トルンカの絵本も買ったし、ノルシュテインの絵本も買ったし、チェコの次はロシアか!ちょうど想いを馳せてると、うまい具合にこういう 上映会があります。ということは、私もうまい具合にメディアに流されてるということなのでしょう。そして来る次回はベルギー。それは また別の週で。
9プログラム中、私が見たのは5プログラム。恵比須のここでやるアニメ祭は、以前のときもそうだけど 日本アニメーション協会とかが関連していて、もうアニメ大好きモード、今回のフェスティバルがうれしくて しかたない、という雰囲気で進められる。こちらとしてはいつもなにかしら豪華なトークショーがあるのがうれしい。
私が見た中で特におもしろかったのは『中国っ子の冒険』で、それというのもこれがあからさまに共産主義プロパガンダ映画だから。黄色人種の中国人は、アメリカに行って「なんで顔がそんなに汚れてるんだ」と言われ、最後に彼らを 受け入れてくれたのはソ連の共産少年団員たち。あれを見ればスラブ民族に導かれたいと思うはず。
『新ガリヴァー』は繊細すぎるちまちました動作とその莫大な個数に感動。実写とアニメの融合の秘密を想うと気が遠くなる。
▽▽▽見たもの▽▽▽
■ヴワディスワフ・スタレ−ヴィチ 『カメラマンの復讐』(12) 『アリとキリギリス』(13) 『ベルギーの百合』(15) 『イワンのこうま』(47)イワン・イワノフ=ワノー 『新ガリヴァ−』(36)アレクサンドル・プトゥシコ 『ソビエトのおもちゃ』(24)ジガ・ヴェルトフ 『惑星間革命』(24)ゼノン・コミッサレンコ、ユーリー・メルクーロフ、ニコライ・ホダターエフ 『スケート』(27)ユーリー・ジェリャ−ブシスキー 『中国っ子の冒険』(28)M・V・ベンデルスカヤ、S・A・ベンデルスキー 『郵便』(29)ミハエル・ツェハノフスキー 『おろかな子ネズミ』(40)ミハイル・ツェハノフスキー 『にぎやかな航海』(37)ウラジーミル・ステーエフ 『イワシコとバーバ・ヤガ−』(38)ワレンチナ・ブルムベルグ、ジナイーダ・ブルムベルグ 『船乗りシンドバット』(44)ワレンチナ・ブルムベルグ、ジナイーダ・ブルムベルグ
ソ連崩壊後、ロシアの映画界はつまらなくなっていくのではないかという危惧があります。「ロシアでいま、映画はどうなっているのか?」(パンドラ)を読むと、国家の助成金を減らされた今、資金集めに困難を極めている映画人たちの現状がうががえます。資本主義におどらされないでいてほしいものです。まったくつまらない時代だ。今後のロシア映画がどう変化していくのか、ともあれソクーロフの新作『モレク神』を待つことにしましょう。