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ダイワ ランドサーフ T 25-425




ビギナーの敷居を払拭するロッド。
ビギナーが投げ釣りを始めるにあたって、まず第一にぶち当たる壁はタックルを揃える為の費用の捻出であろう。投げ釣りでも特に置き竿で狙う大物釣りの場合、同じロッド、同じリールの一式を最低3セットは用意したい。私自身も今ではタックルフェチのように多くのタックルを揃えるようになったが、投げ釣りを始めた当時は、その費用の高さに驚愕したことを覚えている。サイト内のどこかのコラムで書いたが、就職して初めて会社から頂いたボーナスを全てタックルの購入に充てた事を今でも懐かしく思う。
ロッド選定のポイントは?
さて、投げ釣りのタックルを揃える場合、どのようなタックルの揃え方が最も効率が良いのだろうと考え、私なりに導き出した手法がある。これは私が幾度もの失敗を繰り返し導き出したノウハウであるからビギナーの方には特に参考にして頂きたい。まず、その考え方として・・・。@最初はコスト重視で安物から取り揃える。A最初から無理をしてでも最高スペックのタックルを取り揃える。Bその中間。と大まかに三種類の考え方があるのだが、一番してはならない方法は@だと思う。韓国や中国などのメーカーが作った物はまず長くは使えないし、ロッドの張りやガイドの素材、またロッドそのものの素材など投げ釣りを始めてキャスターのスキルが向上してくると、その品質の悪さからまず間違いなくもっと上のタックルが欲しくなってしまうからだ。ちまたで言う安物買いの銭失いと言うやつだ。
次にAの考え方だが、一生投げ釣りを自分の趣味として続けると言う確信があるのであれば問題は無かろうと思う。しかしこのクラスのタックルを3セットも揃えるとなると間違いなく30万円コースになってしまうし、更に上を見るときりが無く、シマノの最高級ロッドやダイワの最高級リールでタックルを揃えると70万円コースにもなってしまう。金銭的に余裕のある方であれば別だが、一般論的に考えて不合理だと思う。それよりもこのようなキャスターの場合、そのほとんどがタックルのポテンシャルを使い切れていない事が多い。格好だけのキャスターにはなって頂きたくない。
次にBの考え方であるが、この考え方が一番合理的だと思う。ただし、一つだけ注意することがある。それは、長年、そのタックルが使える最低限の装備を保持しているか?と言うことである。この最低限の装備と言うのが肝で私が推奨する最低限の装備とは、ロッド本体の素材がフルカーボン(カーボン含有率97%以上)製でガイドは全てSicが採用されている事、ガイドロックが装備されている事、ロッドエンド部のグリップが投げやすい形状になっている事の4点だ。特にフルSicガイドは重要で、キャスティング時や取り込み時にそのフィーリングが大きくキャスターに伝わるので、このチェックは必ず行うべきだと思う。
現時点のベストなコストパフォーマンス性能!
このような線引きを行うと、必然的に残るのはフルスペックの高級カーボンロッドだけになるのだが、このフルスペックの装備で実売価格が約2万円と言う驚くような価格で参入してきたのが、今回のインプレッションで紹介するダイワ ランドサーフ T シリーズなのである。実際にランドサーフ T を振ってみるとこのクラスとしては非常に上質の粘りを持っている。また、Vジョイントの採用でワンピースロッドのような調子には、このクラスでここまで出来たか?と言う驚きも感じた。40センチほどのキビレチヌであれば何の問題も無く取り込むことができるだろう。
とても扱いやすいロッド。
しかも25号-425クラスであれば、キャスティングのスキルが低くとも誘導天秤にボケ(スナモグリ)を付けても身切れさせずにキャストすることもできる。ビギナーにはとても扱いやすくベテランキャスターの質の高いニーズにも対応できる非常にコストパフォーマンスの高いロッドと言えるだろう。この価格帯でよくここまで頑張ってくれたとメーカーの努力に感謝したい。
このクラスの先駆者はシマノ。
実はこのクラスには、先駆者が居た。それはシマノのサーフリーダー(EV/FVは除く)である。今までビギナーのアングラーにロッドを薦める場合、私は殆どの人達にサーフリーダーを推薦してきた。しかし、今後はこのダイワ ランドサーフ T も自信を持って薦めることができる。また、上級者層のレベルの高いニーズにも両機種揃ったことで、その選択肢に幅ができた。投げ釣り師としては、本当に喜ばしいことである。
このクラスはこれからが楽しみ!
最後に、お決まりの言葉だが、これからがシマノ サーフリーダーとダイワ ランドサーフの本当の闘いになると思っている。もっともっとこの商品帯で切磋琢磨をしあって欲しい。この商品帯で競い合うことがお互いのメーカーにとっても一番勉強になることが多いはずだから・・・。

とにかく、このダイワ ランドサーフ Tは久しぶりに私の心をときめかせてくれた投げ竿でした。
PS.

もし初めて投げ釣りをされる方が、ランドサーフ Tを揃えようとするのであれば27-425、33-425が3本づつあれば置き竿釣法はほとんどカバーできると思います。



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