1,カード作成にあたって
中学年の子ども達に楽しくハンドベースボールを行わせるための学習カードを次の四つの観点から考えてみた。
| (1)カードを記入することにより、チームの話し合いや作戦が立てられる。 |
| (2)個人のめあてだけでなく、チームのめあても簡単に記入できる。 |
| (3)一時間の授業の中で、個人の伸びが感じられる。 |
| (4)結果を記入後、反省(ルールの変更など)を次時の授業に生かせる。 |
2,カードの使い方
| 1,朝の会などを使い、各チームが授業前に作戦会議を開く。カードは各チーム授業1時間に付き1枚。 |
| 2,作戦会議では、今日のめあて・打順・守備位置などについて話し合い、チームで記入する。 |
| 3,自分のゲームのめあてをチームメイトと相談しながら考察し、攻撃・守り・態度の各項目から選んで各自が色をぬる。 |
| 4,授業では、カードを見ながら相手チームとゲームをする。 |
| 5,授業の最後に、その日一番頑張っていた人をチームごとに選び、全員で拍手する。カードには花丸をつける。 |
| 6,授業後、結果・感想・ルールの変更・めあての評価(右側に)などを記入し、チームごとに綴じる。 |
3,カードの実践について
今回、3年生でこのカードを活用して実践した。
ボールにさわる回数を多くする事を考えて(小さなボールに子ども達が慣れていないため)、毎回<30秒キャッチボール>を取り入れた。
3年生にとって野球型のスポーツは初めてなので、ダイヤモンドベースにせず、三角ベースにした。
運動量の確保も考え、<ならびっこベースボール>や<みんなで走ろうベースボール><満塁ベースボール>とゲームを変化させていった。最後には、1回の表・裏が打者一巡で交代、2回からはワンアウトで交代というルールに落ち着いた。
ベース上の交錯プレーを少なくするために、攻守でベースの大きさを変えた。(攻撃側ベー スは、通常のベース。守備側は半円を描き大きくした。)
ボールは、最初玉入れの玉を使い、その後、市販のハンドベースボールよりも一回り大きいノーパンクボールを使用した。
打つ方は、ラケットやビニールバットなど数種のものを使用してみたが、テニスラケットの柄を持ちやすいように短く切ったものが一番使いやすかったようだ。
☆拡大してB4サイズで使用。
*参考文献
『体育授業づくり全発問・全指示(7)ゲーム』明治図書.
『法則化楽しい体育の指導技術小学3年』明治図書.
『体育科の学習・評価カード(3年)』小学館.