日記2001年
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1/3  21世紀を迎えて初の鳥見は,茨城県の花園渓谷だった。落葉樹と針葉樹がいい具合に混ざり,アトリがとっても多かった。冬季はどうしても伊豆沼や蕪栗沼といった水辺を中心に歩いてしまうため,じっくり小鳥を見たのは久しぶり。
今回は初めての訪問ということもあり時間のロスが多かったので,来年は花園デイキャンプ場を中心に,ポイントをしぼって歩きたいと思っている。合計12種。ルリビタキがとってもかわいかった!

1/13   伊豆沼・内沼を見て回った。すると,内沼の氷を重機で割っている人が……。
さっそく話を聞いてみると,築館町愛鳥会の方だった。ハクチョウとカモへの餌付け場所を確保するためかと思ったが,もう一つ目的があった。それは,肉食ほ乳類から水鳥を守ること。
 沼が結氷すると,イタチ,タヌキ,テン,キツネ等が水鳥を捕食するらしい。実際,13日朝には,オオハクチョウが骨だけになっていたとのこと。
 それにしても,地元の方々の活動にはいつも頭が下がる。毎週,たくさんのゴミを拾って下さっている。観光客の残していくゴミは相変わらず多く,中にはビニール袋ごと放置していく人もいる。ワンパターンのセリフだが,マナーは守ってもらいたいものである。
 のんきに鳥見をしていた自分がちょっと恥ずかしくなり,途中で切り上げて帰宅してしまった……。

1/20   1週間前,岩手県雫石町にアカハジロ飛来の情報があり,やっとこさ時間を作って行って来た。
片道2時間半の結果は……いない……。前日の夕方5時までは観察されているのに今日に限っていない。
「きょうはいない」のか「もういない」のかが定かではないが,いないものはいない。ショック!
gorgeさんとの7年ぶりの再会もうれしいのやら,かなしいのやら,複雑な気持ちだった。gorgeさん,21日には会えたのかな?

2/3    前回のくやしさを胸に再度アカハジロ探しに行こうともくろむものの,大荒れの天気のため東北自動車道が北上江釣子IC以北が通行止め。急きょ天気の安定していそうな海に行くことにした。
 せっかく時間があるのだからと,唐桑半島の先端を目指した。御崎には1周20分ほどの観察路がある。コゲラの声やタヒバリの尾の動きに夢中になっているうちに,アットいう間に半島の先端に到着。太平洋を見渡すと,黒い5つの点。どうやらウミスズメのようだ。(実はライファー……)
しかし海鳥というのはややこしい。ウミスズメ,ウミツバメ,ウミガラス,挙げ句の果てにはウミオウム???
 天気はめまぐるしく変化したものの,予想以上に写真を撮ることができ,満足の1日だった。
【撮影種】ミミカイツブリ,イソヒヨドリ♂,ワシカモメ,ヨシガモ♂,ホオジロガモ♂,ミサゴ飛翔

2/4    突然!E社のスキャナを購入してしまった。写真をもう少しきれいにスキャンしたいけど,フィルムスキャナは高くてとても手が出ないというのがその理由。さて,透過原稿ユニットの威力は……。
半信半疑で購入したスキャナだったが,下の2枚の画像をご覧あれ。う〜ん,けっこう満足!!
【注】スキャン後は,『Adobe PhotoDeluxe for ファミリー 4.0』で,クイック修正のみを行っています。

E社スキャナでポジフィルムからスキャン
〔解像度600ピクセル〕
C社スキャナでダイレクトプリントからスキャン
〔解像度72ピクセル〕
2/10 仙台で仕事があったが,伊豆沼に何かいないか気になり新田観察所前をのぞいてみた。
オオホシハジロやコスズガモがいないか探すが,いるのはホシハジロとキンクロハジロのみ。仕方なく二工区に行ってマガンの群れを見ていると,何やら動くものが車の方に近づいてくる。見るとタゲリではないか!
 カメラを構えるが逃げるそぶりもなくどんどん近づいてくる。どうやら採食に夢中の様子。じっくりピントを合わせることができた。
 珍鳥情報は入ってくるものの,今世紀に入って空振りばかり。変わりといってはなんだが,カワラヒワイソヒヨドリ,そして今回のタゲリと,写真の出来はまずまずである。


2/18 3月の卒業シーズンを控え,忙しくなる前にもう一度海をチェックしようと志津川に向かった。朝は車を飛ばせば15分で海が見える。荒れていなかったので外洋性の鳥は見られなかったが,水戸辺川でタゲリ,イカルチドリ,カワセミをじっくり観察。志津川湾も含めて34種を見ることができた。

3/20 日本鳥類目録改訂第6版が手に入ったので,英文ページの英名と学名を書き直す。
他の図鑑類と見比べながら行ったが,かなり大変な作業になってしまった。
結局,原則は目録に従ったが,英名などでどうしても納得できないものは別の名前を使うこととした。

4/15 河北町にヤツガシラが来ているとの情報が入り,さっそく見に行くことにする。
 現地に着くと,「午前中はいたんだけどいなくなった」という話。いや〜な予感はしたが,せっかく来たのだからとアカエリカイツブリやダイサギ,コサギなどを観察していたところ,「出た!」との知らせ。さっそく行ってみたら,いましたいました。(^^) 想像以上に大きい体にびっくり!そして効率のいい鳥見に感動!!

