日記2005年
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1/1  今年の大晦日は雪・雪・雪・・・。早朝は晴れるようだが,新年から事故りたくないので毎年恒例の「伊豆沼 初日の出&マガンの飛び立ち」 を断念し,大晦日〜元旦にかけて日記を書いている。今年はどんな鳥に会えるだろうか。

1/22 やっと・・・今年最初の鳥見に出かけられた。伊豆沼を1周するも,強風のため鳥の数が少ない。やっと三工区にマガンの群れを見つけたのでいつものようにカウント開始。数はおよそ600羽。標識が2羽いる。とその時・・・
ハヤブサが突っ込んできた!1回,2回とマガンの群れに突っ込むが,ガンたちは飛び立とうとはせず,走って1箇所にかたまる。次の瞬間,いっせいに首を上げ,突っ込んできたハヤブサにむかって「あっち行け〜!」と鳴きだした。あきらかに威嚇(いかく)である!!
圧倒されたハヤブサは近くのあぜに降りたが,マガンの群れから数メートルしか離れていない。マガンは・・・?すでに食事中(笑)。

 小学校の国語教材に「大造じいさんとがん」という物語がある。その中に,飛んでいるマガンがハヤブサに攻撃される場面が出てくる。たいていの子供たちはハヤブサがマガンよりはるかに小さいことに驚くのだが,マガンがハヤブサを追い払うことを知ったらどう思うだろうか。集団の力というのはつくづくすごいと感じたシーンであった。(追記:今日のハヤブサは幼鳥です)

3/5 3月の定期パトロールをし,2時間半で40種を確認した。うれしかったのはタゲリ。
三工区のふゆみずたんぼに2羽いたのである。
伊豆沼周辺は例年になく雪が多いシーズンで,この日も前日に降った雪が13cmほど
積もっていた。

3/6 5日夜,S町で花火大会が行われた。町の担当者が冬鳥を気遣い,1月の予定を
3月まで伸ばしてくれたらしい。ところが今シーズンは,積雪の影響かガン類の北帰がとて
も遅く,3月現在で宮城県北には約8万羽のガン類が居座っている。
花火大会が行われるS町から伊豆沼までは直線で約8km。影響はあるのだろうか・・・。
ということで,蕪栗,伊豆沼,内沼,化女沼の4箇所に分かれ,観察することにした。
以下は,伊豆沼中央部の様子である。
 

3月5日 5:30〜飛び立ちカウント 29,280羽

3月5日 19:00〜行動観察

20:00
 ・花火打ち上げ開始。光には反応せず,音に反応する。急に騒ぎ出し,一部の群れが飛び上がる。群れの一部が東側へ飛ぶ。

20:20
 ・鳴きながら上空を北へ飛ぶ数個体あり。

20:30
 ・アシ原の周りがだんだん騒がしくなる。オオハクチョウ約20羽が西へ飛び立つ。マガン,ヒシクイが鳴きながら上空を北へ飛行。

20:35
 ・南からガンの大群が飛来。みるみる沼中央部に「黒い川」ができていく。

20:40
 ・続々と群れが飛来。シルエットで飛んでいる姿が見える。

20:45
 ・南からの群れの飛来がだんだんおさまる。騒がしかった鳴き声も徐々に小さくなる。混雑を避けるように数十羽の群れが新田方
  面へ飛ぶ。

20:55
 ・ガンの動きがほとんどなくなる。

3月6日 5:30〜飛び立ちカウント 38,150羽

前日より約9,000羽増えたのは,明らかに蕪栗より飛来した群れである。また,花火の影響が約8km先にもおよぼすことが分かった。
また,打ち上げ現場に近い蕪栗では,パニックになったガンが飛び回り,6日朝は5日朝より約14,000羽減ったとのことである。

5/28 今年度も田んぼの学校が開校した。今日は田植えと魚つかみ。子供たちの生き生きとした表情がうれしい。スタッフ一同,苦労もあるが一緒に笑顔になれるのが何よりの楽しみになっている。

6/23 仕事中,信じられない声が外から聞こえてきた。「キョロロロロ・・・・・・」。ん??アカショウビン!?
すぐに双眼鏡片手に外に飛び出した。声はすぐ近くの杉林から聞こえる。目を凝らしていると・・・真っ赤な鳥が飛び出した!
間違いなくアカショウビンである。場所は伊豆沼南側の丘の上。時刻は真昼間の10:00。こんな場所でこんな時刻に会えるとは思ってもみなかった。きっと渡りの途中なのだろう。会いたいと思っていたあこがれの鳥に出会わせてくれたすべての偶然に感謝!!

