★ものづくり日本大賞・特別賞受賞★

テキスト ボックス: 信頼性第一 経験豊富な技能者による確立された技術でのモノづくり

先頭構体は、まず、先端部、屋根、窓枠、側面などのブロック毎に分けて製作され(下記工程ご参照)、完成した各ブロックを溶接で接合します。

1 部材切り出し

標準定型サイズのアルミ板から、シャーリング(せん断)やレーザー切断で部品を切り出します

2 簡易プレスならびに成形加工機による成形

この段階で大まかな曲げを施します

3 ハンドハンマー手作業による微調整

鉄のかたまりの台のうえでハンマー手作業で金属板を叩いて微調整を行います。金属板を骨組にあてがって精度を確認しながら進めます。叩きと確認を何度も繰り返し、骨組にぴたりと合うまで仕上げます。

4 接合(TIG溶接等)と歪の除去

打ち出し成形された複数の板を溶接で接合し、再びハンドハンマーで溶接歪みを取ってブロックができあがります。

テキスト ボックス: ◆60年代前半、製作の大部分が、汎用工具を使った手作業だけでなされていました。 最初期製作品(JR東日本交通博物館保存)
◆今日までの40年の間、技能者の負担軽減とより良いものづくりのため、様々な機械設備、冶具工具が順次導入され、生産の効率化も着実に進められてまいりました。
◆機械と人、各々の特性と得意分野を考慮した作業分担の結果、技能者の腕の見せ所は、機械に不向きであったり精度の確保が難しい領域に限定されています。▼

先頭構体、なかでも新幹線の先頭構体は、年間数十から多ければそれ以上の数が生産される他の車両構体に比べ、とりわけ生産数が少ないことが特徴です。

 

量産を前提にした自動化生産ラインには乗せにくく、また、大掛かりな製造設備や専用金型等を使った製作では採算が取りにくいうえ、同時に、高い信頼性と品質精度の確保が求められるといった理由から、その製作には熟練技能者による成形(手動加工機と手仕事の打ち出しの併用)が最適とされてまいりました。

 

◆その一方で、打ち出し製作できる構体数には、どうしても限りが出てくるため、近年の新幹線の短編成化と増発、それに伴う先頭構体需要の拡大への対応は大きな課題となっておりました(将来を見据えた長期的かつ安定的な量産体制構築が課題でした)。


◆800系新幹線ならびにN700系新幹線に関しては、日立製作所笠戸事業所
殿により開発された専用設備による製造が軌道に乗り、機械加工の領域が一層拡大されております

 

■弊社では、引き続き、機械加工の適用が難しい領域での板金技能のご提供、単品、少量品製作の分野への集中と特化を進めてまいります。

 

 打ち出し板金・まえがき>>

 打ち出し板金のご説明>>

自動化や機械化(ならびに試行)は、様々な団体、企業により進められています。工法の改善によって、技能者はないとできないものづくりの領域や分野」に、より一層集中することができるようになってきました

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車両外板には高い信頼性が求められます。不具合があった場合は、大事故につながりかねないため、作業に際しては、見て、触って、音を聞いて、研ぎ澄まされた感性が総動員されます。

成形加工機を使いこなす匠の技

▲加工機での成形

▲ハンマー手作業による歪み補整

700系

部分ブロック例

WIN350

部分ブロック例 排障機(バンパー)

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