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★投げ釣りを愛するアングラーの皆様に少しでも当コンテンツが釣行時の参考になれば筆者にとってこれほど嬉しいことはございません。★

タイトル

2005 和歌山協会 納竿大会 参加釣行記

和歌県 紀ノ川尻右岸のマゴチ


有田川で仕留めた37センチのキビレチヌと紀ノ川で仕留めた57センチのマゴチ


仕留めたばかりの丸々と太った57センチのマゴチ(腹の左側面にスレで針掛かりした血痕が・・・。)

キビレチヌを仕留めたポイント

マゴチを仕留めたポイント

紀ノ川 料金所前のポイント


日時・釣り場・潮

■日時:平成17年12月10日〜11日
■潮:中潮
■釣り場:和歌県有田川尻右岸(三菱電線裏門前)及び紀ノ川尻右岸(料金所前)

使用タックル・餌

■ロッド:シマノ 04 プロサーフ425CX-T
■リール:ダイワ トーナメントサーフ ベーシア 45QD
ライン:レグロン サーフストリング 5号、テーパーライン5〜12号
■ハリス:サンライン トルネードSV-I 5号(有田川尻)及びサンライン トルネードVハード 8号(紀ノ川尻)
■針:がまかつ チヌ7号(有田川尻)及びチヌ5号、直列3連針(紀ノ川尻、飲ませ仕掛け)
■餌:極太コガネムシ4000円分、生きアジ30匹を用意しました。
仕掛け

■超シンプルな1本針仕掛け、二本より40センチ(有田川尻)及び直列3連針仕掛け(紀ノ川尻)
■仕掛け全長は約2メートル弱(有田川尻)及び1.5メートル(紀ノ川尻)

