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ダイワ アオリマチック 夜光 4050




ドラグフリー釣法にピッタリ!?
今回の何でもインプレッションは、湾口での大キス釣りにぴったりとフィットするスピニングリール、ダイワ アオリマチック 夜光 4050を紹介したいと思います。その前に私が何故このタックルを投げ釣りに流用できるという判断をしたのか?という経緯を記したいと思います。忘れもしない一昨年(2002年)の6月、そう全日本キス釣り選手権大会で賀田会場にエントリーし、賀田湾の新埋立地に釣行した際、地元の釣り人が私の目前で約2kgのアオリイカを3匹(ハイ)連続で釣り上げたのを目の当たりにしてから、私はヤエン釣法によるアオリイカ釣りにはまっていくことになります。
以前(約10年ほど前)、下請け会社の接待で和歌山県は周参見町の波止でこの釣りをしたことはあったのですが、当時はドラグフリーという釣法が確立されておらず、ドラグレスのスピニングリールのベールを開け、ラインをフリー状態にし、空き缶にラインを2〜3周巻いて当たりがあれば空き缶が倒れて「カランッ」と音が鳴るという非常に古典的な釣法でのチャレンジでありました。しかし、そんなみすぼらしい釣法でも、当時の周参見湾では1kg〜3kgまでの型の良いアオリイカが嫌という程釣れたのを記憶しております。
そんな昔の思い出を回想しながら全キスの翌週には、地元の釣り人が使用していたタックルをすべて購入し、投げ釣りクラブの人間では考えられないアオリイカのヤエン釣法にチャレンジを始めたのでした。この時に購入したのがダイワ アオリマチック 夜光 4050だったのです。このリールの魅力を知ってから私の投げ釣りのスタイルはガラッと変わってしまうことになります。私は日ごろからドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)を駆使して投げ釣りをしていますが、この投げ釣りでは革命的な釣法もアオリクラッチが進化することで、この釣法さえも古典的になってしまうのではないだろうか?という気持ちになったほどです。
今回はこの革新的な投げ釣りツールを徹底的にご紹介したいと思います。さて、ウンチクが長引いたので、本題に入りたいと思います。今回紹介するのは、このアオリイカのヤエン釣法に使用するスピニングリール、ダイワ アオリマチック 夜光 4050です。
このリールの一番の特徴はズバリ!【アオリクラッチ】と言うノーベル賞ものウェポンを搭載しているところです。このアオリクラッチは、クラッチをオフにするとスプールが完全フリーな状態になります。使用方法は超簡単で、従来のスピニングリールのストッパー部分にあるクラッチを手前に引くだけでOKです。
また、有難いことにこのフリー状態のスプールにラインの放出されるテンションを調節できる「スプールフリー調節ダイヤル」なるものが装備されており、狙う対象魚によって針掛かりをより確実にするための調節が出来るようになっています。例えば大ギスを狙う場合は一番軽く、チヌ等を狙う場合は一番重く調節することでお魚の当たりによるラインのバックラッシュや糸がらみ等のトラブルを未然に防いでくれます。お魚の当たりでラインが放出され、次に「合わせ」と言う動作に入るのですが、通常のクイックドラグやツインドラグではここでドラグノブを閉める動作が必要になるのですが、アオリクラッチの場合は、ハンドルを40度ほど正転させるだけでクラッチがオン(繋がる)になるのです。
実際に実釣で時間を計り、当たりがあってからドラグを閉め、合わせを入れてリーリングに入るまでの時間を計測してみたのですが、クイックドラグ(ツインドラグ)の場合は、ドラグノブを閉めてリーリングするまでに約1〜1.5秒かかるのですが、アオリクラッチの場合は、何と0.1〜0.3秒でリーリングの操作に移ることが出来ました!この時間差は、1匹でも多くの大物を取り込むための大きなアドバンテージになると思います。特に餌をくわえてからその場をすぐに移動する魚種を狙う場合には有利になることだと思います。通常のドラグからクイックドラグに変わった時も非常に驚いたものでしたが、アオリクラッチを45ミリロングスプールの投げ専用リールに搭載することで投げ釣りは更に面白くなる可能性を秘めていることを実感いたしました。こんなリールがリリースされないものでしょうか?
また来年の釣展からダイワブースに立ち寄り懇願しなくてはなりませんね。(笑)
この商品のアオリクラッチに関しては、以上のようなインプレッションになります。とにかくアオリクラッチは、将来的に現代の投げ釣りには必要不可欠なツールになることでしょう。次にスプールの反転するクリック音についてですが、ドラグフリー釣法(ツインドラグ釣法)を行う場合、忘れがちですが、釣り人の感性に訴える上で非常に大切なチューニングとなります。(ジーッ、ジーッというクリック音が釣り人のアドレナリン分泌を増加させ、この釣りをより魅力的なものにしているからです。)
このリールは大きなクリック音が鳴りますので、当たりがあったときは、本当に興奮させてくれます。正にドラグフリー釣法の醍醐味と言えるでしょう。次にデメリットを・・・。(しかし、このリールはもともと投げ釣り用に開発されていないのでデメリットというには酷な評価かもしれません。)
 以上をご承知置きの上であえて苦言を申しますと・・・。

