糸のお話 page 10

知っていそうで知らないことが多い糸についてあれこれ
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「シルクのお話 2」

シルクの中でも生糸と言われているのは、
家の中で飼われている蚕の種類(家蚕)で、
その中でも長い糸のまま何本か引き揃えて糸にしたのが生糸です。
その生糸を取った残りの繭で糸にした
リサイクル糸の紹介を今回はしたいと思います。
うまく長繊維(フィラメント糸)の生糸が取れなかった繭や
取った残りの繭くずを原料に、
短くカットしてから紡績の機械にかけて
短繊維(スパン糸)を作ります。
シルクの紡績した短繊維は、大きく分けて次の3つになります。
1、絹紡糸(ケンボウシ)
シルクの短繊維の中でも一番最初に作る糸で、
光沢と生糸には無いしなやかな風合いがあり
織物だけでなくニットなどにも利用されています。
アヴリルではその中でも使いやすい番手の
2/60(30m/1g)の染糸と
2/20・2/40・2/120の生成と黒を用意しています。
他にも絹紡糸を使ってループやブークレなど
ファンシーヤーンに撚った糸も有ります。
2、特絹糸(トッケンシ)
基本的には絹紡糸と同じなのですが少し荒削りに作った糸で
自然なスラブとこなれきれないシルクが
ネップ状にのこっているナチュラルな表情が特徴です。
アヴリルでは単糸に絣をつけたH9915手絣や
双糸にして草木染にしたH4008
ブークレにして草木染にしたH9248などが有ります。
それぞれ生成もありますので染色を始められるには扱いやすい糸です。
3。絹紡紬糸(ケンボウチュウシ)
絹紡糸を作る時に出る繊維長の短い落ち綿を主な原料にして糸にした、
ウールで言えば紡毛糸の様な糸です。
シルクの光沢はあまり無く見た目にはコットンに似ているのですが、
軽くてオールシーズン使えると言う点では、
最も衣料に適しているように思われます。
H7970紬糸はその代表的な糸です。
その他にも平巻糸・練巻糸・まわた糸・モール・組みひも・織りテープなど
色々な表情の意匠糸も有ります。
今回は家蚕を原料にした糸についてお話しましたが、
次回は野蚕の代表的な種類を紹介したいとおもいます。
 AVRIL 福井  

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