カルカッタ弁天堂へようこそ!弁天様の真言(マントラ)を唱えましょう。「オム・ビニディウィ・フリー・アアー・イイー・ウウー・リリ・リリ・エエ・オオ・アムア」
奉 納

カルカッタ弁天堂
サラサラサラスワティ


御本尊一覧

オム・ビニディウィ・フリー・アアー・イイー・ウウー・リリ・リリ・エエ・オオ・アムア

      

      


開山縁起

 平成11年の正月明けからしばらく、インド・スリランカを行脚していたのでありますが、デリーから入ってバラナシー・ブッダガヤと狡くて汚い聖地めぐりにへきへきして、霧んなか立ち往生する列車にもんもんしつつ辿り着きましたるはインド東部の大都市カルカッタ。ここはインド唯一チャイナタウンもあるなんて土地柄で、ウマイ中華料理が食えて胃袋も一息ついたほっとした。例に漏れない排ガスまみれホコリまみれのインド都会生活、されど詩聖タゴールやらチャンドラ・ボーズやらを輩出した薫る文化が品の良さ。インド最貧のビハール州なんかとうって替わった、のほほん系アーリア人の街でありました。不肖哲朗そこで出くわしたのがサラスヴァティ(サラスワティ)、日本でお馴染み弁才天(弁財天)、そう弁天様のお祭りであります。カルカッタの街の辻々には、急ごしらえの社が作られて、思い思いにめいっぱい、飾り付けた弁天様をお祭りしておりました。さて、サラスヴァティはインド最古の祭文「リグ・ヴェーダ」にも登場する由緒正しい女神様。日本では琵琶を持った姿が一般的ですが、インドではヴィーナというシタールに似た楽器を奏でてらっしゃいます。ヴァーハナ(神の乗る動物)は確か孔雀のはずなのですが…カルカッタではどの御像も白鳥を従えておりました。お供えの花々からは甘い香りが周囲にとろりとたちのぼり、石膏製の御像は瞳から必殺のウットリ光線を出しまくる。とにかく、街を歩けばサラスヴァティにぶつかるっつうくらいの熱の入り方である。「写真撮ってもいいかい?」なんて、聞くだけ野暮ちん大歓迎。『おう、おれっちんとこの弁天様だ。奇麗に撮ってくれよな。』ってな具合にフレンドリーなカルカッタ町衆、清々しい心意気が伝わってきました。「弁天様は日本でも有名だぜ」と話をふれば『そうか。サラスヴァティ様はレイン・ウォーターとミュージックとエデュケーションの神様だ』云々と講釈が始まります。「日本だと、マネーを増やしたいときもお祈りするよ」と切り返せば、『いや、マネーはラクシュミ(吉祥天)様の領分さ。だってラクシュミ様は楽器が弾けねぇからな。あっはっは。』とカルカッタっ子とのワケのわからん神さま談義にも花が咲いた次第。おかげさまできれいな弁天様のお写真を持ち帰ることできました。弁天様の御加護に感謝。そしてカルカッタの町衆に感謝、感謝。この感動を祖国の皆さまにも御分かちしたくて、急ごしらえの御堂を建てました。どうぞゆっくりお参りしてって下さいまし。(99.03.13) こちらでも弁天様が頑張ってます!

堂守(佐藤哲朗)


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