「北海の虎」
(1953・田中重雄)スナップ
藤田進・主演。東京映画製作。
天津敏の映画デビュー作。もはや32才である。
台本を調べてきたが、確かに天津敏の名前は書いてあった。それ以前には名前がないのでこれがデビュー作と思って良いだろう。
船員役であったことはこのスナップで確かだが、セリフがあったかどうかは不明。
このあと1954年の「陽気な探偵」まで、東京映画の台本に名前は載っていない。「陽気な探偵」の役名も不明。
1954年の雪村いずみ主演の「あんみつ姫」でやっとタイトルテロップに天津敏(新人)と名前が明記され、セリフがもらえる。
が、その後10年間ド端役時代が続く。ほとんどセリフは一言二言。三浦半島中、水道工事をしながらよくもまあ続けたものだ。よほど教職にもどるのがいやだったのか?
1953年はTV放送が始まった年で、天津敏は1955年にTBS初の連続時代劇ドラマ「江戸の影法師」のレギュラーとなり、スタジオ生ドラマで悪役スタアの道を歩んでいくことになる。

写真提供・天津家(転載二次使用禁止)

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