9/11 仕事に追われ,田んぼの学校に追われ,プライベートに追われ・・・気づいてみたら約3か月も鳥をじっくり見ていない。欲求不満は衝動買いへと発展するものである・・・。
長年付き合ったDoCoMoと別れ,auへと乗り換えた。理由は『G'zOne TYPE-R』である。
自分にとって最大の魅力は防水機能。いつかは携帯が田んぼか伊豆沼に沈むだろう・・・と覚悟していたのだから,こんなに心強いことはない。

あと2週間もすればガンが渡ってくる。いよいよシーズン到来である。
調査の打合せやメールでの情報交換に大いに活躍してもらおうと思っている。
ところで・・・防寒機能についてはどのホームページでも触れられていないのだが,やはり『タフネス』なのだろうか・・・。

9/22 県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターのS研究員さんより,「マガン飛来」の情報が入った。場所は三工区南側の休耕田。
さっそく車を飛ばし,50羽が草本類を食べているのを双眼鏡で確認。今シーズンの初認である。
ガンたちは,声も立てずに夢中で採食していた。よほどお腹が空いていたのだろうか・・・。いよいよシーズン到来である。
 


10/09 伊豆沼三工区に立った。ガンが・・・多い・・・。
今シーズンは,『出足が早い』ような気がする。浅瀬の至る所にガンがいるという感じで,三工区堤防から“見える範囲”でも20,000羽はいるだろうか。
写真は,「ハスとマガン」。この組み合わせは不思議な感じがしたので,つい撮ってしまった。

帰り道に,新田の前沼上空をハクチョウ類7羽が優雅に飛んでいた。もう来たのだろうか??
マコモはまだ青々としているというのに・・・。

10/26 10月22日(土)〜23日(日)にかけて,広島に行ってきた。
第4回全国「田んぼの学校」フォーラム in 広島に参加するためである。

仙台空港より飛行機で1時間半。あっ!という間の旅である。今回のフォーラムは,地元の活動報告がメインではなく,参加者がいろいろな活動を体験するというワークショップ型であり,新鮮だった。

2日目の午後は念願の広島見物。ずっと行きたかった原爆ドームに足を運ぶことができ,こちらもうれしかった。
宮城県開催から1年。来年はどこが会場になるのだろうか。

11/03 岩手県に「ソデグロヅル」がきていると地方新聞に記事が載っていたので,さっそく会いに行く。13時過ぎに宮城を出て高速道へ。現地に着いたのが14時50分。いたいた…はるか遠くに…。5分ほど観察した後,現地の情報を下さったY氏のもとへ挨拶に。
どうやらその間にブッシュに隠れたらしい。しばらく待っていたが出てこないので,あきらめて帰途につく。家に着いたのが18時。
往復の所要時間は4時間30分。現地にいた時間は30分。ソデグロヅルに会えたのが5分。久しぶりにハードな鳥見だった・・・。

12/31 もうすぐ2005年が終わろうとしている。今年は,「鳥を見る」というよりも,『鳥が住む自然と関わる』ほうが多かったような気がする。仕事もとにかく忙しかった・・・。蕪栗にハクガンが5羽きているらしい。伊豆沼ではサンカノゴイが観察されたとか。見に行きたい・・・そう思いながらまだ年賀状を書いている(泣)。
来年はどんな鳥に会えるだろうか。そのためには時間を作ることが先決。来年の課題は,「鳥見をする時間を作ること」になりそうだ。

 

初めて見た鳥(ライファー)たち
アカショウビン  オジロトウネン  ソデグロヅル

 

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