5/4 1年ぶりに福島県の新甲子温泉(西白河郡西郷村)を訪れた。5時半に現地に到着。
 車から降りると聞こえてくる鳥の声,声,声……。遠くで「ヒョ〜,ヒョ〜」とトラツグミが鳴いたと思うと反対側から「ポポ,ポポ」とツツドリの声。近くのゴルフ場で「キョロン,ツィ〜」とマミジロが鳴いた瞬間,すぐ近くで
「ヒン,カラララ〜」!! 急いで身支度を整えて林に入った途端,左からアカゲラ。見とれているとキビタキ♂が2羽追いかけっこをしながら目の前を通過。とにかく忙しい3時間だった。
 9時を過ぎるとしんと静まりかえったものの,すぐ帰るにはあまりにもったいなく,結局ウロウロと8時間も歩き回ってしまった! 結果的には朝の3時間がすべてで,いくら歩き回っても種数は増えず…。夏場の鳥探しは日の出後数時間に限ると痛感した。
 次に行く機会があれば,8時間×1日ではなく,3時間×3日にしようと思う。

5/27 ちょっと時間が空いたので,蕪栗沼へシギチ探しに出かける。2週間前は,ツバメチドリとセイタカシギがいた(らしい…)。1週間前は,アジサシに出逢えた。今週は……
着いてすぐアオアシシギの声と姿。続いて越夏するかもしれないマガン幼鳥。続いてコアジサシ2羽も確認。
とその時! ん?エリマキシギ?? オスだ〜,しかも夏羽だ〜,すんごいきれい〜〜!
何分見とれていたでしょう…でも今日に限ってカメラを持ってきていない… この時私は決意した。
フィールドスコープと相性のいいデジカメを買うぞ〜〜!!

 

ちょっといっぷく  デジカメ&スコープ写真体験記

 

6/3 買ってしまいましたデジカメ! いろいろ悩んだ末,スコープと相性のいい(と言われている)ニコンのCOOLPIX950に決定。店頭展示品が3万円台前半で売られているのを発見し,32MBのコンパクトフラッシュカードやPCカードアダプタとともに購入。さっそくフィールドで使ってみた。
 最初こそ使い方にとまどったものの,光軸を合わせるコツをつかめば想像以上に手軽に撮影できる。慣れれば記録写真として十分な画質である。
 ただ一つの誤算は,遠い被写体はやっぱり手に負えないということ(^^;)。
スコープとズームを使えばどんなに遠くにいてもバッチリ写せるものとばかり思っていたが,ピントの山がつかめなかったり,陽炎が邪魔をしたりしてひさんな写真になってしまう。
 F5&500mmの出番が少なくなるのが嫌で購入を渋っていたのだが,使い道をはっきり区別できそうなので,「渡りの季節が始まる前に買ってしまえばよかった…」と今さらながら悔やんでいる。
 まあこれからは,カメラを持ってこなかったことを後悔することだけは減ると思うのだが…。

6/10 やってしまいました忘れ物! MTBを車に積んで早朝に家を出たのはいいが,蕪栗沼に着くと…三脚がない… MTBを積むときにうっかり三脚を降ろしちゃったらしい。 あきらめて双眼鏡のみという軽装でまわるときに限ってえんじ色の首をした大形のシギが遠くにいる。オグロシギ夏羽? まさかオオハシシギ夏羽? ひょっとしてシベリアオオハシシギかも!?  結論は…不明……。
 欲求不満のまま蕪栗沼を後にして迫川へ。土手沿いに車を走らせているとコヨシキリの声。近い! カメラでは遠いがスコープだと近い。「これはデジカメの出番」といそいそとセットすると見慣れないメッセージが液晶モニタに。「カードが入っていません」だって……。コンパクトフラッシュ忘れた〜!!!

 あまりのショックに呆然としたまま帰宅したものの,あのコヨシキリはシャッターチャンス。1時間あれば撮影して戻れる。考えた末,5歳の娘とドライブという名目で家を出て再度トライ。無事デジカメにおさめることができた。
 めでたし,めでたし。!(^^)!

【独り言】 けっこういいなぁ,デジカメ写真。Adobe Photoshop Elementsもかなり使いこなせるようになってきたし。でもやっぱり不満はある。それは……どうしても「撮れた!」という満足感がないのである。
 まず,ファインダーの中でピントが合ったときのゾクゾク感がない。鳥の目にピントが合ったときって,鳥と話をしているようでとっても気持ちがいいのに。液晶モニタでピントを合わせられる人を私は尊敬する。
 次に,鳥が一瞬動きを止めたときにシャッターが切れたときのガッツポーズが出ない。レリーズタイムラグが大きいため,早め早めにシャッターを切るせいだろうか。ねらい打ちができないのである。

