

日本コロムビア株式会社・1942円。 SP版復刻による戦前の主題歌集。長谷川一夫と田中絹代のサイレント時代に吹き込んだ下手でのどかな「金色夜叉」のセリフ劇も入っていて楽しめる。 |
大井廣介著・深夜業書社・3398円 舶来志向に押され、チャンバラ好きが死に絶え、ある日とうとうこの分野の後継者が断たれるか!?・・・と思われたとき、大井氏が現れ、この本を遺してくれた。日本映画の中のチャンバラだけの映画史。スチールはないが、実際その目で見てきた著者がチャンバラ映画の流れを語る。貴重。 |
中山信如著・ワイズ出版・3800円 さて、初心者向けお勧め本を読んだ方で、まだまだ読みたいという方にはどうぞこの本を。映画関係の古本の資料集。古本屋巡りのガイドブックに。 |
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フィルムアート社・2400円 マキノ省三が日本映画の父なら、伊藤大輔は、時代劇の父。とにかく、この人の作品の断片を一目見れば、だれもクロサワクロサワと騒がなくなる。時代劇が週刊漫画連載のように作られた時代の、娯楽と芸術の境を全速力で突っ走った天才監督。スチール紹介も資料集も載っているまとこに親切な作りの本。必読! |
フィルムアート社・2800円 伊丹万作や稲垣浩など、優れた人材を育てた千恵プロ。スチールも解説も丁寧。千恵蔵ファンでもない私も千恵蔵映画は欠かさず見ている。その作品群は今見ても新しく面白く実験的だ。とにかく時代劇映画史には必要な本。伊丹万作ファン、東映ファンは必読。 |
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「映画渡世・天の巻、地の巻」 マキノ雅弘著・平凡社・1200円絶版 おそらく日本映画史上もっとも面白く書かれた読み物。あまりにも面白いので、それがすべて本当だと思ってしまう(笑)マキノ雅弘のサービス精神にあふれた自伝で、こんなにヤクザが絡んでなければ青少年向けの課題図書にしてもいいくらい日本映画史がよくわかる。もっともっと一般に広く読まれるべき名著。 |
ワイズ出版・3800円 スチール本であるが、ただ、楽しむスチール本ではない。マキノ一家、すなわち日本映画を創りあげていったスターと作品が紹介されている。もはやフィルムセンターとマツダ映画社に遺されている断片でその創世記の輝きを忍ぶしかない。マキノ映画の総目録が貴重な資料本。編者の石割平氏は「月形龍之介」の作品総目録も作成した。 |
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「殺陣チャンバラ映画史」 永田哲朗・著 社会思想社・教養文庫・800円 唯一、殺陣の歴史と流れについて書かれた本。殺陣師の代々の系図も記されていて貴重。時代劇に興味を持ちだすと、手のアップの刀の握り方を見ただけで役者がわかるようになり、画面を見ただけで殺陣師がわかるようになってくる。月形龍之介も天津敏も、もちろん剣戟スターベスト10に入っている。チャンバラマニア必読。 |
竹中労・著 ちくま書房・880円 映画マニアで早死にした竹中労が遺した名著の中で絶版になっていないのは唯一これだけ。竹中の映画関係の著書は主観が入るすぎている悪書とも言われるが、とにかくあのアラカンが生きているうちにこれだけ話が聞けたのだから貴重だ。アラカンの生きた時代が見えてくる。アラカンファンはもとより時代劇マニア必読の書。 |
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野沢一馬・著、四谷ラウンド・1800円 なんぼなんでも出るのが遅すぎた。「眠狂四郎無頼剣」「座頭市シリーズ」「剣三部作」に名作を遺した三隅研次。その生涯がわかりやすく小説調に書かれている。もっともっと海外に紹介されて良い時代劇監督だ。 |
筒井清忠・著、PHP新書・660円 リアルタイムで時代劇を見てきた著者ではなく、大人になってかってから見た世代の映画評論。クロサワなど海外に認められた映画作家を冷静に見、娯楽作品に大衆の愛を注ぐ。映画史を日本人の思想の流れとしてわかりやすくとらえている。 |
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沢島忠・著 ワイズ出版・3800円 東映時代黄金期に中村錦之助、美空ひばりらとともに映画の青春を歌い上げた時代劇のヌーベルバーグ沢島忠の集大成本。 錦之助ファンは当然必見!図書館にリクエストして買わすしかない! |