@このクラスのリールとしては非常に重い。445グラムあります。磯投げにも使えるトーナメントサーフ BASIA QDでさえ、490グラムです。BASIAより軽いと言え、この大きさで455グラムは重過ぎますね。

Aツイストバスターが余り機能していない。(格安リール:実売価格約8000円では仕方ないのか?)ツイストバスター2が必須でしょう。
Bインフィニットストッパーが付いていない。(絶対に必要です。)リールのクォリティーが異常に低く感じられてしまいます。現代のリールでは必要不可欠な装備であると思います。

C浅溝スプールでないため遠投できない。(投げ専用リールではないので仕方ないか?)トーナメントサーフ BASIA QDのようなスプール形状が必要。このリールをより投げ釣りにベストフィットさせる為には必要不可欠です!

Dハンドルが小さいため大型のクロダイやマダイには不向き。(ポンピングテクニックが必要。)40cmのキビレチヌを取り込むためにわざわざポンピングをしなければなりませんでした。(苦笑)
このリールを磯投げや鯉釣り用に改良した、「スポーツマチック‐Z‐BR」や「エンブレムX-BR iTシリーズ」という商品もリリースされているのですが、6号以上の太糸にしか対応していないスプールや、何と言っても自重が740グラム(スポーツマチック‐Z‐BRの場合)もあるのでロッド、リールを4セット使用する投げ釣りには適しているとは思えません。(リュック入れてポイントに行くだけでも大変です。)最低でもトーナメントサーフ BASIA QDクラスの大きさまでに収めて、自重も500グラムほどに抑えることが必要であると思います。

 話がそれましたが、現時点のアオリマチック 夜光 4050はストレス無く、投げ釣りに流用するということであればそのターゲットは入り江で15号クラスの誘導シンカーで狙うシロギスがベストであると思います。私はテーパーラインすら巻かず、ナイロンラインの5号に15号誘導シンカーを直付けという出で立ちで尺ギスを狙ってい
ます。
 その次に少々のストレスは残るものの使って面白いと思うのは、生き餌(小アジやイワシ)を使った、泳がせ釣り(関西方面では飲ませ釣りという。)です。冒頭でヤエン釣法によるアオリイカ釣りを知ってから、このリールの魅力を知ったというコメントをしましたが、これは、もろに私が得意とするヒラメやマゴチを狙った、泳がせ釣り(飲ませ釣り)に流用できるのです。ひょっとすればこちらの釣りの方が面白いと思われるアングラーの方が多いかもしれません。ただし、このリールはハンドルが小さく、リーリングに少々の負担がかかるので、泳がせ釣り(飲ませ釣り)をする場合は、ポンピングテクニックが必要不可欠になると思います。リールにパワーがない分、アングラーにはロッド操作でターゲットを取り込むスキルが必要です。
 上記以外の魚種をターゲットにする場合も、ターゲットが大型化すればするほど巧みなロッド捌きが必要になりますが、これを克服できると皆さんが今までに体験したことのない魅力を感じとることが出来るはずです。
 最後になりますが、今、私がインプレッションしたのは現状のアオリマチック 夜光 4050モデルに対してのコメントです。私の個人的な要望としては、ダイワが魁として世の中に提案したQD(クイックドラグ)を更に進化させたアオリクラッチをトーナメントサーフ BASIA(ベーシア) QDクラスのリールに搭載した革命的なリールをリリースして頂けることを切に切に望みます。


※当コンテンツに対する苦情は一切お受けすることができませんのであしからず。
※すべては自己責任・自己判断でお願いいたします。

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