「スタッフ Hori の企画山行」 趣旨と取り決め

2008.05

 「スタッフHoriの企画山行」は過去の事故の教訓から以下の趣旨と取り決めで実施しています。参加される方はこの点についてあらかじめご了解下さい。


【企画山行の趣旨】
 「スタッフHoriの企画山行」は登山用品店ビッグフットのスタッフである私個人が企画し実施しているもので、旅行会社等による登山ツアーや山岳ガイドによるガイド登山ではありません。個人山行の延長のようなグループ山行で、皆さんと一緒に様々な登山を楽しもうという企画です。
 また、私の勤務先である登山用品店ビッグフットはこの山行の緊急連絡先になったり、必要装備のサポートなどを行う事がありますが、これは山行のリスクを軽減したり、遭難や事故が起きた場合の補償を行うといった性質のものではありません。
 「スタッフHoriの企画山行」は、自分で自分の面倒を見る事ができる者どうし、一緒に行動することによってリスクを分散・軽減し、楽しみを共有しようというものです。特別厳しい山行を行っている訳ではなく、なかなか1人で行けないような山行やよりチャレンジしたい登山を仲間と一緒に実践していこうという企画です。
 山行の内容は夏山の日帰り登山からテント泊縦走、冬は山スキー・テレマークスキーツアーを中心にしています。旅行会社等のツアー登山以上、山岳会未満といったレベルです。


【参加の取り決め】
 リスクをなるべく少なく行動するため、以下を参加の条件にしています。

○一定の力量・経験を持っている事。
 それぞれの山行ごとに、おのずとある程度の参加条件が生まれます。これは登山計画や季節によって異なります。山と季節が要求するレベルという事です。この条件を満たしていない方は、山行に参加しても本人が辛い思いをするだけでなく、他の参加者に迷惑をかける可能性もあります。また、予定の行動がとれず最悪の場合遭難や事故を引き起こすきっかけになる可能性もありますので、どうか参加はご遠慮下さい。

○他の参加者との協調性やパーティーとしての一体性を保てる事。
 山行中は他の参加者との協調性や信頼性、パーティーとしての一体性を保てる事が絶対条件になります。抜きん出た体力や技術より和を大切に考えています。自分勝手な行動や言動は山行のリスクを高める事になるからです。また、体調等の不調についても、隠したり我慢したりせずに、リーダーや皆に伝える勇気を持ってください。

○基本的な地図読み、コンパスの使用ができる事。
 地図読みとコンパスの使用はオールシーズン山を歩くには当然の事です。1/25000地形図とコンパスを使いこなせるようになりましょう。

○安全装備を充実させる事。
 装備に頼りすぎるのも問題ですが、体力や技術を効率よくカバーしてくれる装備は大切です。自分に合った良い装備を使う事により、体力や技術をある程度おぎなう事ができます。また、非常装備はセルフレスキューにおいて大変役立ちます。

○山行のリスクについて認識している事。
 登山は自然の中で行う活動で当然固有の危険を伴います。また、車での移動中など全て の行程中にも危険が伴います 。
 また、山行は、参加者の「自主登山」であり、引率者が責任を負うような「引率登山」といった性質のものではなく、山行中や行程中の事故についてリーダーを含む参加者間での法的責任を追求しあわないことに合意して下さい。
 そして、参加者は家族に対してこれらの事柄や登山の内容について十分に説明しておかなければなりません。


【遭難・事故について】
 
山行中やその行程中に遭難や事故が起こった場合には周囲に多大な影響や精神的、経済的にも相当な負担を強いる可能性がある事から、これを最小にとどめる努力をする必要があると考えています。

・事故や遭難が起きた場合には、現場では状況に応じてメンバー内で相談し、最終的な判断はリーダーが行いメンバーに指示を出し、それに従ってもらいます。
・事故や遭難が起きた場合で、メンバーの緊急連絡先との連絡がスムーズに取れない状況においては、リーダーやパーティーの緊急連絡先の判断で救助要請やその他の措置を取る事や、それに関わり費用が発生する場合も事前にこれを了解している事とします。
・山行計画の下山予定日になっても下山が確認されない場合、通常、下山予定日の翌日の日没の時点で連絡や情報がまったく無い場合において、遭難の恐れがあるものとして対応を検討するが、この対応についてもパーティーの緊急連絡先の判断に一任する事とします。
・遭難救助にかかった費用は特別な事情のない限り、ツアー参加者全員で平等に負担する事とします。但しそれ以外のあらゆる損害は当事者が自己負担してください。
・可能な限り、個々に山岳保険に加入して下さい。通常はなるべく参加者全員分を国内旅行保険に加入しますが、これは山岳遭難について対象にならない場合があります。また、これらの保険が使える場合でも、事故や遭難救助が解決するまではリーダー及びパーティーとしての緊急連絡先で管理することを了承して下さい。 (山岳保険は他の損害保険に対して補償に対する掛け金が高いので、個人の貯蓄で対応可能な方は無理に加入する必要はありません。)
・普段から体力や技術の向上をはかりましょう。大小を問わず事故は必ず起こります。
 事故を起さないための心構えと同時に、起きてしまった後の対応についても、体力と技術や知識を高めておきましょう。

以上

ビッグフット スタッフ堀

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BIGFOOT