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アメリカのタイムゾーンと夏時間

タイムゾーン

国土の広いアメリカには、飛び地のアラスカとハワイを除いて、西から順に、「太平洋(Pacific)」「山地(Mountain)」「中部(central)」「東部(eastern)」の4つのタイムゾーンがあります。
下の表は、これら4つのタイムゾーンの、GMT(グリニッジ標準時)およびJST(日本標準時)からの時差を表しています。 右端の「現在の時刻」は、JavaScriptを用いて、リアルタイムに計算して表示しています(夏時間にも正確に対応しています)。
2005年エネルギー政策法(US Energy Policy Act of 2005)の成立に伴って、2007年から、夏時間(daylight saving time)の実施期間は3月第2日曜日から11月第1日曜日までのおよそ8ヶ月間になりました(以前は4月第1日曜日から10月最終日曜日まででした)。

アメリカ合衆国のタイムゾーン(アラスカ・ハワイを除く)
通常夏時間(DST)
タイムゾーン名略称GMTJST略称GMTJST現在の時刻
Pacific(太平洋)PST-8-17PDT-7-16
Mountain(山地)MST-7-16MDT-6-15
Central(中部)CST-6-15CDT-5-14
Eastern(東部)EST-5-14EDT-4-13
グリニッジ標準時GMT0-9
日本標準時JST+90

アメリカのタイムゾーン

(図:「アメリカ暮しQ&A」(並木みどり監修/JTBのフリーダム102)より)

ボイジーを含むアイダホ州南部は、Mountain Time Zoneに属します。
タイムゾーンの境界は必ずしも州界と一致していないので、同じ州の中で時差があることもあります。 実際、アイダホ州北部はPacific Time Zoneに属し、南部とは1時間の時差があります。

このように、国内に複数のタイムゾーンがあるので、全国放送のCNNでは、字幕の時刻表示に、Eastern、Central、Mountain、Pacificの4つの時刻が順に表示されます。 また、全国規模の会社の電話受付時間などには、タイムゾーン名が付け加えられています。

(注) アリゾナ州およびインディアナ州東部では夏時間を実施していません。
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夏時間(daylight saving time)

これはアメリカに限らず、世界の多くの地域で実施されていますが、多くの日本人にとっては馴染みのない制度ではないでしょうか。

夏時間というのは、簡単に言えば、

「夏の間はすべての時計を1時間進める」

という制度です。 少し難しい言い方をすると、

「夏の間は標準時経線を15度東にずらす」

ということになります。
アメリカでは「夏時間」summer timeという言葉は使わず、daylight saving timeといいます。 直訳すると、さしずめ「日光活用時間」でしょうか。
制度の趣旨は、その名の通り、

「日中の明るい時間をできるだけ多く生活時間に組み入れて、有効に利用する」

という目的によるものです。

夏時間の実施期間は、3月第2日曜日から11月第1日曜日までのおよそ8ヶ月間(2007年から)。 切り替えは、3月第2日曜日に時刻を1時間進め、11月第1日曜日に時刻を1時間戻すことで行います。 この切り替えに伴い、アメリカにいる人は、旅行をしなくても1年に2度「時差」を経験します。

ヨーロッパでは「夏時間廃止論」が一部にあって、その根拠のひとつは、 切り替えに伴うお年寄りなどの「時差ぼけ」の問題なのだそうです。

6月中旬、午後9時のボイジー 夏時間の制度自体は、私も知識として知っていたのですが、いざそれを体験してみると、最初はやはり違和感を禁じ得ませんでした。
私がアメリカに渡航したのは8月末でしたが、その頃だと、夕方の7時や8時になっても、まだ空が明るいのです。 日が暮れかけた頃合いに、7時頃かと思って時計を見たら、9時少し前を指していて、驚いてしまいます(写真: 6月中旬のボイジー。午後9時を過ぎてもこんなに明るい)
また、眠れずに未明に目が覚めてしまったときなど、「いつまでたっても夜が明けてくれない」という思いをしたこともあります(夏時間終了間際の10月だと、朝7時ごろはまだ真っ暗です)
日中の温度変化も1時間ずれるので、夏場は、午前中は涼しく、午後3時から5時ごろがもっとも暑くなります。

アメリカ渡航直後の私にとって、「夏時間」は、「時差ぼけ」以上に違和感の大きいものでした。 でも、いったん慣れてしまうと、その合理性、とりわけ「明るい時間が長い」ことのメリットを、強く感じます。

日本では、地球温暖化対策との関連で、1990年頃から夏時間に関する政治レベルの議論が活発になり、1999年には「地球環境と夏時間を考える国民会議」によって制度導入に向けた提言がとりまとめられました。 さらに、2005年に京都議定書が発効したことで、日本は2012年までに二酸化炭素排出量を6%(1990年比)削減することを強いられるため、省エネルギーの現実的な選択肢として夏時間制度が注目される可能性があります。 果たして、日本で夏時間は実施されるのでしょうか?

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