石井輝男・著 ワイズ出版・3790円 ポルノ時代劇「忘八武士道」や「網走番外地」で有名なエロ監督。が、その作風はエネルギッシュ。アホとスケベといらんことで構成されている。一度この魔力に引っかかるとマニアはやめられなくなってくる。高倉健ファンも必見だ。 |
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「高田宏治・東映のアルチザン」 カタログハウス・2900円。高田宏治・西谷拓哉 その設定の面白さ、構成の確かさ、アイデアの奇抜さ、登場人物の多さが個性の人気脚本家・高田宏治!それはまさに少年熱血劇画の面白さだ。私のイチオシ映画「忍者狩り」のシナリオも一部掲載。殺陣の手順まで詳しく記したそのト書きは小説的で映像的である。マニアにお勧め! |
「活動弁士 世界を駆ける」澤登翠・著。 東京新聞出版局・1600円 NO.1弁士と言うだけでなく、まさに日本を代表する話芸の第一人者となった澤登翠の海外公演記。 「忠次旅日記」や「百万両秘聞」など20作品の活弁台本も一部掲載されていて楽しめる。佐藤忠男の弁士の歴史についての序文も分かりやすい。 |
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「よみがえるまぼろしの名作・日本無声映画編」1800円 「活動弁士・無声映画と珠玉の話芸」1500円松田映画社/アーバンコネクションズ・ 失われた無声映画の数々、そして無声時代のスター活動弁士たち、その数々の名作と活弁の語りを紹介する。 二冊とも無声映画の貴重な資料となっている。 |
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「復元江戸生活図鑑」 笹間良彦・著。柏書房、4800円。 もし貴方が漫画家かイラストレーターなら必ず手元に必要な本。江戸の武士や町人の生活風俗が一目瞭然の全図解。 マニアには同じく笹間良彦著、柏書房刊の「図説日本武道辞典」がたまらなく面白い。つくづくこの著者は偉大である。 |
「弾左衛門・大江戸もう一つの社会」 中尾健次・著。解放出版社、1800円。 もし貴方が小説家か脚本家なら避けて通れないのが被差別民の歴史である。弾左衛門支配の歴史から、その仕事内容が詳しく分かり易く書かれている。また江戸時代に行われた刑罰についても詳しい。 読みたくないでは済まされない。 |
笹間良彦・著。柏書房、5800円。 もし貴方がイラストカット描きなら必ず手元に必要な本。平安時代から江戸時代に至るまでの生活用具がこの一冊でまかなえる。鎧、刀剣、女性の髪型、家の玄関先から行燈まで載っている。便利! |
山口正之・著。雄山閣、2500円。 時代劇を書こうという作家なら一度は必ず目を通したことがあるに違いないネタ本。白土三平の元ネタがすべてわかる。 雄山閣のこのシリーズは基本中の基本で、他に「江戸時代・非人の生活」(高柳金芳・著)「てきやの生活」「落語家の生活」など。 |
「捕り物の世界」(一)(二)(三) 日本映画テレビプロデューサー協会 1700円残部わずか!! もし貴方がTV時代劇を撮る監督か制作者なら、必見なのがこの本。実はビデオもあるが発売はされていない。TV時代劇草創期に手探りで時代劇ドラマを作り上げてきた演出家達が自分たちの知識を少しでも後世に残そうと編集した。昔のTV人は志が高い。この本は「捕り物」というジャンルを、その機構、刑罰、牢での暮らしなど、イラスト入りで詳しく説明している。 同じシリーズに「昭和の陸軍」もある。 |
「切り絵図・現代図で歩く 東京江戸散歩」 人文社・2400円 映画や時代劇に興味がなくても、歴史にまったくうとくても、東京人はこの本があればちょっと散歩してみたくなってくる。現在の東京の地図と江戸時代の地図が見開きでしかも注釈付きで載せてある。眺めているうちに「忠臣蔵」や「鬼平」の世界がわかってくる。楽しい散歩の本だ。 |
映画ファンのための同人誌。 VOL・7は円尾敏郎の小野登監督インタビュー掲載。現在VOL・12まで発売中。 シネマエッセイのレギュラーメンバーは澤登翠、最上敏信、中田雅喜など。 購読申し込みと問い合わせは藤岡成一まで。 |