
![]() |
シマノ発、上級者にも使えるバランスロッドの実力は? 今回リリースされた、シマノのプロサーフの特徴は、まず第一番目にそのカラーリングであろう。ダイワの赤サーフ(トーナメントサーフT)シリーズに喧嘩を吹っかけるようなスカイブルーで、ダイワの「情熱の赤」に対し、シマノの「爽快なスカイブルー」というのが私の第一印象であった。 |
| 目立つこと請け合い。爽快なスカイブルー! 最近、感じていることであるが、ここまでカラーリングが派手になってくると釣り場で目立つこと請け合いで、それなりのスキルを体得していないと「格好」だけのキャスターとなってしまい少々ばつが悪い。また、いくらお魚を釣ってもキャスティング技術が疎かでは、格好が悪いし、キャスティング技術が完璧でもお魚が釣れないとなるとそれ以上に格好が悪い。いずれにしても、このような目立つロッドを使う場合は、釣り人の模範としての自覚を持って頂いた上で行動した方が良いように感じました。 |
![]() |
![]() |
さて、今回鮮やかにモデルチェンジされた「プロサーフ」振出しの性能はいかがなものでしょうか?今回は地元の淀川にて、キビレチヌを狙い、その性能を探ってみることにしました。 今回は、私の仕事帰りにほんの3時間ほどだけ竿出しした際のインプレッションになります。マイカーを駐車し、背広姿のままロッド&リールをワンセットだけ持って現場まで歩きます。餌はチロリをたった千円分購入し、クーラーも持たずにポイントに陣取りました。 |
| さて、今回入手したのは錘負荷が30号の425 CX-Tです。30号の固定シンカーに5号ハリスを直付けし、針は丸セイゴの15号。それにチロリをタップリ付けて1回目の投擲を始めます。竿を握った感触は、気持ち同クラスのスピンパワーより太い感じがしました。カタログ値を参照してもスピンパワーの425 CX-Tより、0.2mm太くなっています。重量に関しては、スピンパワーが415グラムに対し、プロサーフは、440グラムという事で若干重たく感じます。仕掛けは、弱めの追い風にも乗って110メートル地点に着水、その後、仕掛けを落ちすかせます。キャスト時のフィーリングとしては、サーフリーダーに似た感触を受けました。 | ![]() |
![]() |
このプロサーフはもう一つ、大きな特徴として6ガイドコンセプト(従来は5ガイド)を採用しています。1回目のキャストをした際、ガイドが1つ増えたフィーリングをチェックしたのですが、私のスキルでそれを確認することはできませんでした。たぶん一般のキャスターが、目隠しをしてキャスティングしても解らないレベルだと思うのですが、1つのガイドが増えたことで、確実に飛距離は落ちるだろうと思いますし、推測ですが、竿のしなり方にシマノなりのポリシーがあるのだと思います。いずれにしても、カタログにはこのコンセプトの見解が記されているでしょうから確認したいと思います。 |
| 実釣での実力は? 第1投目から魚信があり、35cmアップのキビレチヌをごぼう抜きで取り込みます。今回のロッドの錘適正付加は30号なので、一切の不安なく取り込むことができました。胴の張りに関しては、このクラスのお魚を釣っている限りは、何の不安もなく、安心して釣りに集中することができます。このへんは、ロッドメイクのノウハウを知り尽くしたシマノだけに何の問題もないと思いました。この後、爆釣状態にはいり30cm前後のキビレチヌを合計で12枚ほど釣ることができました。ほとんどのキビレチヌが、尻鰭が短いとか、妙に体高が高いとか片目が潰れているとかの奇形魚で、可愛そうなこととクーラーを持ってきていなかったので全てリリースしてあげました。 |
![]() |
![]() |
