投げ釣り専科 bee style.com
bee style.com
SINCE1998
TOP
投げ釣りひとり旅
何でもインプレッション
釣行記
和歌山キャスターズ
チョッとこだわり
LINKS
チョッとこだわり

ドラグフリー釣法
 
 投げ釣り専用リールの主流ドラグ、クイックドラグ(左)とツインドラグ(右)
  ドラグフリー釣法やツインドラグ釣法・・・。
最近では多くの投げ釣りに関するホームページや専門誌で聴くことのできる言葉となりました。そもそもドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)とは、どういうものなのでしょうか?キャスターによってはそれを否定したり肯定したり、多くの意見が存在します。

私の個人的な意見としては、「キャスターの考えるままお好きなように。」ということになるのですが、それでは、第三者から管理人(私)の所有するリールをすべてドラグレスのリールに変更できますか?と問われれば、私は断固として「NO」と答えることでしょう。

平成19年現在、私はダイワのトーナメントサーフ BASIA(ベーシア)45 QDを6台所有し、これらのリールに別途3号用の替えスプールを6個と5号用の替えスプールを2個所有しており、ローテーションを組んで使用しております。
以前は、ドラグレスのリールも7台ほど所有しておりましたが、ほとんど処分いたしました。今、ドラグレスリールで残っているのは、ダイワのトーナメントサーフZ45 Uコンペティションだけです。
これは、私がドラグフリー釣法の可能性に目覚めたことと、ドラグ付きリールでも、ドラグを完全に閉めてしまえばドラグレスリールの代用に十分使えると確信したからです。(いわゆる大は小を兼ねるの考え方です。)
通常はトーナメントサーフ BASIA (ベーシア) 45 QD  4台をメインに使用し、残りの2台のトーナメントサーフ BASIA (ベーシア) 45 QDは、ダイワにオーバーホールに出し、オーバーホールが完了すると、使用中の4台のリールより更に2台をチョイスし、再度ダイワにオーバーホールを依頼する。このようなローテーションを組んでリールの寿命を少しでも長くしようと大切に扱っているのです。


そこで本題の、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)とは何ぞや?ということをお話しすることに致しましょう。まず、私は狙う対象魚と使用する仕掛けによって、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)を行うのか、ドラグを完全に締め切ってのドラグレス釣法を行うのかを決定いたします。
まず対象魚の側面から考察すると、餌を捕食してその場から立ち去らないお魚なのか?立ち去るお魚なのか?を考慮します。この答えは簡単で前者は、カレイ狙いの場合のみで後者はその他の魚種ということになります。
次に使用する仕掛けの側面から考察すると、固定天秤を使う場合はドラグレス釣法。誘導天秤を使う場合はドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)というように理屈に叶った釣法を駆使いたします。
ただ、例外もあり、タマミやコロダイを狙う場合は、当たりがあってからドラグを閉めていたのでは、間に合わない(魚に主導権を握られてしまう)ので、ドラグレス釣法とは少しニュアンスが違うのですが、本来のドラグの使い方(主にドラグ調整)を考慮した使い方をします。
具体的に申しますと、釣りを開始する前に使用するラインの強度に見合ったドラグ調整を行い、自分は釣座に張りついて当たりを待ち、当たりがあったら間髪を入れずに合わせを入れるという釣りに徹します。トイレなどの釣座を離れる際は、仕掛けを巻き上げてから行くように心がけています。


今までは、どんなシュチエーションでドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)を行うのか?というお話を進めてきましたが、それでは次にドラグフリー釣方(ツインドラグ釣法)のメリットデメリットを網羅した特徴をお話ししたいと思います。
まず、メリットですが、ドラグをフリーにすることでお魚が餌をくわえて走り去っても、お魚に抵抗を与えずスムースにラインが出て行きますので、餌(針)の食い込みが非常に良くなります。特にシロギスのような警戒心のひときわ高いお魚を狙う場合には有効です。
次に最近、少しでも遠投性能を高めるために、ナイロンラインからPEラインが主流になって来ています。が、ご存知のようにPEラインは、ワンランク細くして遠投性能を向上させることはできても、伸縮性が殆んどありませんから、お魚が餌をくわえた時に大きな抵抗となってしまい、魚信(当たり)があっても針掛かりしないという事がしばしば起きてしまいます。
しかし、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)を実践することで、これらの悩みも殆んど解消されるのです。要は、お魚にいかに抵抗感無く餌(針)を飲ませるか?ということに尽きます。これがドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)の大義と言っても過言ではないでしょう。


次にデメリットもお話しすることにします。これは私の経験談なのですが、PEラインの4号(船釣り用PEライン)で島根県隠岐は西ノ島の珍崎というポイントで竿出ししていた時のエピソードなのですが、(おそらく)大型マダイの当たりでリールのスプールが今にもバックラッシュする勢いで逆転し、私がスプールを手で固定して合わせを入れようとした途端にPEラインとガイドのゴールドサーメットリングの摩擦熱でラインブレークしてしまいました。  本当に一瞬の出来事だったのですが、ラインの切り口を確認すると、熱で溶けたような切り口となっていました。
このように特に最近シェアが急速に伸びてきたPEラインを使用してドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)を行う際は、上記のようなトラブルも考慮しなくてはいけません。PEとは、ポリエチレン樹脂のことですから熱には非常に弱いのです。私の経験上、PEラインはナイロンラインよりもはるかに摩擦熱に対して弱いと感じています。
要は、PEラインに限らず、使うタックルの特性を把握し、その特性を十分引き出してあげるスキルが釣り人に必要だということです。他のキャスターが使っているから使うのではなく、他のキャスターが使うのは何故か?ということから考えることが必要です。
私は殆どのキャスターがナイロンラインやフロロラインを使用していた頃からすべてPEに変更してPEの良い部分を堪能して参りました。しかし、この一軒以来、キスの引き釣り以外は、すべてナイロンラインに変更しました。