 近づかなくても大きく撮れることは,鳥へのストレスを少なくする意味でとってもいいことだと思う。撮ったその日に画像を編集できるのもいい。ホームページの更新が早くできるから,なんだかんだ言ってもしばらくの間はF5の出番はなさそうである。F5くん,空シャッターだけは定期的に切ってあげるからネ。

6/23 今朝,蕪栗沼で偶然にもアカガシラサギを発見。スコープで姿を確認した後,「記録,記録!」とデジカメをセット。ところが,半押しのつもりがいきなりカシャ…。今度はピントを合わせようとスコープをのぞくといない…。
右に飛んだのか左に飛んだのかも分からない…。
 「あれはまぼろしだったのか?」と思いながら家に帰り,PCで表示させてみたらかろうじて写っていたのが右の写真。これがアカガシラサギだと何人の人が信じてくれるかなあ……。
 まあ,これがF5だったら三脚を立てているうちに飛んでしまい証拠写真すら残らないのであるから,これで良しとした方がいいのかもしれないが。

6/24 右の写真はオオバンの巣。このようなほとんど動かない対象の場合,デジカメ&スコープは威力を発揮する。
 50m以上離れたところから写しているが,デジカメ&スコープは鳥へのストレスを最小限に

押さえられることが最大のメリットだろうか。ちなみに,レタッチソフトでトリミングをかけている
のであしからず。
 この個体。抱卵中と思われるが,オオバンは卵を5〜10個,時に15個も産みこむことがあり,最大22卵の記録もある。〔日本動物大百科 鳥類l 平凡社〕
 卵の大きさは約51×33mmとのこと。かなり大きいのに,そんなに産んで大丈夫なの???と思ってしまった。この巣の中には,何個の卵が入っているのだろうか
……。 

 

 

8/23 また図鑑を買ってしまった。その本の名は,山と渓谷社の「山渓ハンディ図鑑7・日本の野鳥」。
実は私,シギチの識別が大の苦手。イラストだけではどうもピンとこない(言い訳言い訳…)。
そこで写真図鑑の登場である。これさえあれば! ・・・世の中そんなに甘くないよなあ・・・

9/15 季節は秋・・・ということで,ショウドウツバメの飛翔写真に挑戦。
結果は悲惨なものであった。(久しぶりに,F5&500mmを使用)
ツバメとショウドウツバメを見分け,ファインダーに入れ,ピントが合った瞬間にシャッターを押そうとするのだが,反転等フェイントが多すぎる。まだアマツバメの方が,スピードが速くてもフェイントがない分,撮影しやすい。
結局成果は,何が写っているか分からない写真と酔ったための頭痛・・・
まだまだ修行が足りないようである。

10/8 初雁からもうすぐ3週間。マガン,ハクガン(幼),カリガネ(幼)と
順調にGETし,本日狙うはシジュウカラガン・・・しかし,見事にふられる。
ちょうど,蕪栗沼の主Nさんがバンディングをしていたので,しばし見学させてもらうことにする。
かかった鳥は,オオジュリン・アオジ・カシラダカ・オオヨシキリの4種。昨日はノゴマが,今朝はカワセミがかかったとか。オオジュリンの雌雄・成幼の識別を詳しく教えてもらった。感想は・・・むずかしい〜(^^ゞ

10/13 今年はなんてついてるんだろう・・・ 本日もライファーが2種。ヨーロッパトウネンとヘラシギ。
これで,今年に入って10種がライフリストに追加された。これもすべてメーリングリストのおかげです。
 宮城県北からほとんど出ることのない私だから,ライフリストはなかなか増えなかったが,やっと200種を越える記念すべき日となった。うれしい〜!(^^)!
 ちなみに,200種のメモリアルバードとなったのは,ヨーロッパトウネンであった。

11/3 ついにハクガン成鳥をGET! 1994年2月以来のご対面である。これで今シーズンは早くも,シジュウカラガン,マガン成幼,カリガネ成幼,オオヒシクイ,ハクガン成幼を一通り見ることができた。
ところで今,シジュウカラガンの成幼の見分け方で悩んでいる。頬の白色部分が小さく,首の白輪の幅も小さい(もしくはない)のが幼鳥ではないか…というのが勝手な予想であるが,それを解説した本を持っていないのである。どなたかご存知ではないだろうか・・・。

12/30 2001年の締めくくりは石巻市のユキホオジロだった。情報をもらっていそいそと行ったが,フィールドが広すぎる・・・。仕方なくシギチやカモ類を観察していたところにいがさん登場。二人の間から飛び立った2羽のコミミズクが幸運を予感させる。前回出た場所を教えてもらい,到着してすぐにユキホオジロ登場!とってもかわいい小鳥でした。
21世紀幕開けの年は,いろいろな方からたくさんの情報をいただき,ライフリストが2桁も増えた年となった。そのすべての方に心から御礼を言いたい。来年はどんな鳥に会えるだろうか・・・。

 

初めて見た鳥(ライファー)たち
アカエリカイツブリ  ヤツガシラ  コマドリ  アカガシラサギ  コオバシギ
オオソリハシシギ  メダイチドリ  アカアシシギ  ヨーロッパトウネン  ヘラシギ  ユキホオジロ

 

 

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