたワタシの立場は・・・)それって時速
30km以上ってーコトですよね。結構きつくありません?」
B「普通じゃないですか? この箱根だって峠に入っても 20km/hで登ってきましたし」
C「ちなみに僕らは遅い方で、速い人達はもう下ってますよ(笑)」
H*「ちょっと待った !! (笑) ← コレって間違ってるんちゃうの
!? あんたらの体はどうなっとんねん !?」
A「部のみんなは普通にやってますからねぇ。あまり凄いとか感じてないんですよ」
H*「じゃあ聞くが、キミたちのレベルで【凄い】ってのはどんなんやの?」
B「先輩で東京から三重県の松坂市まで1日で行ったっていう人はいましたね」
C「確か 12時間で 390km走ったとか言ってたけど、さすがにそれはマネできないと思います」
A「下りで車抜いたとか言ってましたしね(笑)」
B「しかもゴボウ抜きだって(笑)」
C「その後、帰るのイヤになって九州までフラリと行っちゃったんだよね(笑)」
H*「むぁー」
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そこら辺にいる人達の【普通】とあまりにもかけ離れていて、驚きを通り越して笑いが込み上げてきましたね。
恐るべし、○京電○大学自転車部。
ワタシは上述の彼らとは違う一般の人間(失礼)。この疲労困憊の状態のまま、東京に向かうなんて「野垂れ死ね」と言われているのに等しい行動だ。という訳でこの山中で泊まる場所を探すコトにした。
しかしいくら夏とは言え、箱根は標高が高い=朝夕の寒暖差が激しいという図式は容易に想像できる。「果たしてテントで大丈夫なのか?」チョット不安になりお財布と相談。近くにユースがあるはずだから、今日はそこにしよう。公衆電話で何年前の代物か分からないような電話帳にて探してみる。あっ、あった。さっそく電話して予約、道順も聞いて万事OKかと思われた:
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「自転車なんですけれど、どれくらいかかります?」
「そこからだと20分くらいですかね」
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結論、ウソ吐きっ !! (笑) 20分走っても全然着く気配ないし、どんどん山奥に入ってっちゃうし、辺りは暗くなってきちゃうし、もう散々だったぞ。結局、到着するのに
40分を要した。気さくそうなオニーチャンに出迎えてもらい、ボソッと
40分も掛かったコトを伝えてみた(内心はらわた煮えくり返っていたのだが)。
「ああ、僕だったら 20分くらいだったんで」
一瞬、このニーさんも自転車部かと思ったが(笑)、話を聞いてみると【登山家】だとのコト。どっちでもイーけど、頼むから普通の人のレベルで話をしてくれ。
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「ゴメンゴメン、お詫びに帰りの近道教えてあげるから」
「獣道とかイヤですよ」
「舗装はされてないけど自転車で通れるよ」
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多分通らない方が身の為だ、と直感的に思ったのは言うまでもない。
しかし、ユースってのはいろんな人がいるもんだ。ドイツからの 2人組みのオネーチャンや中国からの青年。その日に限るのかもしれないけど、日本人の方が少なかったな。で、風呂に入った後、ドイツのオネーチャン達と仲良くなろうかと思って(珍しく下心はなかった)、「Guten Abend!」(※日本語でこむばむわの意)って話し掛けたのね。そしたら「ヒャヒャッ !!」とか笑いながら逃げられてしまった。なんだよ、その嘲笑的な笑い方は。上半身裸はマズいのか? それともH*BONのチンコでも見えてしまった? どちらにしろあまりいい気分はしなかったな。
食堂でまったりしながら宿泊ノート(泊まった人が適当になんでも書き込むノートのコト)を読んでいると、先ほども出現している登山家のニーさんがやってきてH*BONに話し掛けてきた。山とか放浪とかが好きで、色んなところに滞在しながら日本中を渡り歩いているそうな。ワタシ、実家が N県なんですけど、そこにもいたコトあります? 「あるよ、○○山の山小屋で1年くらい住んでたなァ」マジっ !! そこH*BONの実家あるところなんですけど(笑)。心行くまでローカルな話題に花を咲かせた。ふと思う、ああ世間って思っているよりもよっぽど狭い。自分の心の小ささに気付かされた気分だったよ。
ニーさんとさんざん話した後、宿泊ノートに今の気持ちを綴るコトにした。何故にこの旅を始めたか、別れた彼女への想い、出逢った人たち、自分のスケールの小ささ、今の時点で何に気付いたか。たらたらと書き連ねていくうちに、荒んでいた心が晴れやかになるのを感じ取れた。明日の朝もきっとH*BONには優しいはず、そんな朝は自分の意志とは関係なく毎日訪れる。生きてりゃ何かいいコトあるはずだ。
4日ぶりの布団と、屋根のある部屋。そんな安らかな気持ちを胸に抱いて、いつしか眠りについていたのだった。