もう一つのデメリットは、私のようなズボラなキャスターがこの釣法で釣りをされる場合は、釣座を離れた際もできるだけ竿の穂先には神経を集中させておかなければいけないという事です。具体的に申しますと大物が掛かってお魚が走ると、魚種によってはラインエンド(一般的には200メートル)まで持っていくものもあります。(スズキなど)
お魚がラインを引きずり出していることに気づかなければ、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)の場合、釣座に戻ってみるとリールのラインが無くなっていたり、最悪の場合はラインエンドをスプールにきっちりと固定していたりしたものなら、竿とリールごと「海にボッチャンッ!」ということも考えられます。
ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)と言えど、当たりは竿の穂先に明確に出ますので注意して頂けたらと思います。

以上が私の現時点で感じている、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)の実態です。極論をお話しすると、冒頭にもお話したとおり、リールにドラグが有るか無いかだけのお話ですから、キャスターがそんなに熱くなって議論するお話でもないのです。

要は、大(クイックドラグやツインドラグ付のリール)は小(ドラグレスリール)を兼ねることができるので、ドラグの有る方が、釣法をその場のシュチエーションで臨機応変に対応できるということです。
私ならキスの引き釣り等の特殊なシュチエーションを除き、絶対にドラグ付きリールを選択することでしょう。
とにかく、自分の投げ釣りを少しでもエンジョイする為に、自分にできる最良の手法を見出すことも投げ釣りの楽しみの一部であると思います。

どっちが良いなんていう話を熱く議論しているキャスターも時折見かけますが、私から見ればそれはどちらでも良い話で、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)とは、私が現場のシュチエーションを見定めて、一番釣果を望むことのできる一つの選択肢だということです。
特に冬場の住金裏で私が座布団カレイを狙う際は、トーナメントサーフBASIA(ベーシア) 45 QDのドラグをガチガチに閉め込んで攻める私の姿を見かけることができるはずです。(笑)


このように、投げ釣りというカテゴリの中には、ドラグフリー釣法、ドラグレス釣法、先錘釣法、エスカレーター釣法等、様々な釣法があります。対象魚の性質を考慮し、これら多くの選択肢の中からベストな釣法を駆使して攻略する・・・。これが投げ釣りの王道でしょう。



■ 番外編
私が偶々ハマってしまったアオリイカのヤエン釣法・・・。この釣法で使用するタックルが大ギスを狙う際に、最高のツールとなることを発見しました!
ロケーションの条件としては、静かな入り江で小場所であること。実場でいうと対馬の入り江見たいな場所であれば次に紹介するタックルは大きな力となってくれるはずです。
そのタックルとは、ダイワ アオリマチック−夜行 4050です。このリールはもともと鯉を釣ることを想定して開発されたリールなのですが、その特徴としてアオリクラッチなるドラグフリー釣法を行うには最高のアイテムが付加されています。このアオリクラッチをオフにした状態では、ドラグは完全フリーな状態でお魚が餌をくわえて走り出すとほぼノーテンションの状態でラインが放出されます。次に合わせを入れる際、通常のクイックドラグやツインドラグでは、この状態でドラグを閉めないといけないのですが、アオリクラッチはこの操作がいらないのです。(驚)
それではどうやってクラッチをオンにするのかと言えば、ハンドルを正転させるだけなのです。ハンドルを回せば自動的にクラッチがオン(繋がり)になり、当たりが出てから合わせを入れるまでのアクションの中で殆んどタイムラグが出ないのです。モノ的にはちょっとショボイ(実売価格は約\8,000−)ですが、リアドラグも搭載されており、このリールに5号のナイロンラインを巻き、テーパーラインをつけずに15号くらいの誘導天秤を取り付けて使用すると非常に攻撃的なタックルとなることでしょう。。
また、スプールにケミホタルをセットでき、暗い夜中でもお魚が当たった際、スプールが回転して当たりを知らせてくれるのがとても有り難い機構です。
あと、細かな事ですが、ラインが放出される際のドラグの反転音が、絶妙にチューニングされています。ジジッ、ジジーッと鳴るドラグの反転音は貴方のアドレナリンを大量に放出してくれることでしょう。
このような、実際には釣りに関係の無い部分にも心配りが行き渡っているのは、さすがダイワのノウハウの懐の深さだと思います。このような部分が私がの普段言っている「五感」に訴えるという部分なのです。

デメリット的な部分としてはインフィニットストッパーが付いていないのでハンドルの反転側に遊びがあること。ツイストバスターが余り機能していないこと。リールが重いこと。スプールの形状ゆえ、遠投が効かないこと等が挙げられます。

詳細は、要望があれば、当サイト内の【何でもインプレッション】の中でお知らせしようと思います。とにかく、投げ釣り以外のアイテムでも探せば投げ釣りに非常に便利がツールがあるものです。

 
 
 
 


Copyright(c)2007 bee style. All Rights Reserved.