釣行記

■第1ステージ
今日は、和歌山協会が主催する2005年度最後の大会である納竿大会です。最近の協会行事は私の仕事上のスケジュールと折り合いがつかず、ほとんど入賞することができませんでした。しかし、今日に限っては会社の公休日と上手い具合に重なり、準備も万端で久しぶりに今日は入賞できるかも?と気合いっぱいで望むことができました。
さて、納竿大会のお題目は連盟対象魚の異種2匹長寸です。この時期どんな魚種を狙うのが入賞に近いだろうか?と私なりに考えて最初は有田みかんで有名な有田川右岸のポイントで黒鯛(キビレチヌ)を狙うことにしました。このポイントは暖かい車の中からシグナルを取れる私のようなズボラキャスターにとっては最高のポイントです。しかもキビレチヌに限っては、コガネムシさえ入手できれば、かなりの高確率で40センチ前後をゲットできる当たり外れの少ないポイントでもあります。実績ある時合いは、ズバリ!!下げ5分から6分。異種2匹長寸という釣り大会としては困難な入賞条件に、まず1魚種と、期待一杯の中で準備を進めました。
大会の開始は午後7時。時計を確認するとスタート時間まで約3分。緊張感と期待感が私の胸中で交互に交差します。以前の協会主催の大会は潮を重視したスケジュールが組まれていました。(大物をゲットするには当然のことですよね。)ですから、私自身も仕事のスケジュールをできる限り潮の大きい時期に調整し、協会主催の大会では、それなりの結果を出すことができていました。しかし、いつからでしょうか?潮を全く無視した月末の最終日曜日に協会主催の大会スケジュールが組まれることが多くなり、仕事のスケジュール調整が組めない私は入賞できる機会も大幅に減ってしまいました。色々と行事などがダブってしまいますから仕方ないとは思うのですが・・・。
このような懐かしいことを回想して時間をつぶしました。ふと、我に返り時計を確認するとスタート時間です。早速、1投目の準備に取り掛かりました。
第1投目は、今回用意したコガネムシの中でも一番極上の太いものをチョイスし100メートル地点にキャストしました。仕掛けを落ち着かせて、2本目を80メートル地点に投擲。そして3本目のロッドの準備をしていると少し硬めにドラグ調整したベーシア 45QDから、けたたましく「ジジーッ!ジジッ、ジー」というドラグの反転音が鳴り響きました!
まだ、3本目を投擲していないうちから幸先の良い大当たりです。少々固めのドラグ調整をしていたので、ロッドは三脚の上でシーソー状態になっています。速攻でロッドに駆け寄りドラグを閉めて大合わせを入れ、リーリングの姿勢に入ると最近ほとんど狙っていないキビレチヌの懐かしい引きが手元に伝わってきました。
私が若い頃は、このポイントに月間4回は通いつめ、大物号数更新を目指してキビレチヌを狙っていました。しかし、クロダイの大物号数が満願となったと同時にこのポイントでキビレチヌを専門に狙うこともなくなり、大物号数の更新に寄与する魚種に私の狙いは変わっていきました。
このような昔話を思い出しつつ、懐かしい引き味を堪能してごぼう抜きで仕留めたのは実寸で37センチほどのキビレチヌでありました。異種2匹長寸の1匹目はこれで終了です。3本の竿出しをする1回目のサイクルで、有田川でのテーマは楽々と完了してしまいました。魚をクーラーボックスにほり込み第2魚種目を紀ノ川でスズキかマゴチでも狙おうとタックルを整理しかけたとき、今度は2本目のロッドにドラグが回転するクリック音が鳴り響きました。早速、大きくあわせリーリングを開始すると何やらキビレチヌとは異なる引き方をします。リーリングする感じではそんな大物の予感はしませんし楽々と寄ってきます。これもごぼう抜きで取り込むと、何とその正体は最近すっかり数の減った実寸で27センチほどあるシマイサギでした。コトヒキの姿はチョクチョク見ていましたが、シマイサギの姿を見るのは本当に久しぶりです。つい、10年位前は必ずといって良いほどこの魚は外道として掛かってきたものですが、最近の紀北方面ではカレイと同様にめっきり数の減ってしまった魚種です。本来であれば、即リリースするところですが、今日は和歌山協会主催の納竿大会です。15センチ以上の魚種は審査の対象になるということですので、お魚に悪いと思いつつもキッチリと締めてキープさせて頂きました。
想定外の出来事が重なり、今大会のお題目である連盟対象魚の異種2匹長寸はこれで完全にクリアできてしまいました。ただし、これくらいの成績ではとても上位入賞は望めません。
更なる、飛躍を求めて有田川のポイントを後にしました。
■第2ステージ
有田川から紀ノ川に戻る途中、会友に他のメンバーさんの釣況をうかがうと、あまり芳しくない様子・・・。これなら上位入賞のチャンスありと私は最近マゴチの実績が多い紀ノ川右岸の料金所前のポイントで生きアジの泳がせ釣り(飲ませ釣り)でスズキ、もしくはマゴチを狙うべく竿出ししました。到着したときには会友が二人竿出しをしていました。既にキビレチヌとセイゴをゲットしているようで、私にも力が入ります。
起死回生の逆転打を狙って生きアジの餌を3本投擲し、ターゲットからのシグナルを待つことにしました。この釣法は、このサイトでも最近良く紹介していますが、ボーズになる可能性が非常に高い釣法です。私の経験でも延べで100回の仕掛けを投擲して1匹のターゲットが釣れるか釣れないかという、非常にリスクの高い釣法です。しかし、多くの苦労と努力を重ねてターゲットを手中にできたときは本当にエキサイティングで興奮と至福を同時に体験できる釣法であると思います。
さて、今回の目標はあくまで上位入賞、竿先を見る目も自然と鋭いものになってしまいます。前回の大会時(秋季大会)は、同じポイント、同じ釣法で50センチクラスのマゴチを会友に持っていかれてしまいました。その時と同じ会友が私の右側で竿出ししています。今回だけは負けられないと生きの良いアジをこまめに打ち返しました。
会友が、「あかんなぁ〜」と話しかけてきますが、私の耳はうわの空で竿先に神経が集中しています。そんな時、いきなりベーシア 45QDから金属音のような「キーン」というドラグの反転音が響きました。ドラグの反転音からして、とてもスピードのある大物が掛かった様子です。速攻でドラグを締め、合わせを入れますがその瞬間に5号のナイロンラインがラインブレーク!!ドラグを緩めてやり取りをする間もなく、勝負はあっけなく終了してしまいました・・・。
11月の日振島で体験した事と全く同じ繰り返しでした。私はここ最近、1回目のシグナルをいつも失敗に終わらせています。今回もそうでした。
日振島での経験がありましたので、今回はラインをスプールごと新品に取り替えて挑んだのですが、5号ラインでは太刀打ちできない相手が掛かってしまったようです。同じ様な失敗を2回も繰り返してしまい立ち直れる状態ではなかったのですが、そんな情けない姿を後輩の会友に見られたくなかったので何とか堪えて再度仕掛けを投擲しました。
すると、今度は投擲したばかりの仕掛けを落ち着かせている時に明らかに魚のものだと解るシグナルが手元に伝わってきました。「今、投げたばっかりの仕掛けなのに何故?」と疑ったものの私の右腕は条件反射のように大合わせを入れています。しかも今度はあらかじめドラグを調整した状態でスプールを手で固定して合わせを入れました。先ほど取り逃がした大物ほどではありませんが、それでも結構しめ込んできます。しかもその引き方が何やらおかしく、スズキでもないしマゴチのような引きでもありません。
ひょっとしてエイかも?と思うも先ほどの失敗から何とかして正体が知りたいとドラグ調整を併用してやり取りをしました。テーパーラインの巻取りが始まりターゲットの魚影がヘッドライト越しに浮かんできます。この時は、その引きからエイだろうと思っていたのですがタモを用意してくれた会友が「マゴチや!」と叫び緊張感が高まります。一発で取り込んでくれたのは実寸で55.7センチのマゴチでありました。
魚の引き方からして絶対にマゴチではないと思っていたのですが取り込んで驚きました。私の仕掛けがマゴチの左側面の腹部に深々と突き刺さっていたのです。いわゆる「スレ」でした。そりゃおかしな引き方をするはずですね。(笑)
ちょっと恥ずかしいことですが、私としてはキッチリとシグナルをとって取り込んだターゲットですから躊躇することなくクーラーにほり込みました。

この後は、粘るものの劇的なドラマが訪れることはありませんでした。

審査会場に魚を持ち込み検寸していただくと協会で第2位の成績となりました。優勝できなかったことは残念ですが、あえて困難な泳がせ釣り(飲ませ釣り)にチャレンジしての結果ですから大きな満足感がありました。
また、同時に和歌山キャスターズ内のペナントレースでも、この成績が第2位の会友に対しダメ押しのポイントとなり2005年の部内ペナントレースで優勝することもできました。このことが一番嬉しかったです。諦めないで物事に取り組む重要さを身をもって知ることができました。
自分の思うとおりにならないからと言ってその場から逃げ出すことは簡単なことだと思います。しかし、諦めないでその苦難を乗り越えることができた時、おのずと己のスキルは向上しているはずですし、磐石な土台が出来上がっているはずです。また、このようなことをこれから入会される新人さんに教授することで組織の力はますます高まっていくはずです。

今後も「諦めない!」を座右の銘として取り組んでいきたいと思います。




釣行記をご覧頂き、誠にありがとうございました。



またのご来場を心よりお待ちしております。m(__)m


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