これから福祉施設などへ実習に行く人へ

このページは、本来なら作る予定のないページでした。しかし私が現場に立って感じたこと・・・それは、実習生の「質」。
私の施設に来る実習生は、教員免許を取得する為の福祉施設実習・・・いわゆる「介護等体験」の学生です。ですから福祉のことを知らなくても仕方がない、といえば仕方がありません。しかし、いくら「仕方ない」とはいえ、いくら「学生」とはいえ、最低限のマナーなどは持って頂きたいものです。

そこでこのページでは、福祉関係に進む人も、介護体験のために行く人も、これらか「福祉施設」と呼ばれるところで実習に行く人に対して、最低限持ってもらいたい「心構え」を書いていきたいと思います。はっきり言って、こんなことまで書かなくても・・・と自分では思うのですが、現実として実習を見ていて「オイオイ・・・マジかよ・・・」と感じてしまうことが多々ありましたので、ここではそれをあえて書かせていただきます。

1.実習に行く前に
まず・・・当然のことですが、実習先のことについては必ず調べてください。実習先に行って「ここは何をするとこですか?」なんて聞くのは、実習生として論外です。自分がどんなところへ実習に行くのかを調べておくのは、実習生として当然のことです。今は情報が発達していて、色んなことも簡単に調べられる時代です。実習先の概要を調べることは、決して難しくないことです。別にその施設でどんなことをやっているのか・・・ということを調べる必要はありません。その施設はどういうことをやっているのか・・・例えば特別養護老人ホームとはどんな人が生活をして、どんなことを目的に運営されているのか・・・などを、知的障害者授産施設であれば何を目的に設置されているのか・・・などということです。

学校や施設によっては事前に施設へ電話などで連絡をし、実習を受けるにあたっての事前確認をするところもあります。しかし事前確認をするときも、電話する時間やタイミングなどもちゃんと考えて行いましょう。一般的に始業前や昼食時は職員間の打ち合わせ等で忙しい時間が多く、電話をするのはあまり良いタイミングではありません。ですからなるべく実習先の都合を考えて電話をするようにしましょう。ちなみに、比較的余裕の持てる時間帯として午前であれば10時半から11時半ごろ、午後であれば2時ごろから3時ごろが良いかもしれません。ただしこの時間帯に電話をしても担当者が不在であったり、取り込み中であることも予想されます。その時はまた改めて電話をかけなおすことになりますが、その際に何時ごろなら都合が良いかを確認しておくことがよいかも知れません。あくまでも「相手の都合」に合わせて電話するのが実習生としての当然の姿勢です。「バイトがあるから電話が出来ません・・・」なんているのは、話になりません。実習は「施設の都合」で受けているものであり、実習生の都合で施設は動きません。
現場実習や介護体験は「実習をさせていただいている」のであって、「実習をしに行く」のではありません

さらに、時間が許せば、施設側の都合がよければ、事前に実習先に見学に行くのも良いかもしれません。実習前に見学をすることによってその施設がどんなことをしているのか、施設の雰囲気はどんな感じなのかを直接感じることができます。このことは事前学習として大変有効ですし、実習に対する意欲の現われにもなりますので、時間があればぜひ見学をすることをお勧めします。

2.実習中は
実習中ですが・・・まず、遅刻は絶対にしないことです。これは学生であろうと、当然のことです。学生気分で実習に行く人がいると思いますが、その考えは大きな間違えです。個人的には無断で遅刻した時点で「実習中止」になるべき、と考えていますが・・・ただ現実的ではありませんね。しかしながら、実習態度や実習意欲などの点で大きなマイナス評価になることはいうまでもありません。また介護等体験の場合は体験の証明書の発給が停止されることも十分に考えられます。第一、遅刻すること自体が社会人としてあるまじき行為です。先日も5日間の実習期間中、4日間遅刻をしてきた学生がいました。もしこれが普通の会社などであれば、クビになってもおかしくないことです。もう少し、自覚を持って欲しいものです。

「実習生としての心構え」として色々と書いていますが、実習中の「態度」はそのまま「心構え」と直結しています。細かいことを言えば実習中の行動や言動など1つ1つが「心構え」として見ることができます。例えば椅子の座り方1つをとっても、キチンと座っている人を見れば「この学生はしっかりしているな」と思えますし、逆にダラッと座っていたり足を組んでいたりすれば「コイツやる気がないなぁ」と感じ取れます。また私が見た介護体験の実習生の一人に、食事のときに足を組みながら食べていた学生がいました。ハッキリ言って、こんな奴が教員になれるわけがない、と感じました。人に指導する立場の人間が、自分のことすらきちんとできないくせに教えることなんかできるはずがない、と考えています。私はまだ現場経験が浅いですが、それでも「自らを律するべき」と言うことは実習生に伝えています。これらの行動は、自らを常に律していくことによって養われていくものであり、律しなければ落ちていくだけのことです。

3.実習後は
実習が終われば、評価を受けて実習先との関係は基本的に終了となります。ですからその後のことについて多くを語ることはありません。しかし「感謝の意」を持つのであれば、実習終了後に「お礼」の手紙などを書くと印象が大変良くなると思います。また実習が終了した後も、同じ施設に同じ学校の学生が実習へ行くことも当然にあることです。あなたの実習の態度次第で、あなたの後に実習へ行く人に対する印象も大きく変化します。悪い印象をもたれてしまえばその後に行く人も悪い印象から始まってしまいます。実習はあなただけで終わるものではなく、その後に行く人にも影響を与えますので、そのことをよく考えて行動をしてください。

とまぁ、今思いついた範囲で書いてみました。ですが私の施設ではこの先、まだまだたくさんの現場実習生や介護等体験の学生がやってきます。ですからその度にまた感じることや思うことがあると思いますので、またその都度追記していきたいと思います。

 

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