ダイワ トーナメント-S 6000T 遠投
ミリオンマックス SS-9000

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怪物には怪物で対抗!? そろそろ磯投げの季節ですね。私が所属する和歌山キャスターズでも、これから南海の怪物タマミ(ハマフエフキダイ)やコロダイを狙って釣行するメンバーが増えてきます。 かく言う私も、格闘技のようなこの釣りに魅かれる一人でありまして、この時期は南紀方面にせっせと足を運ぶことが多くなります。一度この釣りを体験してしまうと、その殆どのアングラーが今まで体験して培ってきた投げ釣り観を見直すことになるでしょう。それほど、この釣りには魅力があるのです。しかし、この釣りだけはお魚を甘く見ていると、とても痛い目に遭います。どう言うことかとも申しますと、この釣りは足場も不安定な沖磯や地磯からの釣りとなり、対象となるお魚も、投げ釣りで狙う対象魚の中では、一番力自慢な魚種となります。また、外道も半端な奴らではありません。2mクラスのサメ、畳(たたみ)一畳大のエブタ(エイ)、1m超の大ウツボ等、体験するその総てに新鮮な驚きを感じることだと思います。それゆえ、鈍った体で挑まれると翌日は間違いなく筋肉痛の洗礼を受けてしまうことでしょう。さて、そんな怪物たちとやり合うタックルですが、トップアングラーはどのような物を使っているのでしょうか?今回は、私がこの釣りに愛用しているリールを紹介したいと思います。 但し、南海の怪物タマミ(ハマフエフキダイ)やコロダイを狙う場合、私のホームグラウンドである南紀方面では、ポイントの自然立地上、タックルに対して考慮しなくてはならない点がいくつかあります。 無論これは、私がこの釣りにチャレンジする際、この釣りのパイオニアである諸先輩の方々に教わった事も含め、私がフィールド上で実際に体験し、私なりに学習してきたことをこの章ではお話させていただくつもりです。 しかし、この釣りに関しては特殊すぎるゆえ、すべてのフィールドで合致するものでは無いとの認識のもと、ご拝読頂ければ光栄です。 それでは本題に入ることに致しましょう。 今回紹介するリールは、既に廃盤となっているモデルもありますが、基本的には現行モデルと殆ど大差がありませんので「トーナメント-S 6000T 遠投」を基準にインプレッションしたいと思います。 |
| まず、このリールの元祖は前述したとおり廃盤となった「トーナメント ミリオンマックス SS-9000」となります。かなり昔に発売されたリールですから現在の技術は殆ど組み込まれておりません。デジギアやエアベール、CRBBはもちろん、ツイストバスター(S 6000T 遠投には装備。)さえも装備されておりません。 しかし、なぜ現在もこのリールを使うのか?ですが、多くの技術革新を取り入れた現状のスピニングリールでも叶わない部分をこのリールは備えているからなのです。 では、その部分とは?ですが、まずは現状のカタログスペック値から見てみたいと思います。但し、ここで言うカタログスペック値は、「トーナメント-S 6000T 遠投」を参照いたします。 |
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8ボールベアリング搭載(ミリオンマックスは6ボールベアリング) スーパートーナメントドラグ搭載 ツイストバスター(ミリオンマックスは無し)搭載 糸落防止機構 スーパーメタルローター ボールベアリングハンドル(ミリオンマックスは無し) ギアー比 3.4:1 釣力/ドラグ耐力15kg 標準自重670g |
| 以上が「トーナメント-S 6000T 遠投」のスペックとなります。スペックから検証すると今時のリールと何ら支障はございません。ドラグ耐力に限っても、パワーサーフQDと何ら変わりはありません。むしろパワーサーフのほうがデジギア、CRBB、スーパーメタル採用等を搭載している分リーズナブルにさえ感じます。 対象魚が、タマミやコロダイでなく、マダイやクロダイレベルであれば、私もこの選択が正しいと思います。 |
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しかし、対象魚がタマミやコロダイとなると話は変わってきます。先述したとおり、この釣りにはどんな得体の知れない物が掛かってくるか予想できません。となると、現在カタログのスペックからいつの間にか消え去った、「ある数値」を考慮しなければならないのです。 では、その「ある数値」とは何でしょうか?それは【破壊耐力】と言う数値なのです。 【破壊耐力】・・・。この数値は昔のカタログには必ず明記されておりました。しかし、いつの間にやら【破壊耐力】と言う数値はカタログから消え去ってしまいました。 では、「トーナメント ミリオンマックス SS-9000」や「トーナメント-S 6000T 遠投」の破壊耐力値とは、どれくらいなのでしょうか? |
| 30kg・・・。これがこのリールの破壊耐力値です。現在、破壊耐力値という数値がカタログから消えておりますので、現行リールとの比較は困難ですが、破壊耐力値が掲載されていた当時、その殆どのリールが他社リールも含め、20kg程度の破壊耐力値だったことを考慮すると、如何にこのリールが頑丈であるか?と言う事がご理解いただけるかと思います。 |
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一度、他社ドラグ付き投げ専リールで、大物を掛けた際、魚に好き勝手のされた挙句、リールのメインシャフトを曲げられ、ギアを吹っ飛ばされた経験があります。特にそのフィールドが南紀の場合は、ポイントの性質上、シモリ、かけあがり等をかわすため、タックルに無理な負担をかけますので、この釣りを志すのであれば、頑丈なタックルを選択する必要があるのです。 |
| 何度も申し上げますが、何が掛かってくるかわかりません。畳一畳分の大きさのエブタ(エイ)が掛かってしまった時は、今ではわざとラインを切断させますが、やり始めた当時は「一体何やろ?」と最後までその怪物とのやり取りを堪能しました。魚が浮いて初めて「エブタやんか〜。」とやり取りに使ったエネルギーを無駄にしたことを嘆いたものでした。 とにかくこの釣りに使用するタックルに関しては、何を犠牲にしても「頑丈」と言うことをキーワードにチョイスする必要性があるのです。 |
| では、良いことばかりを書いて参りましたが、このリールの欠点は何なのでしょうか?これは言うまでも無く非常に重いということです。タマミ、コロダイを狙う場合は、ロッドにしても頑強なものをチョイスするので、ロッドとリールだけで相当な重さとなります。 つまり一度お魚とやり取りすると、汗はビッショリ、腕はブラブラ、頭はフラフラ、もう家に帰りたいと言う状況になってしまうということです。相手が相手だけにこれはいた仕方ないところでしょうが、こんなにしんどい思いをしても、一度でも怪物たちとのやり取りを体験すると、また勝負してみたいとなってしまうのが、この釣りの醍醐味なのです。 この格闘技のような真剣勝負に安心して勝負を預けることができる。これがこのリールの良い部分でありましょう。皆さんも一度経験してみてください。 私の言っている意味が決してオーバーな事ではなく、現実的な事なのだとご理解いただけることでしょう。 |
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