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第13回人間教育実践交流会「西宮フォーラム」体育分科会1998.8.13(木)


  体育科におけるめあて学習と評価について  
  ─ 小学校教師の意識と行動の分析から ─
 
  高槻市立日吉台小学校 
  野田 健司 

この研究レポートは、平成9年度・大阪教育大学大学院教育学研究科修士論文『体育科におけるめあて学習と評価に関する研究 −小学校教師の意識と行動の分析から−』を作成するもとになったものです。吹田市小学校教育研究会体育部ならびに大阪教育大学保健体育科教育学研究室のご協力により、アンケートのデータ分析が終了致しました。感謝いたします。            
なお、今回は、ホームページ用にかなりの図表や内容をカットしてあります。数冊残部がありますので、『アンケート調査によるレポート』の冊子が、ご入り用の方は<DZB05674@nifty.ne.jp>まで、メールを下さい。

はじめに

 この研究レポートは、小学校教師のめあて学習と評価に対する意識と実施状況とを把握し、めあて学習の実施にあたっての課題と効果的な学習評価のあり方を明らかにすることを目的とした調査研究レポートである。

◎研究方法
 吹田市内の小学校37校に所属する教職員(校長・教頭を含む)988名(小学校教育研究会所属)の内、給食の栄養士や事務職の主事などを除いた886名を母集団とした。事前調査により、普段から体育を研究している教師と他の教師の間に意識と行動の差がうかがわれた。そこで、小学校教育研究会体育部に所属する教師123名と体育部以外に所属する教師166名(7校)を標本調査対象として任意に抽出し、質問紙調査法による調査をおこなった。

調査対象  : 吹田市の小学校37校の教師
調査期間  : 平成9年11月1日〜11月30日
総配布数  : 289枚
有効回答率 : 73.4%(体育部<108名>・体育部以外<104名>)
分析方法  : 単純集計からクロス集計後、χ2検定
調査内容  : 1. 小学校での教科観 
        2. 体育の目標・体育観 
        3. めあて学習 
        4. 評価

 数値の処理は、パーソナルコンピューター(Apple・PB2400C/180&Performa5320)で、統計的方法(SAS〈Statistic Analize System〉)を使用した。

◎研究のまとめ
 次のような傾向を分析することになった。


(1)めあて学習はあまり広まっていない。

(2)評価の重要性の考え方は広まっているが、その考えに基づいた評価活動はあまり行われていない。

 以上のことが明らかになり、(1)(2)を解決する方向として、次の方法の大切さ、大事さが浮き彫りになった。


(1)めあて学習は具体的な内容や方法がわからなくて、一般に広まりにくい場合が多い。広めて行くには、日常的に体育の研究をしている教師が自分の勤務校で研究授業や公開授業をすることが大切である。
(2)具体的で評価がしやすい方法(学習カードによる振り返り記述法など)を研究する必要がある。特に、自己評価による形成的評価を取り入れることが重要である。授業展開のどの場面でするのか、何を使用しどのようにするのかなど、検討を要する内容が多いが、ねらいやめあてに沿った評価基準を重視し、その評価を教師は自分へもフィードバックして、次の授業に生かすことが大事である。
  

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