とても感じがよいのだが…。 こんな感じで、千円のチロリはあっという間に無くなってしまい、納竿としましたが、ロッド自体のフィーリングは、悪いと感じる部分も見つからず必要にして十分な性能を持ったロッドとの認識を得ることができました。 ただし、一つだけこの時点では解らなかったのですが、「うやむや?」する部分がありました。この「うやむや?」とは後ほどお話したいと思います。 実釣テストは何の不満を抱くことのなかった「プロサーフ」。6ガイドコンセプトを同社のスピンパワー(振り出し) DX-T (CX-Tは未所持の為)と比較したいと思います。 |
| スピンパワーと比較する。 ご存知のようにスピンパワーシリーズは同社の振り出しロッドでは最高級なロッドになります。5ガイド仕様で、一体式キャストコントロールグリップやトータルガイドバランス設計、オール背面ガイド合わせラインを装備し、その実力はシェアから言ってもダントツです。今回はこのスピンパワーの5ガイドの位置や仕様とプロサーフの新たな6ガイドの位置及び仕様を比較し、検証してみたいと思います。まずグリップ部分ですが、これはなんといっても一体式のスピンパワーの勝利でしょう。と言うかプロサーフも高価なのですから、「一体式キャストコントロールグリップを付けーよ。」と思いました。(笑) |
![]() |
![]() |
リールシートは、スピンパワーがチタン製のT-LS−7シリーズ。プロサーフがステンレス製のNS 7です。まぁ、この部分は仕方ないところでしょう。竿尻の位置を合わせて、リールシートの位置を検証しました。スペック上はワンランク堅いプロサーフCX-Tのほうが10mmトップ側にセッティングされています。しかし実際はスピンパワー425 DX-Tの方が高密度カーボンを使用しているので、いざという時は頼りになります。 |
| バットの長さはほとんど変わりませんね。仕舞い寸法もスピンパワーが、120.5mmに対し、プロサーフが120.0cmということでほとんど変わりません。♯4(バット部分)と♯3及び元ガイドの位置関係は、ほとんど一緒です。 | ![]() |
![]() |
♯3と♯4のガイドの位置関係ですが、6ガイドコンセプトのプロサーフは、スピンパワーのガイド位置を挟む感じで設定されています。↓ |
| ♯4(穂先)部分のガイドの位置関係は、♯3と同様にプロサーフは密にセッティングされています。↓ | ![]() |
![]() ![]() ![]() |
総括 結論から言って、このロッドに性能面では何ら文句のつけようがなく、「さすが投げ竿のシマノ」と唸らせてくれる素晴らしいロッドでした。お魚の魚信にも敏感に反応してくれる穂先、振り出しというハンデキャップをキッチリとフォローしてくれる胴の粘り、バットのパワー。 けちを付ける部分が無い事にけちを付けたくなるような素晴らしいロッドとの印象を持ちました。 但し、先程、「うやむや?」な部分があるとコメントしましたが、これは、このロッドのマーケティングをどのように考えているのだろうか?ということなのです。 プロサーフの上位モデルとしては先程比較検証したスピンパワーが実売価格で4万円弱で流通しています。一方このプロサーフは425 CX-T で3万3千円前後でしか変わりません。 この2機種で検討すると、私なら迷わずスピンパワーをチョイスすることでしょう。また、下位モデルで考察すると、サーフリーダーは、2万円を切る実売価格で流通しています。サーフリーダーとプロサーフの価格差は、約1万3千円で、これだけの価格差が性能面であるのかと考えたとき、私ならサーフリーダーを購入しようと思いました。 シマノがスピンパワーとサーフリーダーの中間モデルとの認識でこのモデルをリリースしたのであれば、実売価格を3万円弱に設定すべきだったのでは?と、思ったのです。 サーフリーダーのオーナーがプロサーフを購入しようと思えば、あと7千円出せば、最上級のスピンパワーが購入できるのですから・・・。 |
※当コンテンツに対する苦情は一切お受けすることができませんのであしからず。 ※すべては自己責任・自己判断でお願いいたします。 |